シンメトリカルトライングルのブレイク待ち(2685 アダストリア)

順調な上昇トレンド中のコンティニュエーションフォーメーション

8月29日の投稿以降、順調に上昇を続けてきました。
⇒ 反転の兆し投稿

大底から反転の兆し(2685 アダストリア)

チャートは11月16日引け後の日足です。

大まかに経過を説明すると、2018年3月の高値から約4か月間下落し7月にトレンド転換しました。
この時、75日と25日の移動平均線は、大きな角度で平行に下げていました。

その後、株価は25日移動平均線を上抜けたものの、途中で失速して75日移動平均線まで到達せずに、そのまま2か月間横ばいに推移しました。

リバーサルフォーメーションとなるアセンディングトライアングルを形成しながら、移動平均線の角度が穏やかになった8月末頃に、上から降りてきた75日移動平均線を意識する動きが始まり、一時的に下値傾向線を割り込んだものの、安値がサポートレベルラインとなり、最終的に7月末のレジスタンスサポートラインを抜けてトレンドは上昇に転じました
(結果的にはフラットフォーメーションの形成となりました)

現在、2本の移動平均線は上向き、25日移動平均線は75日移動平均線に対して発散する強い上昇トレンドとなっています。

7月末の高値をレジスタンスレベルラインとして上抜けた瞬間を買いポイントとして、現在まででおよそ40%弱の利が乗っていることになります

 

今後の展開予測

11月5日に高値をつけた後に、10営業日ほど保ち合っています。

安値はトレンドラインがサポートとなり、高値は短期間ながら高値を切り下げるレジスタンスラインに抑えられています。

期間的に微妙ながらシンメトリカルトライングルを形成しています。

週明け月曜日に、株価はトライアングルの接点に到達しますので、上か下のどちらかにブレイクしていくことが予測されます。

上昇目線で見ると、9月のアセンディングトライアングルからブレイクアップして、現在の株価は2本目のトレンド途中にあります。

上昇をトレンドラインで刻んで「チャネルラインの修正」の観点から見ても、2次曲線の軌道を1次関数の直線に置き換えても、現在は2つ目の波動と考えられます。

次は「金融相場」、「業績相場」と続き、3段目の「人気相場」になることが期待されます。

そのためには、11月5日高値をレジスタンスサポートラインとする価格を上に抜ける必要があります。

貸借倍率は0.71倍、売り残は先週末時点で34万株ありますから、その価格では全ての売り方は含み損を抱えることになりますから、「買い決済」による踏み上げ相場になります。

次に、下降目線で見ると、現在のトレンドラインを下回り、後にそのトレンドラインがレジスタンスとして機能する戻りの動きを見せると、トレンドが転換して上昇が終わったと判断します。

しかし、25日、75日移動平均線の上昇角度は大きく、強い上昇トレンドが継続している状況に変化はなく、下に位置する25日移動平均線、もしくは基準線がサポートとなり下げ止まる可能性が高いので、転換後の押しを空売りするにはリスクが伴います。

また、もっと長期の目線でグランビルの法則に則った本格的な押し目を狙うのであれば、もう1段の上昇の有無に関わらず、25日移動平均線が下向きに転じ、75日移動平均線と収束するポイントまで待つことになります。

その場合、期間的には25日移動平均線が下を向き始めてから2か月~3か月後となります。
(長期波動の1段目の終わり)

 

<2018年11月21日、追記>

シンメトリカルトライングルからアセンディングトライアングルに変形してきました。

トレンドラインは割り込んでいますが、コンティニュエーションフォーメーションとしてのトライアングルを形成しつつあるように見受けられます。

コンティニュエーションフォーメーションであれば、トライングルを作る前の方向が、トライアングル後の方向を決定する傾向があることから、ブレイクアップを狙うことになります。

また、出来高がやや増加してきていますのでブレイクアップの予兆とも考えられます。

一目均衡表では、転換線が安値をサポートしています。

 

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