日経平均株価、上昇トレンドはどこまで続くか(2020年5月29日)

※ 当ブログは日々の動きを追記として週末金曜日(5月29日)の投稿をベースに下から時系列に書き積んでいます。

<2020年6月4日、追記>(15:20)(22:45)

・2020年6月4日、日経平均株価の日足チャートです。

本日も上で寄付き高値を切り上げました。

なお、基本数値9日目の観点は否定されました。(次の基本数値は17です)

高値は本日も昨日と同様に日足ハイアーチャネルには達していません。
まだハイアーチャネルラインまで上昇余地があることを意味します。
(但し、ラインは上値のメドであり、到達したら必ず反落するわけではなく、ラインに沿って上昇する可能性もあります)

さて、今の上昇の上値メドとして下記にも記載していますが、3月の大底からダブルボトムのネックラインまでの値幅3,206円を上乗せした22,770円が想定されており、現状ではそろそろの水準でもあります。

・日経平均株価の分足はハイアーチャネルラインに未達から反落し、トレンドラインを割り込んでいることから上昇の鈍化が感じられます。

・しかし、日経225先物では株価はチャネルのレンジ内に収まっていることから、先物からは弱含む動きは見られません。

 

(22:45、追記)
2020年6月4日、夜間の日経225先物の分足チャートです。

夜間に入っても依然としてトレンドラインをサポートに上昇トレンドが継続しています。
現時点で10日間に渡るトレンドになります。
ここまで綺麗なトレンドはあまり目にすることはありません。

ラインがサポートとして非常に強く意識されており、人為的に(システムが介在)よくコントロールされている相場と言えます。
一部の資金が支えているようです。

逆に、この大きなトレンドを転換させて崩すのも人為的に容易であるという見方もできます。

一気に大きく崩される可能性があり、当然日経平均株価やマザーズなどの他市場にも影響を与えることになります。
トレンドが転換(下降または横ばい)する兆しには注意が必要です。

なお、先物の日足では本日の寄付き後にハイアーチャネルラインに到達しています。
本来は一服となるのですが、今のように支えが入っている場合には、手口として買い決済を巻き込んで一気にブレイクアップさせてくる可能性があります。

安易な逆張りは非常にリスクが高く、下降への転換を十分確認することが重要です。

 

 

<2020年6月3日、追記>(8:55)(15:50)

・2020年6月3日、寄付き後の日経225先物(日中)の分足チャートです。

夜間に調整をこなしながら上昇トレンドが続いています。
先物の日中は日足でハイアーチャネルラインを突破してきました。

本日も堅調であれば、日経平均株価も日足のハイアーチャネルラインを意識した動きになりそうです。
但し、本日は5月22日の節目となる安値から基本数値9日目となりますので、一応の警戒は要りそうです。

 

(15:50、追記)
・2020年6月3日、日経平均株価の日足チャートです。

やや未達ではありますが、ほぼほぼハイアーチャネルライン付近まで到達しています。

8日ぶりの陰線となり短いながらも上ヒゲを付けました。
安値の節目となる5月22日から9日目となりますので、一目均衡表の基本数値の観点からもそろそろ上昇が一服しても良さそうな日柄です。

・日経平均株価の分足ではトレンドラインを割り込む気配が見られたものの切り返し、まだトレンドの強さが感じられます。

・日経225先物は長期チャネル内で株価もチャネルの真ん中付近で推移しています。

もし、今夜に失速せずにハイアー付近まで上昇し、明日の日経平均株価に勢いを引き継ぐ動きになった場合、日経平均株価がもうひと伸びして日足のハイアーチャネルに達してから調整に入るような展開になればテクニカル的に面白くなりますが。

 

 

<2020年6月2日、追記>(6:30)(15:20)

・2020年6月2日、夜間引け後の日経225先物の分足チャートです。
ハイアーチャネルライン(上値抵抗線)が意識されているようです。
寄付きで上抜けるか反落してロアーチャネルラインに向かう動きになるか注目です。

 

(15:20、追記)
・2020年6月2日、日経平均株価の日足チャートです。

本日も上昇です。

チャネルのハイアーチャネルラインの値が日々上がってきていますので、上値メドにはまだ余地がありそうです。
ただ、日経平均株価を分足で確認すると、トレンドラインを徐々に割り込み上昇の勢いに鈍化傾向が見られます。

 

・また、日経225先物は夜間の引けに意識された上値抵抗線が、逆転で下値支持線として意識されています。

 

 

<2020年6月1日、追記>(15:20)(18:50)

2020年6月1日、日経平均株価の日足チャートです。

週明けの本日も上昇です。
先週末の日経平均株価は弱含む兆しを見せていたものの、日経225先物が夜間でその修正を吸収し上昇トレンドに戻る動きを見せていたことから、本日はその流れを引き継いで強い動きとなりました。

ただ、出来高が先週末と比較して半減しています。
月末月初要因、および先週の自粛段階的解除の先取りが影響したと思われますが、明日以降の値動きを確認していく必要がありそうです。

(18:50、追記)
・本日に関しては夜間先物の動きは夜間だけの分足の方が動きが素直に出ているようです。

 

 

<2020年5月30日、追記>(19:15)

・2020年5月30日早朝、引け後の日経225先物の分足チャートです。

本来ならば21時頃の波動で21,900円付近まで戻すはずが、上値抵抗線に押さえられ弱さが見られましたが、引けにかけて反発しました。

まだ揉み合いの域を出ませんが、22,105円を超えてくると先週の上昇に対する調整が終わって、再び上昇トレンドに戻る可能性が高まりそうです。
なお、先物の場合は修正波動は3波動とならない傾向がありますので、エリオット波動のカウントには注意が必要です。

これで週明けの日経平均株価は上昇一服となるかどうかは現時点では不明なので注意してみていくことになります。

 

 

トレンドに乗った強い上昇(2020年5月29日)(16:00)(21:55)

2020年5月29日、日経平均株価の日足チャートです。

今週は先週までの揉み合いから上離れて、強い上昇となりました。

移動平均線は下向きの200MAが横ばいから僅かながら上向きに転じ、25MAは75MAを上抜けてゴールデンクロスしたので、中期的なポジションは「上昇トレンド予備軍」から「上昇トレンド」に変わりました。

週前半は空売りの買戻しによる踏み上げの様相でしたが、出来高の増加を伴っていることから実需の買いも入ってきているようです。

 

・今週の上昇を日経平均株価の分足で確認すると、値動きは上昇チャネルのレンジ内に綺麗に収まっていることが確認できます。

本日は高値が押さえられ、安値を切り下げて弱含む動きとなり、上昇の勢いが鈍化する兆しが感じられます。
ここを明確に割り込んで来ると目先の調整となりそうです。

 

・日経平均株価が200MAをクリアした一方で、TOPIXは2日間に渡り200MAがレジスタンスとして意識され高値を押さえられています。

TOPIXも200MAを抜けてくれば市場全体のトレンドは更に強くなると思われます。

ただ、総じて強い相場ではあるものの、前回にも記載したように複数線分析の観点とグランビルの法則の観点からは、まだ「戻り売り」の局面にあります。

下落に転じた場合、3月の大底からの上昇が大きい分、反動で下げ幅も大きくなる可能性もあり楽観は禁物です。

 

・現在、75MAの傾きは下向きで200MAに対してまだ乖離方向にあります。

このまま強い相場が続けば、75MAは上向きになり200MAに対して収束していきます。
そして、ゴールデンクロスをすれば「戻り売り」局面を脱し、長期的にも上昇トレンドに転じることになります。

応答水準の関係からゴールデンクロスするまでには1~2か月程度の日柄を要し、それまでに大きく下落することなく株価が200MAの上をキープ出来ていれば、今の上昇トレンドは継続となりますが、収束が進んだ局面で200MAを下回ってくれば「戻り売りの初動」として下落リスクが高まるので注意が必要です。

 

・上値のメドとして、ラインの観点からチャネルラインのハイアーチャネルラインが想定されます。

また、3月の大底からダブルボトムのネックラインまでの値幅3,206円を上乗せした22,770円も考えられ、どちらもほぼ同じ水準なので高値メドとして妥当だと考えられます。

下げに転じた場合には、ロアーチャネルラインもしくは75MAがサポートになりそうです。

ここからは、戻り売り局面に注意しつつ、トレンドをフォローしていくスタンスになります。

 

・なお、日経平均株価を先導する日経225先物の分足でも同様に綺麗な上昇トレンドを描いています。

先物の場合、日経平均株価の日中間のギャップを夜間の動きが埋めてくれるので、よりトレンドの変化を確認しやすくなります。

今週は5日間を通してチャネルのレンジ内で上昇が続きました。

本日は金曜日で利益を確定する動きも影響し、日経平均株価同様に若干ロアーチャネルラインを割り込む動きを見せています。

そのため、今夜以降でハイアーチャネル未達になったり、昨夜の高値22,105円を上抜くことが出来ずに高値を切り下げてくれば、下降チャネルの形成となるので弱含んできます。

そして形成された下降チャネルのロアーチャネルを割り込めば、下降トレンドが強化されて目先の調整入り(修正トレンド)となります。

その場合、日足のロアーチャネルラインがサポートとなります。

 

・一目均衡表は三役が好転しています。

昨日の高値を抜けていないことで基準線は横ばいになったものの、遅行スパンも基準線・転換線も抵抗帯を抜けていて、今の相場が強いことを示しています。

 

・ボリンジャーバンドはスクイーズした状態からエクスパンションしています。

株価は+2σをサポートにバンドウォークが続く強い状態です。

 

・エンベロープは+5%を突破しています。

日経平均株価の場合、+5%を突破する局面は稀でしたが、3月の下落で-24%という驚異的な乖離水準に達したことから、+5%程度の突破は常態化しつつある傾向が出てきました。

とはいえ、25MAからの乖離は大きいので目先は引き戻される力が強まりそうです。

 

・パラボリックもSARの傾きが大きく上昇の勢いが強いことを示しています。

 

・オシレーター系の各指標は全て高値圏を示唆しています。

ただ、オシレーター系指標の特徴として往来相場での適合性は高いですが、今のように明確なトレンドが継続する相場では、数値が硬直的に偏る特性がありダマシが頻発するため有用ではありません。

 

・日経平均株価、日経225先物ともに分足でチャネルラインを下方ブレイクする兆しが出ています。

今夜の先物の動きに注目ですが、修正トレンド入りが確認されると、週明けの日経平均株価は目先上昇一服となります。

 

(21:55、追記)
・夜間の日経225先物が高値を切り下げてきました。
本来であれば20:30頃の波動は21,900円付近まで戻すのですが、ハイアーに跳ね返されていることから反発力は強くなさそうです。

 

コメントを残す