日経は200日MAがサポートに、マザーズは反発(2019年5月7日)
<2019年5月9日、追記>
日経平均株価の日足チャートです。
本日も下げ止まりませんが、ひとまず今日の安値は、ロワーチャネルラインがサポートとなった感じです。
75MAと先行スパン1をザラ場で割り込みましたが、引けにかけて戻しています。
明日以降の戻りが弱いと、基準線がレジスタンスになりそうです。
下は先行スパン2と心理的節目の21,000円がサポートです。
ボリンジャーバンドの幅が広く、±2σは横ばいになりそうです。
横ばいに推移した場合、±2σがそれぞれサポート、レジスタンスとなりますので、おおよその上限下限の目安になります。
12月安値からの上昇は、エリオット波動的にインパルスパターンの5波が4月末までに終了し、現在は修正波の波aであるように見えます。
そうであれば、波bの高値は波5の終点にまでは至らないことになります。
さて、
9日の16:45現在、日経225先物(夜間)がスタートしましたが、反発の気配はなく値を下げています。
(下げ要因がなんら解消していないため)
先物の日足チャートは、テクニカル的に、まだ下に75MAとロワーチャネルラインまで若干の余力があります。
ここで下げ止まるようなら、まだ明日以降は切り返す可能性がありますが、割り込むようならば、次のサポートポイントまで、更に売り込まれることになります。
明日はSQなので思惑で今夜は踏ん張りどころでしょうが、事態が好転しなけでばタガが外れることにもなりそうです。
<2019年5月8日、引け追記>
日経平均株価の日足チャートです。
25MAと12月安値からのトレンドラインを軽々と跨いでGDしました。
節目の21,500円がサポートとして意識されたようではありますが、中途半端な位置です。
高値からの下落値幅はおよそ1,000円なので、3月の下落と同じくらいです。
そういう意味では、まだ想定されるレンジ内の下落とも言えます。
25MAが下向きに転じてきましたので、今後は75MAもしくはロワーチャネルライン付近まで押す可能性があります。
ボリンジャーバンドは収束方向に向かっていますので、上記サポートを割り込んでも-2σがサポートとなりそうです。
但し、その時点で発散に転じていたら、-2σに沿って下落が加速する可能性もあります。
株価は、一目均衡表の先行スパン1に接近してきました。
これもサポートとして機能します。
上にレジスタンス、下にサポートと指標が密集した位置にあるので、一先ずは、今夜と明日の値動きを静観することになります。
<2019年5月8日、6:00、追記>
日経225先物が夜間で大きく下げました。
ダウ、日経ともに、引けにかけてやや戻したものの、本日の日経平均株価は大きくGDしてスタートしそうです。
日経225先物の日足チャートは、ダイアゴナルトライアングルを形成していました。
ダイアゴナルをヒゲで割り込み、終値でも下値支持線を僅かに下回っていますので、本日の各個別銘柄のロスカットが、どの程度誘発されるかによって、もう一段の下げがあるかもしれません。
ただ、下げ幅的には2月、3月と比較すると同等か小さい位なので、まだ短期波動の範囲内とも言えます。
ボリンジャーバンドは、収束方向を維持しています。
今後、発散方向に向かいだすと注意が必要です。
日経225先物は、節目の21,500円前後が意識されそうです。
本日の日経平均株価は、12月末を起点とするトレンドライン、および25MAは割り込みますので、下に位置する75MA、またはチャネルラインのロワーチャネルラインがサポートとして意識されそうです。
200MAと75MAをキープできるか
10連休の間、CME日経225先物の値動きに大きな変動はなく、連休前後で連続性ある価格でスタートすると思われましたが、最後の最後にTwitter一発で梯子を外された感じです。
日経平均株価の5月7日引け後の日足チャートです。
株価は、心理的節目の22,000円を割り込み、200MAをサポートに踏み止まりました。
その僅か25円下には25MAがあります。
明日、2本の移動平均線はほぼ同じ価格となり、明後日に25MAは200MAを上抜けてきますので、移動平均線のサポート機能を期待する場合、その価格は日々切り上がっていくことになります。
さて、今日の陰線は、4月15日にGUで出来た窓を埋めました。
10本のろうそく足がアイランド状態になっていたので、トレンド転換のシグナルとなるアイランドリバーサルが懸念されましたが、むしろ良い窓埋めとなったかもしれません。
(楽観的な見方をすれば、今夜下げ止まりか反発を見せれば、明日は切り返す可能性がありますが…)
3月28日安値を起点とする短期トレンドラインは、4月26日に既に転換しています。
そして、メインのチャネルラインよりも期間の短いチャネルラインのロワーチャネルラインが、25MAよりも少し下の21,750円付近にありますから、明日以降に株価が移動平均線を割り込んだ場合に、サポートとなるかもしれません。
本日の下げで、月足の12MAを僅かに割り込みました。
また、週足の52MAも僅かに割り込みました。
月足、週足ともに本日の値動きだけで出来た新しい足です。
今は僅かな割り込みなので、すぐに切り返すと問題はありませんが、更に下げて移動平均線と株価に乖離幅が出来てしまうと、移動平均線がレジスタンスとして影響しますので確認しておくことが必要です。
ボリンジャーバンドは、やや収束方向に向かっています。
この状態から発散方向に反転して+2σに追いつく上昇は難しいです。
大きな下落がないとするならば、当面はボリンジャーバンドがもう少し収束するまでは、株価は4月後半の高値を抜かずに、横ばいに推移するものと思われます。
今夜の日経225先物(夜間)は、25MAがサポートになるか注目です。
なお、余談ですが、連休明けに日本の相場が崩れないことを、GSが示唆するシグナルを出していましたが、Twitterの一件を受けてキャンセルシグナルが出ました。
以下、
日経225先物の現在(23:15)の日足チャートです(日中、夜間の通し)
25MAを簡単に割り込んでしまいました。
12月安値からのトレンドラインと、上値抵抗線とでダイアゴナルを形成していますが、トレンドラインを割り込むと、下げの波動に転じる可能性があり、一気に崩れてしまうかもしれません。
下値支持線の下には、200MAと節目となる21,500円がサポートとしてあります。
マザーズ指数はトレンド転換
マザーズ指数の日足チャートです。
長期のトレンドラインを転換してきました。
(東証一部からの資金が流入してきた感じです)
本日、僅かにトレンドラインを抜けてきましたが、すぐ上には200MAが位置しています。
これまでのようにダマシになる可能性がありますので、200MAを終値ベースで抜けるのを確認する必要があります。
また、直近3月27日高値がレジスタンスレベルとなりますので、手堅くはここを抜けきるのを確認したいところです。