【重要】グランビルの法則Aパターンのまとめ

グランビルの法則Aパターンの3つの要件

移動平均線を使ったテクニカル分析の中でもグランビルの法則はトレードの原理原則です。
買いポイントにはA、B、C、Dの4つのポイントがあります。

ここまでAパターンを中心に説明してきましたが簡単にまとめてみます。

まず、グランビルのAポイントの定義は、
移動平均線が下降後、横ばいになるか上昇しつつある局面で、株価が移動平均線を上に突き抜ける。

具体的な買いポイントの要件は以下になります。

  1. 移動平均線の状態は下向きで角度が緩い、もしくは横ばいの状態。
  2. 抜ける直前の株価は横ばいに推移している状態。
  3. 意識されている移動平均線を活用すること。

実際のチャートで確認をしてみます。
下図の株価チャートは75日移動平均線を抜けてAポイントとして素直に反応したサンプル銘柄です。
赤丸が買いポイントです。

3つの要件に照らして確認してみます。

1.移動平均線の状態は下向きで角度が緩い、もしくは横ばいの状態。

どの銘柄も75日移動平均線の角度は下向きながらもその角度は緩やかな状態です。
これは2つ目の要件と密接に関係しています。

2.抜ける直前の株価は横ばいに推移している状態。

移動平均線が緩やかということは株価的には下落が収まりほぼ横ばいに推移していることを表現しています。
株価が横ばいになると「平均値の差分が小さくなる」ということなので、移動平均線が横ばいになります。

もちろん株価は日々動きますから個々のろうそく足としては陽線陰線が混在し細かく動いていますが、平均値としての差分は小さい状態です。

このことは将来的に移動平均線の向きを予測する上で重要となりますから、移動平均線の算出方法と合わせて理解しておいてください。
(移動平均線の算出方法は「株の値動きの特性と株価の方向性」で確認してください)

言い換えると下落してきた株価は下げ止まりの兆候を見せている、つまり「底状態」かもしれないということです。
この状態から株価の反発を狙うのがAポイントの特徴です。

 

とにかく意識されている移動平均線を見抜く!

そして3つ目の要件がトレード・テクニックとして非常に重要です。
3.意識されている移動平均線を活用すること

上記のサンプル銘柄のチャートの赤丸は75日移動平均線抜けで反応したポイントを示しています。

着目して欲しいのは、その手前の青丸の箇所です。

株価は75日移動平均線を抵抗として見事に跳ね返されています。
この現象はこの銘柄の参加者が75日移動平均線を「意識していた」という事実を表しています。

抵抗として意識された移動平均線を抜けるということは、「供給 < 需要」となりそのチャートは強いと判断します。

何故このような「意識される」という観点を重要視するかという理由ですが、グランビルの法則でグランビル氏は移動平均線の種類を具体的に提唱していません。

トレーダーからするとグランビルの法則をトレード理論としていくら理解したとしても、何日の移動平均線を使用したら良いのか判断できなければ手出しできません。
25日なのか75日なのか、あるいは200日移動平均線なのか?!

この結論を導き出す為に株価チャートをしっかりと観て「意識されている移動平均線」を見極めるのです。

意識されていない移動平均線を独りよがりの思惑で使っても他の参加者がついてこなければ何の意味もない失敗トレードに終わってしまいます。

トレードは大きな資金の流れ(需要と供給)を捉え、その流れに追随して利益を確保する投機です。
多くの人が、あるいは大きな資金が狙うポイントを見抜いて仕掛けることが最も重要です。

その見抜き方の一つのヒントが抵抗として機能している移動平均線を探すことなのです。

 

次に200日移動平均線が意識されているサンプルチャートを見てみます。

同様に赤丸が200日移動平均線を抜けた買いポイントです。
手前の青丸で抵抗としての機能がしっかりと働いています。

この2つの銘柄は200日移動平均線が意識されていたことになります。
そして抜けた後には上昇しています。

このようにどの移動平均線が参加者から意識されているのかを個々の銘柄のチャートから見極めることが重要です。
決して一律ではなく個々の銘柄によって、また時期によっても変化します。

しかし、株価の動きをよく見ると2つ目の要件である「抜ける直前の株価は横ばいに推移している状態」に該当していないことに気づきます。

ここに移動平均線の期間の特徴が影響してきます。

移動平均線の期間が短いものは主に短期トレーダーが使用します。
200日移動平均線のように期間が長いものは長期トレーダー、トレーダーと言うよりは「投資家」が使用します。

ですので移動平均線の期間が短ければ短いほど短期目線のトレーダーが利益確定をしやすくなるので、株価が横ばいという観点が重視されます。
逆に期間が長い場合は長期的資金の流入が期待できますので、多少の上昇では売られるリスクが低くなりますので要件度合いは緩和されます。

この辺りのウェート感も観点として考慮しておいてください。

 

意識されている移動平均線が無ければ見送る

上記のサンプルチャートのように移動平均線が抵抗として綺麗に意識されている銘柄ばかりとは限りません。

移動平均線の意識され具合が微妙でどれを基準にトレードしたら良いのか判断がつかないことも多いと思います。

例えば、意識されることなく移動平均線をまたいで頻繁に上下した動きをする場合は完全にNGと判断できますが、狙うAポイントの手前で一旦は移動平均線抜けたにもかかわらずダマシになっていたりするような場合です。
このような場合は安全を確保するために見送りましょう。
あるいはトレード対象としての優先度を下げることです。

無用なリスクは極力回避する!

ダマシになって損をするかもしれないリスクを取るくらいなら見送って、もっと良いチャートを探す方が得策です

株はギャンブルではありませんから丁半博打的に挑むのではなく、確信が持てる可能性の高いチャートで勝負しましょう!

 

初心者にも分かりやすいグランビルの法則Aパターン

Aパターンの狙い方は大体理解出来たでしょうか?

需要と供給のパワーが拮抗しやすいのが移動平均線付近です。
供給(売られる)パワーを跳ね返して抜ける需要(買われる)パワーの勢いに乗っていきます。

ここまで基本レベルで説明をしてきました。
更に精度を高めるための細かなトレード・テクニックについては、今後様々なアングルからケーススタディなどを通して説明していきます。

  • 銘柄の探し方
  • 隠れた支持抵抗の見抜き方
  • 具体的な買い値段の決め方と買い注文の入れ方
  • 利益確定と失敗した場合の損切りの仕方 ・・・など

そして最終的には最もパワフルなAパターンの見極め方まで説明していきます。

このパターンは株が初めての方でも3つの要件をマスターして株価チャートさえしっかり見れば比較的分かりやすく勝ちやすいパターンです。

是非、マスターしてください!

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