日経平均株価、戻り高値圏で保合いが続く(2020年4月24日)

※ 当ブログは日々の動きを追記として週末金曜日(4月24日)の投稿をベースに下から時系列に書き積んでいます。

 

<2020年4月30日、追記>(16:20)

・2020年4月30日、日経平均株価の日足チャートです。

NYダウの強い流れを受けて本日の日経平均株価は節目の20,000円を跨いで上昇しました。
現状ではネガティブな要素が無いだけに、まずは日足75MAを目指す動きになりそうです。

引けにかけて若干押されましたが、日経225先物においてはレンジ内の動きです。
ただ、5連休を控えて明日は上値は重いのではないかと思われます。

日中の分足チャートでは5波動をカウントしているように見え、夜間で下値支持線を割り込むと一旦調整するかもしれません。

レンジ内で推移すれば上値抵抗線まで上昇する可能性もあります。

 

 

<2020年4月30日、追記>(8:30)

・米国市場が上昇した影響で日経平均株価は20,000円を試す動きになりそうです。
日経225先物が300円ほど高い気配となっています。

先物の波動は29日の動きが修正3波となったようで、波動が延長されるます。
最大9波動を念頭にカウントしていくことになります。

 

<2020年4月29日、追記>(18:30)

・2020年4月29日朝、引け後の日経225先物の分足チャートです。

夜間取引早々に上方ブレイクしましたが、5波動をカウントし修正波動入りしたものと思われます。

目先はトレンドラインがサポートになりそうですが、深ければ19,600円付近まで調整しそうです。
ここで切り返せば
、再び次の上昇に転じることになりそうです。

まずは今夜のNYダウとCMEに注目です。

 

<2020年4月28日、追記>(15:10)(21:20)

・2020年4月28日、日経平均株価の日足チャートです。

昨日の上昇に対する修正(押し)が継続しています。

修正の動きは昨夜の日経225先物で吸収されると思われましたが、第4波がフラットパターンとなったことで流れが日中に引き継がれました。

今夜の動きで上方ブレイクすれば、祝日明けの日経平均株価は20,000円を目指す動きになりそうですが、祝日を挟むために明日29日夜のNYダウとCMEに動きを委ねることになります。

・ただ、この流れの中で第5波がフェイラーとなった可能性もあり、もし今夜下方ブレイクした場合には一回り大きなレベルの修正波を迎えるかもしれません。
その場合、日経平均株価の下値メドは、まずは19,400円付近と考えられますが、それを割り込むと日足の下値支持線、もしくは25MAまで調整すると想定されます。

今の戻りの流れにおいて日経平均株価の日足の下値支持線は非常に重要で、もし株価が割り込むと戻りの勢いが鈍化するかもしれません。

(21:20、追記)
・欧州から流入した新型ウイルスが話題になっていますが、詳細は4月10日(最後尾)に記載しています。
今感染が拡大しているのはL型ウイルスになり、少なからずの日本人は先に流入したS型ウイルスに感染して無症状のまま免疫ができていると思われます。ただ、S型ウイルスの免疫がL型に適合しているかは不明です。
L型は感染力が強く狂暴なので収束にはまだ期間を要すると思われますが、GWに向けて今感染を抑制することができれば第1段階の収束が期待できます。自粛を頑張りましょう!

 

 

<2020年4月27日、追記>(15:30)

・2020年4月27日、日経平均株価の日足チャートです。

本日は上昇となりました。
一目均衡表では株価は抵抗帯にしっかりと入り、相場の方向性を示す基準線が上向きに転じてきました。

エリオット波動の観点から日経平均株価の分足を確認すると第3波の中段と見られ、かつ上昇ペースが強化(加速)されてきていることから、現状ではまだ上昇が続く可能性が高いと考えられます。

ますは、4月17日高値19,922円、節目の20,000円を試す動きになりそうです。

・一方で、日本の市場はゴールデンウィークを控えていることと、「Sell in May, and go away」という格言もあることから、今週は利益を確定する売りで上値が重くなることも考えられ、節目の20,000円や75MAが戻りのメドになり下落に転じる可能性もありそうです。

・なお、本日の日経平均株価は一本調子で値を上げていますが、この上昇に対する修正は夜間の日経225先物が担うかもしれません。
この辺りは慎重に見ていく必要がありますが、仮に夜間で先物が下落したとしても、トレンドが崩れない限りは翌日の日経平均株価にあまり影響を与えないかもしれません。

 

 

高値圏からどちらに放れるか(2020年4月24日)(16:20)(33:30)

・2020年4月24日、日経平均株価の日足チャートです。

株価は4月17日に戻り高値を付けた後、戻り売りに押されているものの大きく崩れることなく保合っています。

3月の急落後に急反発した株価は、4月3日の二番底を経て戻り高値のネックラインをブレイクしたことで、フォーメーションの観点からはダブルボトムが成立しました。

今週は若干下落してネックラインを下回っていますが、テクニカル的には3月の下落に対する「底打ち」が確認されたことになります。

株価と移動平均線の位置関係は、上から(200MA-75MA-株価-25MA)の順であることから長期的には「下降トレンド」、短期的には「底打ち」と位置づけられます。

 

・移動平均線は長期トレンドを示す200MAが下向き、4月上旬にデットクロスした75MAも下向きであることから、長期・中期ともにトレンドは下降です。

現在、株価の反発により25MAは上向きですが、長期・中期のトレンドが下降であることからメイントレンド対する修正トレンドを示唆していることになります。

 

・そして、25MAは75MAに対して次第に収束しています。

ここから想定される今後の値動きですが、複数移動平均線の観点から下降トレンドにおいて25MAが75MAに対して収束すると、25MAは再び75MAに対して乖離方向に動くと考えられます。

つまり、株価は75MA付近まで戻した後は再び下落に転じます。

もちろん、そのまま株価が75MAを上抜けて今の「底打ち」から「上昇トレンド予備軍」、「上昇トレンド」に定義が変化する可能性も考えられます。
但し、そうなるためには相当な追い風が必要になります。

 

・株価がこのまま4月17日高値19,922円のレジスタンスレベルラインを上抜け、心理的節目の20,000円を超えてくれば、想定される目先の上値メドは75MAとなり、もし勢いが強ければ200MAとなります。

75MAの傾きは下向きで現値との値幅は日々小さくなっていることから、このまま保合う動きが続くと20,000円を抜けても戻り幅は限定的になるかもしれません。

 

・また、ダブルボトムのフォーメーションからもいくつかの上値メドが考えられます。

一番底からネックラインまでの値幅3,206円をネックラインに加えた22,770円。

ダブルボトムを形成する前の値下がり幅2,972円をネックラインに加えた22,536円が想定されますが、どちらも200MAより高い価格なので、現状からすると相当な追い風が必要になります。

あるいは、二番底からネックラインまでの値幅1,918円をネックラインに加えた21,482円も想定されます。
この水準だと、現在の200MAの価格が21,777円であることから、200MAをレジスタンスとして意識した場合には妥当な上値メドになると考えられます。

 

・一方で、下値メドは3月19日安値を起点とする下値支持線や25MAが目先ではサポートとして想定されますが、それを割り込むと二番底となった4月3日安値17,646円が考えられます。

もし、二番底を割り込むと4月3日の二番底は否定されて新たな二番底を探る動きになり、一番底である3月19日安値16,358円をも割り込むと「底割れ」となり一番底は否定されることになります。

二番底の定義に関してですが、今の最安値を割り込むと「底割れ」になり、底割れした場合は今の一番底は否定され、改めてリバーサルフォーメーション(ダブルボトムやヘッドアンドショルダーズボトム)の成立を経て新たに一番底を確認することになります。

底割れした後の安値を二番底という表現は誤った認識で、この表現でいくと安値を割り込む下降波動の節目を常に二番底、三番底…と際限なく数えていくことになってしまいます。

 

・一目均衡表はニ役が好転しています。

遅行スパンは3月12日に好転しましたが、株価が今の価格で推移すると来週半ばには再び逆転しそうです。

転換線は好転しています。
株価の方向性を示す基準線は横ばいですが、来週半ばからは上向きになりそうです。

株価は本日抵抗帯に入り一時割ったものの、引けではかろうじて先行スパン1を上回り雲入りしています。
先行スパン1は徐々に切り下がっていますので、このまま弱含めば雲に沿って下値を切り下げることになるかもしれません。

 

・株価が戻り高値付近で保合っていることでボラティリティが低下してきています。

ボリンジャーバンドの±2σが急速に収束してきていますので、このまま18,000円から20,000円の水準で推移した場合、更に収束が進み次の動きに繋がりそうです。

全体のトレンドは下降ですが、戻りに勢いが付いて+2σを突破するか、再び下落して-2σを突破するかは、もう少し収束した後にどちらに動くかを見ていく必要があります。

 

・今週の株価は方向感なく保合っていて、日足のろうそく足は小さな窓を空けながら上下しています。
その要因として外部環境(米国の感染収束による経済活動再開の期待や原油安)が挙げられていますが、その影響を受けながらも株価はテクニカル的側面から見るとかなり規則正しく動いています。

日経平均株価の動きは日経225先物が先導し、日経平均株価の日足の窓は夜間先物の動きで埋めることができます。
先物の日中と夜間の動きを分足に落とし込むと、値動きはトレンドに忠実に動いています。
分足のトレンド分析によりこの辺りを見て行けば日足の方向性を捉えやすくなります。

本日下落したのは、ここまで上昇してきたトレンドに対する修正トレンド(下降)と判断できます。
この修正トレンドを転換出来れば、一回り大きい元の上昇トレンドに戻ります。
転換できなければこのまま下降トレンドに転じることになります。

長期中期目線での予測が難しい状況では目線を短期に移す必要があり、より短い足に落とし込み波動を捉えてトレンドを分析をしていくと予測しやすくなります。

(4月25日、9:30(33:30)追記)
・上記修正トレンドが夜間の取引で上昇に転じてきた兆しが出てきました。
(修正波動が転換した際の大きめの陽線が需要の高まりを示唆しています)

波動とトレンドを確認しながらカウントしていく必要があります。

週末に変動要因が無ければ、週明けにまずは2つの高値が意識されそうです。

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