日経平均株価、理想的なMAと株価の位置関係(2020年12月18日)
<2020年12月24日、追記>(16:30)
※ 当ブログは毎週金曜日の投稿をベースにして、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2020年12月24日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。
本日はやや上昇で25MAの上に出てきました。
依然として株価は横ばいでボリンジャーバンドの収束が進んでいます。
より綺麗なパターンになってきました。
<2020年12月22日、追記>(15:50)
※ 当ブログは毎週金曜日の投稿をベースにして、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2020年12月22日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。
日経平均株価は反落してきました。
25MAがサポートにならず割り込んでいますが、まだ下値支持線手前で下げ止まっています。
25MAの傾きが更に緩やかになってきましたので、ここを割り込むと修正トレンド入りの可能性が高まります。
そうなると、下記18日投稿の予測チャートのようになるかもしれません。
クリスマス休暇、新種ウイルス感染の話題もあり、ポジティヴな要素が全く無い中でどう動くか注目です。
・一方で日経VIが上昇してきています。
25MAと75MAの収束が近い状態です。
これが大きく上昇するということは日経平均株価の下げを意味します。
ボラティリティ低下の後は大きく変動が(2020年12月18日)(15:30)
・日経平均株価、2020年12月18日引け後の日足チャートです。
今週は終始小幅な動きで保合って終わりました。
上値を試す勢いがない一方で、大きく反落することもない下値の堅い相場です。
株価はおよそ17日間保合ったことで、25MAの傾きは次第に緩やかになってきました。
応当日との関係から、このまま保合いが続けば再来週には横ばいに、反落があれば早々に横ばい、もしくは下向きに転じ始めます。(上昇すれば上向きに)
先週金曜日の投稿にも記載しましたが、株価が今の保合いを下方ブレイクすると、ソーサートップ形成となり修正トレンド入りする可能性が高まります。
(以下転記)
・チャート形状の観点から、株価がこのまま高値を更新することなくフラットに推移した場合、向こう2か月~3か月の間は修正トレンドとなる可能性があります。
その場合、移動平均線と株価の動きは、複数線分析の観点から理想的に以下のような動きが想定されます。
1.26,894円を上値抵抗線、26,324円を下値支持線とするフラットフォーメーションを形成。
2.株価がフラットに推移することにより25MAの傾きは次第に穏やかに変化。
3.25MAの傾きは、下値支持線26,327円の水準に到達する頃にはほぼ横ばいに。
4.株価は25MAをサポートとして意識しながらも、下値支持線をブレイクダウンしてソーサートップの形成となり、一時的に25,000円付近もしくは75MA付近まで反落。
5.その後、上昇に転じるものの25MA、もしくは26,000円付近で上値を抑えられて再び反落。
6.75MAをサポートに上値を切り下げながら保合いが続く。
7.25MAと75MAが収束する付近まで保合った後に上昇に転じて再び上昇トレンドに。
この時、12月前半の高値からの上値抵抗線と25MAの傾きが同じであれば更に理想的です。
しかし、75MAがサポートとして機能せずに株価が割り込むと、25MAは大きく下向きになり75MAに対してデットクロスし「下降トレンド」に転じてしまいます。
一方で、25MAの傾きがまだ上向きもしくは横ばいである時に、株価が今の高値を更新した場合には、修正トレンドに転じることなく上昇トレンドは継続していると判断します。
・この時、ブレイクの兆しを感じる指標としてボリンジャーバンドが有効です。
±2σが急速に収束してきました。
11月の上昇期間と値幅が大きかったことで大きく発散していましたが、上昇から横ばいに瞬時に切り替わったことで、±2σは急速に収束し始めました。
「逆L字型」のパターンになってきました。
このパターンは、更に収束が進んだ際に株価が±2σのどちらかにブレイクすると大きな値幅で動く法則があります。
日経平均株価の10月までの動きも「逆L字型」を形成していて、+2σの上方ブレイクをトリガーに11月の大きな上昇に繋がりました。
このことから、目先はボリンジャーバンドの収束に注目です。
但し、10月と12月現在とでは25MAと75MAの乖離度合に大きな違いがあります。
10月は収束から発散に向かうケースでしたが、現在は発散から収束に向かう逆のケースです。
今後、複数線分析の観点から25MAは75MAに対して収束方向に、つまり下降トレンドに動く公算が強いと考えられます。
よって、これからも上記に転載した動きになることが想定されます。
株価が反落し修正トレンドに移行した後に、2本の移動平均線の収束が進み収束付近から再び上昇し始めれば、ここが「押し目」として最適な買いポイントになります。
今の株価と移動平均線の位置関係は、非常に理想的な動きと言えます。
・次に、上値の重い今の状況から更に上があるのかどうかを確認してみます。
日足チャートを鳥瞰してみると、上値は2019年4月の高値を1回目として、現在3回目の高値をカウントしています。
このような場合、2019年4月高値と2019年12月高値を結ぶ上値抵抗線が機能し、3つ目の高値で頭打ちをするという法則があります。
この法則はフォーメーション的にはブロードニングですが、個別銘柄においても頻繁に見られます。
まさに現在の上値の重さは、この上値抵抗線に達したことに因るものと考えられます。
具体的に算出すると、2019年4月24日高値22,362円、2019年12月17日高値24,091円なので、標準スケールでは2020年12月の上値抵抗線の水準は26,500円付近になります。
この法則が効くならば、反落の可能性は更に高くなり、いずれ力尽きて、また期待薄感から売られるかもしれません。
乖離は必ず修正されます。
それが反落によって下を向いた25MAが75MAに向かう値幅調整の動きなのか、上向きの75MAに対して横ばいの25MAが自然に75MAに接近していく日柄調整になるのかは、今後の動きを見極めていくことになります。
いずれにしても、テクニカル的に分かりやすいチャートになってきました。
以上が来週からの注目ポイントです。
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