日経平均株価、上昇トレンドに乗り切れるか?(2021年1月8日)
<2021年1月14日、追記>(15:10)
※ 当ブログは毎週金曜日の投稿をベースにして、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2021年1月14日、日経平均株価の日足チャートです。
本日も上昇です。
引け前に売られて微妙なヒゲを残しました。
下値は堅いので、時間調整の横ばいに移行するかもしれません。
・分足的には波5が終了して修正波動に入った感があります。
ただ、こういう場面ではこのまま買戻しを誘いながら、ダラダラ上がる傾向があります。
<2021年1月13日、追記>(15:20)
・2021年1月13日、日経平均株価の日足チャートです。
本日も上昇し高値を更新しています。
株価はボリンジャーバンド+2σに沿って値を切り上げています。
パラボリックSARが加速してきたことから、上昇トレンドに乗ってきました。
25MAはやや傾きを増し、ここからは25MAの傾きが鈍化するまではトレンド継続となります。
乖離率10%、30,000円の大台タッチが目先のメドと想定されます。
・分足では5波に突入しています。
更に波が延長されるか、一旦修正波動を挟むかが注目されます。
高値を更新すれば5波の3波になりますが、更新できずにロアーを割り込めば反落となりそうです。
<2021年1月12日、追記>(17:00)
・2021年1月12日、日経平均株価の日足チャートです。
3連休明けの相場は、寄付き後に反落したもののすぐに切り返し、終値ベースでも上昇となりました。
無駄に強い印象を受けますがどうでしょう?
・本日の動きを分足チャートで確認すると以下になります。
本日の終値はチャネルの下限に達しています。
これがエリオット波動の4波の終点になり5波を迎えるのか、ブレイクダウンするのかは今夜の動向を確認する必要があります。
踏み上げ相場はどこまで(2021年1月8日)(21:50)
・2021年1月8日、日経平均株価の日足チャートです。
年末の上昇に反して年始から3日間反落し、一気に弱気ムードが漂いましたが、本日は大きく切り返して高値を更新しました。
下げを見込んだ空売りの買戻しによる踏み上げです。
実需の買いが入るかどうかが注目されます。
買戻しが一巡して、週明け以降も株価の上昇が続くならば、強いトレンドが出そうです。
移動平均線は短期的な株価の方向性を示す25MAは引き続き上向きです。
中期的な方向性を示す75MAは上向き、長期的な方向性を示す200MAも上向き、3本の移動平均線は短期から長期まで全て上を向いた上昇トレンドです。
12月18日のブログで、株価が反落すると25MAが下向きに転じ、75MAに対して収束する動きになれば、複数線分析の観点から理想的な「押し目」に向かう動きなると記載をしましたが、逆方向に発散し始めています。
この動きは、収束方向に向かわなかった場合の予測として記載していた動きです。
『一方で、25MAの傾きがまだ上向きもしくは横ばいである時に、株価が今の高値を更新した場合には、修正トレンドに転じることなく上昇トレンドは継続していると判断します。』
日経平均株価、理想的なMAと株価の位置関係(2020年12月18日) | テクニカルアナリストの視点 (e-intelligence-e.com)
この動きはトレンドを追いかけるいくつかの手法において、非常に重要な買いパターンの一つに該当します。
つまり、強いトレンドが上昇している途中で、移動平均線に鈍化の兆しが見られても、25MAと75MAに乖離がある場合、株価がレジスタンスレベルラインである直近の高値を上抜けたら、再上昇と判断できるということです。
個別銘柄でも多く観察される現象で、買いパターンの見極めとしては効果的です。
(これは検証した上で試してみてください)
・ボリンジャーバンドは収束から大きく発散し始めました。
株価は+2σを大きく上抜け、動きとしては昨年11月の上昇と似ています。
踏み上げ相場が続くとバンドウォークとなりそうです。
・一目均衡表の遅行スパンは、年末の上昇によってひとまず逆転回避となりました。
目先で26,500円を下回らない限りは好転した状態が続きます。
基準線転換線は好転、先行スパンともに好転で三役好転状態です。
・パラボリックはSARに加速の兆しがみられるので、今時点ではトレンドが強化する動きとなっています。
・25MAに対する株価の乖離率は10%に近接してきました。
押しが甘い状態からの上昇なので乖離率が懸念されます。
基準となる25MAの傾きがまだ緩やかであることから、株価はエンベロープに沿って上値を切り上げる動きにはならないと思われ、10%のラインがレジスタンスとして機能して頭打ちになると予測されます。
そのため、トレンドの乗る前に反落する可能性があるので注意が必要です。
加えて、乖離率10%付近には30,000円の大台が位置しています。
10%と30,000円の2つがレジスタンスとなり、30,000円へのタッチが頭打ちになることも想定されます。
一方で、30,000円を強く上抜けると、更に勢いづいて上昇が加速する可能性もあります。
この辺りは反落せずに上昇が続いた場合の注目ポイントです。
しかし、買戻しのい一巡後に実需の買いが入らなければ、あっさり反落しそうです。
特に高値警戒感が強いので逃げ足は速いと思われ、慎重な対処が必要です。