ブレイクアップ待ち(3656 KLab)
アセンディングトライングルからのブレイク待ち
2018年5月高値から3本目のトレンドラインを転換し、株価は横ばいに推移しています。
トレンド転換前の8月からの横ばい推移期間はおよそ4か月。
下げていた25日移動平均線と75日移動平均線が横ばいに収束しています。
トレンド転換後の9月19日には8月30日の戻り高値を超えてダブルボトムが成立しています。
株価は乖離した75日移動平均線まで戻しましたが、これがレジスタンスとなり抜けることなく跳ね返されています。
8月の急落時に空けた窓も埋めました。
この一連の動きにおいて、8月30日高値のレジスタンスレベルライン抜けでエントリーして、75日移動平均線で利益確定をする短期トレードが成立します。
その後、跳ね返されて付けた10月1日の高値がレジスタンスレベルラインとなり、11月9日の高値は揃えるように止められています。
10月30日から徐々に安値は切り上がり、リバーサルフォーメーションであるアセンディングトライアングが形成されつつあります。
このように意識的に高値を揃えて止められている動きがある場合、ブレイクアップすると大きな動きになる傾向があります。
そのパワーとなる要素の一つに「空売りの買い決済」があげられます。
先週末時点の信用売り残は66万株あります。
ブレイクアップすると目先は200日移動平均線までを利益幅とするトレードが想定されます。
しかし、200日移動平均線を抜く勢いがあれば、25日と75日移動平均線が発散する強い上昇トレンドとなり、トレンドフォローのスタンスとなります。
なお、ブレイクアップの位置では一目均衡表は既に三役好転しています。
<2018年11月29日、追記>
11月27日からブレイクアップする動きとなりました。
先週末時点での信用売り残が61万株ありましたから、買い決済により踏み上げとなっています。
目先、7月27日高値がレジスタンスレベルラインとなり跳ね返される可能性がありますが、すぐ上には200日移動平均線が位置しています。
どちらを利益確定の目標としても良いでしょう。
但し、このように踏み上げによるブレイクアウトは、日経平均株価の騰落の影響を受けますので、その考慮が必要です。
日経平均株価、または日経225先物が11月8日高値を抜けてくる勢いがある場合、200日移動平均線を上抜けて更に上昇する可能性もあります。
<2018年12月2日、追記>
レジスタンスレベルラインに跳ね返されて反落しました。
200日移動平均線まで到達することなく下落です。
ブレイクアップしたラインで下げ止まるかどうかが注目です。