長期的上昇トレンドへ転換の兆候(2019年4月22日)

<2019年4月26日、追記>

4月26日の日経平均株価の引け後の日足チャートです。

短期トレンドラインは割り込んだものの、水平安値支持線はキープしています。

 

<2019年4月25日、ザラ場追記>

ザラ場で小動きが続いています。

10連休を前に依然として小動きが続いていますが、4月15日にGUして9本のろうそく足が、離れ小島状態になっています。

本日のザラ場チャートではありますが、寄付き後に短期のトレンドラインを安値が僅かに突っつきました。
(瞬時に切り返しましたが)

短期のトレンドラインを前提にして、チャートを崩さないためには、明日は高値を更新して新たなトレンドラインを出現させるか、明日の安値をトレンドライン上に留め置く必要があります。

また、この9本のろうそく足を小さなフラットとして見ると、18日安値が水平下値傾向線となるので、ここで耐えさせる必要があります。

もし、10連休明けにGDして、4月9日高値の21,900円を下回った場合、アイランドリバーサルが形成されて相場が転換する可能性があります。

加えて、12月末安値を起点とするトレンドラインも割り込むと、相場が転換する可能性が高まります。

逆に上昇すると、短期トレンドラインの上値抵抗線が、目先の高値メドになります。

 

<2019年4月24日、追記>

4月24日引け後の日足チャートです。

本日は寄付きからGUして4月17日の高値を更新したものの、後場の急落により終値は大きく下げて引けました。

TOPIXも大きく下げており、全体的に売りが広がった感じです。
(ファーストリティリングは上昇です)

 

<2019年4月23日、追記>

4月23日引け後の日足チャートです。

本日も小動きで同じ価格帯に停滞しています。

・以下は、日経平均株価の月足チャートです。

超長期の60か月移動平均線は、2013年に上昇に転じた以降、現在もその上昇トレンドは継続しています。

現在、上昇中の24か月移動平均線に対して、12か月移動平均線が収束してきています。

今月の足で株価が12か月移動平均線を上抜けたことにより、移動平均線と株価の分位別株価で「上昇トレンド」と定義される位置関係になっています。

月足チャート的には、12か月と24か月の移動平均線がこれから発散していくと、グランビルの法則の2つ目に該当する「押し目」の状態になります。

・以下は、日経平均株価の週足チャートです。

2018年後半に下向きに転じた52週移動平均線は、下降から横ばいになってきました。(先端は下向きですが)

26週移動平均線は上向きに転じ始め、強い角度で上昇してきた13週移動平均線と、ミニミニ・ゴールデンクロスが成立しています。

13週移動平均線は26週移動平均線に対して発散し始めており、グランビルの法則の1つ目に該当する「初動」の状態です。

現在の相場は、株価が日足、週足、月足ともに、9本の移動平均線の上に位置している「上昇トレンド」にあります。

この局面を上目線で見ると、株価が4月17日高値を更新してくると、

① まずは「踏み上げ相場」が到来し、

② その後に「実需の買い」が追いかけてくる相場になると予測されます。

 

200日移動平均線が上向きに転じる兆候

4月22日引け後の日経平均株価の日足チャートです。

先週、GUして22,000円を超えてきた株価は、本日も目立った動きもなく小動きに推移しています。

現在の概況として、長期のトレンドを示す200日移動平均線は、緩やかな下向きから横ばいになってきました。

200日移動平均線の価格は、本日は21,880.51円です。

前営業日である19日は21,880.78円でしたので、その差は僅か0.27円で、ほぼ横ばいです。

200日前の応当日は2018年6月28日で、応答水準22,270.39円なので、今の価格帯を明日以降もキープすれば、200日移動平均線は上昇に転じます

そうなると、下向き始めた2018年10月中旬から、6か月ぶりの反転となります。
これは、長期的な上昇トレンドに転じる兆候です。

・中期的なトレンドを示す75日移動平均線は、大きな角度で上昇しています。

75日移動平均線の応当日は1月初旬で、その応答水準は20,000円付近ですから、ここ数日は大きな角度の上昇が続きます。

今の価格帯で株価が推移する限り、向こう1か月間の応答水準は21,000円以下なので、75日移動平均線は今のまま上昇を続けることになります。

そして、株価が今の価格帯か今よりも上昇すると、5月後半には75日移動平均線が200日移動平均線を上抜けるゴールデンクロスとなり、移動平均線と株価の分位別株価で「上昇トレンド」と定義される位置関係になります。

・その間に、短期的なトレンドを示す25日移動平均線は、より急上昇することになります。

グランビルの法則から、短い足の75日移動平均線は、長い足の200日移動平均線に対して発散します。

そして、25日移動平均線は、75日移動平均線に対して発散するという、強い上昇トレンドが発生します。

・現在のチャート上の株価の位置は、200日移動平均線を基準に見ると、「移動平均線が下降後、横ばいになるか上昇しつつある局面で、株価が移動平均線を上に突き抜ける。」という、グランビルの法則の最初の買いポイントに該当します。

このポイントは、複数線分析(今回の場合は200日、75日、25日の3本)の観点から見ると、2016年10月以降の2年7か月振りのポイントの到来になります。

今後、株価が4月17日高値を更新してくるならば、その可能性は高まります

しかし、先の投稿にも記載しましたが、相変わらずTOPIXの動きが鈍いので、高値を更新する勢いがないとなると、見切り的な投げが出て、単なる戻り相場の終焉になってしまう可能性も残ります。

 

チャネルラインと短期トレンドライン

4月17日の高値を目先の特徴的な高値とすると、新たなチャネルライン、短期トレンドラインが出現しています。

ラインaは、4月17日高値を結ぶ上値傾向線です。

株価が上昇傾向の場合、本来は安値安値で引かれた下値傾向線から上値傾向線を導出しますが、このように新たに出来た特徴的な高値と高値を結ぶ、最新ラインの下値傾向線が安値メドとなり、株価が切り返すケースが非常に良く見受けられますので、必ず引いておく必要があります。

そして、12月安値を起点とする、中期的なトレンドラインと上値抵抗線(ラインb)があり、3月28日安値を起点とした、短期的なトレンドラインがあります。

今後、この短期的なトレンドラインを割らずに株価が推移した場合、目先は上値抵抗線(ラインc)がレジスタンスとして機能しますが、もしこのラインcを株価が上抜け延長された場合、更に強い上昇と言えます。

反対に、短期トレンドラインを割り込む動きになれば、サポートとなる25日移動平均線、または12月末を起点とする中期トレンドライン付近まで調整する可能性が出てきます。

・ボリンジャーバンドは発散していますが、さほど強いものではありません。

・一目均衡表は、先週からの小動きの影響で、基準線が横ばいになりました。

もし、反落して心理的サポートとなる22,000円を割り込んだ場合、転換線がサポートとなりそうです。

誰もが予測のつかない10連休のスタートまで、あと4営業日となりました。

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