日経平均株価はエクスパンディッド・フラット変形(2019年2月12日)
エクスパンディッド・フラットの変形(2)
日経平均株価の今後の予測です。
現在の株価は、昨年10月2日の高値以降、200日移動平均線が下降に転じた頃から、長期下降トレンドに突入しています。
今後、二番底を探る動きになると予測しますが、
昨年10月2日高値をピークとして、現在までの下げをエリオット波動理論で分析してみます。
エリオット波動は分析者によって、その見解が異なることが多いという難点を持つ分析手法でもあります。
昨年10月2日から10月26日までの下げを第1波とした場合、現在は修正波の第2波が「エクスパンディッド・フラットのフラット変形(2)」に該当しているのではないかという分析です。
まず、10月2日から10月26日までがインパルスパターン第1波です。
次に、第1波の終点である10月26日が第2波(修正波)の起点となります。
フラット修正の場合、その波形は3-3-5となるのが原則です。
上記チャートの波Aはa-b-cの3波構成、波Bはa-b-cの3波構成で進行しました。
年末12月26日の安値が次の波Cの起点となり、先週末までは第4波として進行していました。
そして、本日の上昇が第5波の始まりとすると、これから波Cの完成に向けた上昇が始まることになります。
さて、波Cがどこまで上昇するのかということですが、フィボナッチ数列の比率に基づき算出します。
波Aの値幅1,727円を基準にして波Bの終点から算出すると、1.618倍で21,742円、2.618倍で23,469円という理論価格が導き出されます。
波Cの終点が、21,700円付近であれば、エクスパンディッド・フラット変形(2)となり、23,469円付近であれば、エクスパンディッド・フラット変形(1)あるいは、「逆さイレギュラーコレクション」となります。
但し、第1波に対して第2波の期間が長いことから、フラットが適合しない懸念も残ります。
いずれにしても、弱気相場ですので波Cが完成した後は、本格的な下降インパルスパターンである第3波が来ることになります。
全投稿にも記載しましたが、戻り相場は終わったと思われますので、波Cの第5波は、第3波を超えられないか、超えてもトレンドラインや21,000円、75日移動平均線で頭を打つ可能性が高いと思われます。
エリオット波動で分析をしてみましたが、実際は移動平均線やライン等の他のテクニカル指標とも合わせて分析していく必要があります。
“日経平均株価はエクスパンディッド・フラット変形(2019年2月12日)” に対して2件のコメントがあります。