具体的な株の買いポイントはこの瞬間(グランビルA)
株の初心者でも簡単に上がる瞬間を狙える!
グランビルの法則でA、B、C、Dの4種類の買いポイントを紹介しました。
理屈は分かるけども具体的にどこで買えば良いのか?
どういう状態の時にいつ買えば良いのか?
実際に銘柄を選ぶとなるとなかなか難しいのが実情だと思います。
今回はグランビルAのポイントの詳細をお話しします。
意外とシンプルで分かりやすいので、ちょっとしたコツを理解できれば誰でもマスター出来るのがこのパターンです。
株価が移動平均線を抜けた瞬間に買う
グランビルのAポイントの定義を確認しましょう。
A:移動平均線が下降後、横ばいになるか上昇しつつある局面で、株価が移動平均線を上に突き抜ける。
株価が大底圏から反発し上昇トレンドに転じるタイミングが狙えるポイントです。
上図の株価チャートをご覧ください。
移動平均線は75日移動平均線(緑)を表示させています。
赤い矢印が移動平均線を抜けた瞬間の「買いポイント」を示しています。
チャートの左半分の移動平均線が下向きの時はまだ下降トレンドです。
株価は移動平均線に近づく気配はあるものの下落を続けています。
下降相場では株価は少し戻してもさらに下落を続けていきます。
この時の移動平均線はまだ角度がついて下を向いています。
同時に株価の下げにもまだ角度がついています。
さて、赤い矢印手前辺りから株価の下落は小さくなり僅かながら角度が緩くなり、ろうそく足が移動平均線に接近してきました。
移動平均線の角度もやや緩くなっています。
移動平均線の角度が緩くなった理由は、株価が1か月ほど上昇を続けたことで日々の平均値の差分が小さくなったからです。
この時点で抜けるであろうとの見込みで買うのはご法度です。
理由は移動平均線が抵抗として機能した場合に跳ね返される可能性があるからです。
移動平均線の下の位置では絶対に手を出してはいけません。
個人投資家は少しでも安い価格で買おうとして移動平均線の下で手を出しがちです。
これは絶対にやめた方が良いです。
そして、矢印の日に株価は跳ね返されることなく無事に移動平均線を抜けました。
「供給 < 需要」となった瞬間です。
この瞬間がグランビルの法則のAポイントです。
グランビルの法則の復習はこちらでご確認ください。
株は上がる瞬間を見届けてから買う
翌日には買いが殺到して大きな陽線が立ちました。
その後、株価は移動平均線から離れるように動くという原理どおり上昇し、移動平均線は徐々に上向きになる上昇トレンドに突入していきました。
この抜けた状態で初めて大きな資金がマーケットに流入してきます。
「供給 < 需要」が成立した瞬間にそれぞれも思惑マネーが動くのです。
ここにはコンピュータのシステム売買が大きく関わっていますが、このお話はいずれしていきましょう。
このようのグランビルのAのポイントは、下降トレンドで下げきったであろう大底圏から上昇トレンドに転じる瞬間を狙うことが出来るポイントです。
抵抗になっていた移動平均線を抜けてから買えばリスクが小さく大きな値上がり幅を狙えるので、非常に効率的な買い方と言えます。
株は上がる瞬間に買う!
これが鉄則です。
移動平均線を抜けた瞬間に大きく反応したAのポイントのサンプルチャートを以下に添付します。
全ての銘柄がこのように反応するわけではありませんが事例として非常に分かり易いです。
移動平均線を抜ける直前の株価の動きに注目
株価が横ばいに推移しているこの期間に株を買った人からすると、移動平均線を抜けて少しぐらい上昇したとしてもほぼ利益が出ていません。
そのため利益確定のために売られ難い状況となります。
これは供給が少ないことを意味します。
株価が抜けた瞬間に流入する資金の勢いを邪魔することがないので素直に上がりやすいのです。
この「移動平均線を抜ける直前の株価は概ね横ばい傾向」であること、これが非常に重要な着目点です。
さて、ここでもう一つ着目点があります。
移動平均線を抜ける際の株価の動きです。
上記のどのチャートを見ても移動平均線を抜ける直前の株価は概ね横ばい傾向にあることが分かると思います。
株価が横ばいに推移しているこの期間に株を買った人からすると利益がほぼ出ていない状況です。
そのため、移動平均線を抜けて少しぐらい上昇したとしてもほぼ利益は乗っていません。
つまり、供給量が少なく売られ難い状態にあることを意味します。
株価が抜けた瞬間に流入する資金の勢いを邪魔することがないので素直に上がりやすいのです。
この「移動平均線を抜ける直前の株価は概ね横ばい傾向」であること、これは非常に重要な着目点です。
供給が極力少ない状態での需給の高まり、それがグランビルのAポイントであればその威力は大きいのです。
他の各ポイントの詳細は以下のページで確認してください。
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