アイランドリバーサルを形成して反落(2024年7月23日)
<2024年7月23日、追記>(9:00)
※ 当ブログは、日々の動きを下記7月12日の投稿をベースに、下から時系列に書き積んでいます。
下の投稿から順に読んでもらえると分かりやすいです。
・2024年7月23日、ザラ場の日経平均株価の日足チャートです。
先週、昨日と大きく下げた後、本日はやや上から始まっています。
25MAの傾きはまだ上向きなのでトレンドは継続しています。
目先、25MAが抵抗になるものの、抜き返して来たら上昇トレンドは継続となります。
揉み合って25MAが横ばいになってしまうと、まだ押す可能性があります。
<2024年7月21日、追記>(11:00)
※ 当ブログは、日々の動きを下記7月12日の投稿をベースに、下から時系列に書き積んでいます。
下の投稿から順に読んでもらえると分かりやすいです。
・2024年7月19日、日経平均株価の日足チャートです。
日経平均株価は7月11日のローソク足がキーリバーサルデーとなり、相場は反落に転じました。
(詳細は下記7月12日の投稿参照)
6月後半からの上昇によって上向きであった25MAは横ばいになってきたので、短期トレンドが終わる兆しが感じられます。
・ここまでの動きをボラティティの観点から見ると、ボリンジャーバンドは6月に入り収束が進んできました。
過去1年間でも最も収束していて、下旬にかけてさらに収束してきていました。
ボリンジャーバンドの収束は近くボラティリティを伴って大きく動く兆候なので、結果、5月高値の抵抗とBB+σ抜けで大きな動きになりました。
現在は既に±2σが収束方向に向かっています。
・また、キーリバーサルデーとなった7月11日の高値は対25MAの乖離が7%に達したことで、テクニカル的に高値をつけました。
(詳細は下記7月12日の投稿参照)
対200MAの乖離20%という見方もありますが、ブレを排除して短期的な観点では対25MAからの乖離率が精度が高いです。
・現在株価は押しのメドになると想定された25MAを割り込んできました。
これにより下値は75MA、もしくは200MAまで押すと考えられます。
20日朝に引けた日経225先物は19日引け値と比較して、さらに450円ほど下げていますので、週明けの日経平均株価は窓を空けて下からのスタートになります。
75MAに近接する水準なので注目です。
・また、近くこの反落のリバウンドが起きます。
その兆しは日経225先物の分足で確認できますので、そこにも注目です。
日経225先物の分足は6営業日に渡ってサポートラインが綺麗に効いていることが分かります。
このラインは活きています。
いずれ下値はサポートライン未達となり、次第に安値を切り上げ始めます。
ハイアーチャネルラインを上抜けると、直近高値を抵抗とするフラットフォーメーションに移行しますので、その上値抵抗を抜けるとリバウンドが始まります。
この辺りを日経225先物の分足で確認しながら、日経平均株価の日足を見ていくことになります。
・今後の見通しとしては2か月~3か月程度揉み合う展開になりそうです。
株価は上下しながら200MAまで押す動きになります。
正確には株価が横ばいに推移するだけで、上向きの200MAは自ら株価に接近してきます。
そうなると75MAは明確に下向きになり、200MAに対して収束していきます。
複数線分析の押し目となるわけですが、このタイミングで株価が上抜ければ年末に向けて上昇トレンド再開、下に割り込めば長期トレンドを示唆する200MAが横ばいになり75MAがデットクロスするので、値幅を伴った大きな下落なる可能性があります。
また目先にリバウンドがあった場合、ヘッドアンドショルダーズトップが形成されるかどうかにも注目です。
高値メドに到達した警戒感の中でファンダに崩される(2024年7月12日)(14:15)
・2024年7月12日、ザラ場の日経平均株価の日足チャートです。
3月22日のバブル以降の最高値41,087円を抜けて株価は上昇しています。
これにより短期トレンドを示唆する25MAの傾きは大きくなり強いトレンドが出ています。
目先、25MAをサポートにしながら上昇を続けるものと思われます。
・そして本日は上昇が一服して下げていますが、ここで注目するポイントはローソク足です。
昨日窓を空けて上昇、本日は窓を空けて下落です。
これによりアイランドリバーサルが形成されています。
週明けのローソク足を確認しないとまだ判断できませんが、昨日のローソク足がキーリバーサルデーとなる可能性があります。
そうなれば一旦相場の流れが変わり、目先は押す動きになるかもしれません。
・さて、昨日の株価が目先の高値となった理由ですが、日経平均株価特有の乖離が大きく影響しています。
昨日の高値は対25MAとの乖離が7%に達しています。
詳しくは割愛しますが、
テクニカル的に高値警戒感が高まり売りに傾きやすくなっていた状況において下に走ったということです。
たまたま、円高と言うファンダメンタル的要因によって下げが加速したいう見解になります。
加えてシステムが売りを加速させました。
テクニカルはファンダメンタルに対して先行しますので、売り行動を取るならば昨日でした。
下げを見て今日確定売りをした場合と比較すると売買ポイントにかなりの差があったことが分かります。
当然のことながら、昨日のような乖離7%の状況から買い向かうのは、ファンダメンタル的にどうあれテクニカルの観点からは論外であることは言うまでもありません。
但し25MAは上向きで上昇トレンドは継続していますから、週明け以降も株価は7%や8%に沿って上値を切り上げる可能性も十分あります。
この辺りは慎重に見ていく必要がありますが、それでも息は長くありません。
ちなみに、アイランドリバーサルを形成した際の上昇側の窓は、多くの場合は飛びつき買い、もしくは空売りの買戻し(つまり損切り)で、「素人空」と言います。
一方で下降側の窓は、テクニカル的なポイントで売られたことによる「テクニカル空」と言います。
素人空はすぐに埋まりますがテクニカル空は埋まり難いのが特徴です。
それが相場の崩れに繋がります。
更に下げるようであれば、目先は25MAをサポートにしながら押す展開が想定されます。
今夜と15日祝日の日経225先物の動きに注目です。
・一方で買い持ちが売られたことにより、その資金はグロース市場に流入し始める兆しが見られます。
大型から小型へ、小型から大型へのいつもの資金循環の動きです。
グロース市場の200MA「初動銘柄」の反応が良くなってきています。中長期目線での望みたいところです。
プライムは様子を見ながらしかるべき200MAの「押し目」を狙いたいところです。
なお、下落途中で値ごろ感から買うことは単なるナンピンでありご法度です。
それは「押し目買い」ではありませんのでその点は注意が必要です。
・続きは後ほど追記。。。