チャネルライン上値傾向線当たり(2282 日本ハム)

初動からの上昇がチャネルラインで一服

2019年1月31日引け後の日本ハム(2282)の日足チャートです。

昨年の11月12月頃から、収束した25日移動平均線と75日移動平均線を上抜けて、「初動」の動きとなっていました。

詳細は2018年12月18日の投稿を参照。

初動の兆候(2282 日本ハム)

年末の急落が「スパイクボトム」となり、急激な上昇をしました。

この間の値幅は800円で、およそ20%の上昇です。

4,500円付近からは上値が重く、4,600円に高値を抑えられ保合う動きをしていましたが、本日場中の決算発表を受け大幅に下落しました。

安値は、200日移動平均線がサポートラインになり支えられました。

さて、チャネルラインの観点から見ると、1月25日に4,600円を一瞬抜けた高値が、チャネルラインの上値傾向線にタッチしています。

この銘柄でもチャネルライン分析が有効で、この時点で売り目線も視野に入れることになります。

少し形状はことなりますが、「ソーサートップ」の形状にも似ています。

ソーサートップは、上昇が丸みを帯びながら上値が徐々に小動きになる形状で、そのまま目立った高値を付けることなく下落していくフォーメーションです。

また、数日ですが高値が4,600円を意識しながら「ライントップ」的な動きとも見えます。

いずれにしても、小動きの保合が崩れると下落することになります。

しかし、上記の様な売り目線を視野に入れるとともに、最も注意しなければいけないのが「踏み上げ」です。

ライントップの場合、抑えられていた高値を上抜けると、一瞬のうちにブレイクアップすることがあります。

特に、この銘柄の場合は、信用売り残が28万株もあり、貸借倍率が0.46倍であったので、株価が4,600円を超えてくると、一気に買戻しに動き出す可能性がありました。

結局は、「売り目線」、「買い目線」の両方が選択肢としてあったことになります。

チャートの形状から、株価が動いた事実で、動いた方に仕掛けるのが功を奏したというチャートでした。

中長期的には初動であり、移動平均線も上向きであるため、上昇相場であることは変わりません。

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