日経平均株価、ダブルボトムが成立し戻り相場に(2020年4月17日)
※ 当ブログは日々の動きを追記として週末金曜日(4月17日)の投稿をベースに下から時系列に書き積んでいます。
<2020年4月23日、追記>(15:30)(24:30)
・2020年4月22日、日経平均株価の日足チャートです。
本日は上昇し、上ヒゲ無しの陽線です。
先行スパン1には僅か2円未達で雲入り手前です。
25MAの傾きは先週から上向きで、複数線の基本的な動きから75MAに対して収束に向かっています。
(移動平均線は傾きを示すもので、上昇や下降という表現は適切ではありません)
・本日の上昇は、昨日と今朝に記載した通り日経225先物の影響を受けています。
日経225先物は昨日日中まで続いていた下降トレンドが転換し、ネックラインをブレイクして上昇トレンドに転じています。
昨夜から意識されていたトレンドラインを今朝一時的に割り込んだものの、ロアーチャネルラインで反発し、引けにかけては突破し上昇の勢いが強まっています。
(日経225先物にはテクニカルに素直な動きが戻ってきました)
ここからは、修正波動を挟んで一旦調整すると思われますが、明朝にかけてトレンドが大きく崩れることがなければ、明日以降の日経平均株価も強含むことになるので、改めて4月17日高値を試す動きになる可能性が高まります。
4月17日高値をブレイクした場合の上値予測は別途記載します。
・国内では感染拡大が止まらず更なる自粛要請と緊急事態宣言の延長が懸念されています。
原油安など様々なネガティブ要因がある中、株価は下落することなく持ちこたえています。
今後、中期的に懸念されるのは大陸体制の崩壊と、米国が絡む戦争等の地政学的リスクの高まりです。
(24:30、追記)
・今夜の日経225先物は非常に忠実な動きとなっています。
<2020年4月23日、追記>(08:40)
・2020年4月23日、早朝の引け後の日経225先物(夜間)の分足チャートです。
夜間取引で開始早々にネックラインを上抜けました。
ダブルボトムが成立し下降トレンドも転換しています。
分足レベルでトレンドは上昇に転じています。
この流れで日経平均株価も反発の動きになりそうです。
上昇した場合、日足トレンドラインがどう意識されるかにも注目です。
5時半の引け時点では上昇トレンドラインが下値支持線となり値が支えられています。
ここを割り込んだ場合には、新たに上昇チャネルで下値メドを探っていくことになります。
波動的にはそろそろ修正波動を挟む可能性がありそうです。
また上昇途中で、下降中の高値がレジスタンスレベルラインとして機能した動きが確認できます。
8:45の寄付き後には19,340円を意識した動きになるかもしれません。
<2020年4月22日、追記>(15:20)
・2020年4月22日、日経平均株価の日足チャートです。
本日も下落です。
昨日、終値ベースでトレンドラインを割り込んでいますので、トレンドラインが目先の戻りメドとなる可能性が高いと思われます。
・本日のろうそく足は小動きながら下ヒゲをつけていますが、これは日経225先物の波動に関係しています。
昨夜の日経225先物は22時に19,100円から反発し、一時は下げ止まる気配がありましたが引けにかけて下落しました。
今朝の寄付き後反発の兆しを見せたものの、19,100円が強いレジスタンスと見るや大きく売り込まれました。
その後、下値支持線が綺麗にサポートとして機能し反発に転じています。
下値支持線に達した段階(本日9:15)で5波動のカウント、小波動で9波動のカウントとなったので、エリオット波動的には目先の下落はひとまず止まるものと思われます。(但し、このカウントが正しいかどうかの断定は困難です)
ここから下値支持線を割り込めば更なる下落ですが、今時点では分足で安値を切り上げてダブルボトムを形成しつつあります。
夜間取引においてネックラインを抜けたら反発が期待できそうです。
先物にスポットを当てた記載をしていますが、日経平均株価が今のように方向性を読み難い状況では、主導する先物の動きに相場の需給や意思が現れやすいので注視しておくことが大切です。
<2020年4月21日、追記>(15:30)
・2020年4月21日、日経平均株価の日足チャートです。
本日も下落で3月19日安値を起点とする下値支持線を割り込んできました。
一目均衡表は株価は先行スパン1まで達することなく雲入りとはなりませんでした。
しかしながら、ここ3日間の値動きはトレンドが示唆するレンジ内で推移し、想定された値幅に収まっていることから崩れたというほどの下落ではなく修正波動の範囲にとどまっています。
また、日経平均株価を先導する日経225先物(日中・夜間)の動きが非常に綺麗で、現状においては対等数値を意識をした動きとなっていることから、目先は先物が崩れない限りは大きな下落にならないと思われます。
しかしながら、いつか均衡は崩れます。
今夜の先物が日中の安値19,165円を割り込むと下に走りそうなので注意です。
(19,100円で耐えれば反転しそうですが)
テクニカル的には、日経平均株価は18,000円付近まで一旦調整した方が上を狙いやすくなると考えられます。
いずれにしても上への期待は薄く上値メドは75MA、下値メドは目先で18,000円。
戻り待って売りを構えるとともに、短期波動の範囲でトレンドフォローの両構えのスタンスとなります。
<2020年4月21日、追記>(8:20)
・2020年4月21日付、日経225先物(夜間)の分足チャートです。
場中は小口売買によるノイズがダマシを頻発させていましたが、要所ではテクニカル的な抑えが効いているようです。
個別銘柄においても同様に通常と比較してノイズが多く見られます。
売買に際してはある程度のバッファ(閾値)を見ておく必要があります。
テレワークによる在宅者の参入が影響しているとの一部報道もありますが値ブレに注意です。
<2020年4月20日、追記>(15:50)
・2020年4月20日、日経平均株価の日足チャートです。
週明け月曜日は小動きです。
一目均衡表の先行スパン1がレジスタンスになっているように見受けられ、このまま雲に跳ね返されるか雲入りするかが注目されます。
跳ね返された場合、下値支持線がサポートとして機能するかどうかにも注目です。
これを割り込むと二番底を探る動きになるか、今の二番底を下限としたフラットパターンに推移する可能性もありそうです。
なお、日経225先物の動きですが、テクニカル的に超短期視点から見るとダマシが多くお行儀悪い動きを見せています。
一方で中期的には綺麗に動いています。
小口資金がチャートを乱し、大口資金が流れを清流化しているように見えます。
余談ですが、ウイルスの発生源に関する話題が増えています。
発生源の一つとされている武漢のP4研究所は、2019年5月に撮影されたGoogleErathで見ると既に爆破解体され更地と化しています。事故を起こした新幹線を地中に埋めたのと意を同じくする措置ならば、地政学的リスクがさらに顕在化する懸念がありそうです。武漢には同じ名称の研究所が複数あり、米国が指摘しているのは元P4研究所からより海鮮市場に近い施設で、この一帯は武漢でも最初に医療崩壊が起こったエリアです。
株価は75MAまで戻れるか(2020年4月17日)(17:30)(8:50)
・2020年4月17日、日経平均株価の日足チャートです。
今週4月14日に株価は3月25日の戻り高値を上抜け打ちの兆しを見せました。
水曜日、木曜日とやや押されたものの、本日は直近高値を更新し心理的な節目である20,000円まで80円足らずの水準まで反発しました。
フォーメーションの観点から、3月19日安値が一番底、4月3日安値が二番底となり、ネックラインを上抜けたことによりダブルボトムが成立しています。
リバーサルフォーメーションとしてのダブルボトム成立で、テクニカル的に目先の底打ちが確認されたことになります。
(ちなみに、3月19日の一番底を割り込むことを「底割れ」と言い、一番底を割り込まない安値を指して「二番底」と表現し、ネックラインの上抜けで確定とみなします)
国内で感染が拡大しているにも関わらず株価が底堅いことに加え、NYダウが好調であることから空売りを手仕舞う動きが上昇の要因になったようです。
今後は、各国からの治療薬やワクチンの開発が進んでいるというポジティブ面のニュースが相場を好転させる推進力になる一方で、経済へのネガティブな影響が次第に顕在化してきますので、まだ波乱を含んだ動きは続きそうです。
目先では、今夜のNYダウおよび日経225先物が堅調であれば、週明けは一気に20,000円を跨いで反発することも想定されます。
(今夜の動きについては後に追記します)
・移動平均線は25MAが横ばいから上向きに転じてきました。
上向きの25MAは次第に下向きの75MAに対して収束に向かいます。
2本の移動平均線と株価の関係から今後想定される動きとして、株価は75MAもしくは200MAを戻りのメドとして上昇した後に、再び下落に転じると思われます。
現在、200MAと75MAは下向きなので長期的にも中期的にも下降トレンドです。
25MAが上向きなのは、中期の下降トレンドに対する修正トレンドであるためです。
25MAはある程度75MAと収束した後に、株価の下落に伴い再び下向きに転じて75MAから乖離する動きになります。
そのため、短期的には上昇トレンドをフォローしつつも、中期的には戻りを売るというスタンスになります。
・さて、一目均衡表に好転のサインが出てきました。
週明けに基準線に対して転換線が好転し、本日遅行スパンが好転したので二役好転です。
先行スパン1が近接してきており、来週も反発が続くようならば雲入りしそうです。
もし、株価が勢いよく20,000円に達するならば、そのまま抵抗帯を抜けて三役が好転する可能性も考えられます。
一方で、雲に跳ね返されて失速する可能性もあります。
・ボリンジャーバンドは3月の下落が大きかったので、まだ±2σの幅は広いものの収束してきています。
+2σがやや発散方向に向かっていますが、目先では一気に75MAまで戻すのではなく、+2σがレジスタンスとなりながらの反発になると思われます。
・エンベロープでは株価の25MAに対する乖離は+5%を超えています。
3月の驚異的な-24%の乖離は異常としても、現在は+5%を超えています。
過去5年間において+5%を超える乖離は数えるほどしかなかったことから、今の戻りには多少の行き過ぎ感があります。
また、エンベロープの傾きに対して株価が逆行する動きはこれまでになかった現象ですが、横ばいになってきたことで+5%超えは修正される動きを見せるかもしれません。
・この反発がどこまで勢いがあるかは分かりませんが、テクニカル的には株価は75MAまで戻す動きになりそうです。
同様の動きは既に多くの個別銘柄でも見られ、急落後の定番のパターンとなっています。
但し、あくまでも戻り相場であってメイントレンドは下降です。
(8:50、追記)
・夜間の日経225先物は、日中高値と比較して500円強下落しましたが、引けにかけて反発しました。
ほぼ5波動をカウント後のトレンド転換、ダブルボトムを経ています。
これが修正波動なのか新たな上昇になるのかは週明けに確認していくことになります。