日経平均株価は揉み合い(2018年11月17日)

短期上昇トレンド転換後の揉み合い

10月の急落後、反発した日経平均株価の上昇トレンドは短期間で終わり、今週5本のろうそく足は方向感なく揉み合う動きとなりました。

11月16日引け後の日足チャートです。

21,500円というキリの良い価格がサポートになったものの、上には22,000円と25日移動平均線、200日・75日移動平均線がレジスタンスとして位置しています。

(概況の詳細は下記11月10日の投稿を参照)⇒

日経平均株価は三段上げ後の踊り場(2018年11月10日)

 

今後の展開予測

10月の急落後に11月8日の戻り高値をつけたことで上値傾向線が出現しました。

今後はこのラインが上値レジスタンスとして意識されることになります。

上昇目線で見ると、上値傾向線を抜けると200日、75日移動平均線がレジスタンスとなるものの、11月8日高値のネックラインを抜ければダブルボトムが成立して目先の調整が完了します。

株価は10月高値を再び試すように上昇となりますので、個別銘柄は堅調となります。
年末に向けての動きに注目です。

しかし、10月高値を抜けて更なる上昇波動に転じない限り、戻りを叩くスタンスとなります。

 

逆に、下降目線で見ると、全ての移動平均線は下向き、かつ収束しています。
株価はいつ下離れしてもおかしくない状況です。

21,500円、21,000円がサポートレベルラインとなりますが、割り込んでしまうと下降相場に突入するので、追撃売りのスタンスとなります。

その場合、下値傾向線の価格まで下落する可能性があります。

日経平均株価やマザーズ指数は、チャネルラインが高値・安値のメドとなる機能的な傾向がありますので、常にラインを意識しておく必要があります。

参考として、以下2015年8月のチャイナショック以降の日経平均の日足チャートです。

加えて、現在の日経平均株価は、ボリンジャーバンドがスクイーズしてきています。
更にスクイーズが進み動き出した場合、ボラティリティをともなった大きな動きになる可能性が高いので、急騰・急落に備えることが重要です。

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