日経平均株価は上値傾向線にタッチ(2019年2月1日)

いよいよ戻り相場は終わるのか?

日経平均株価はチャネルラインの上値傾向線に到達しました。

2019年2月1日引け後の日足チャートです。

当初、10月安値と12月安値を結ぶラインを下値傾向線としたチャネルラインの上値傾向線が、レジスタンスになり戻り高値になると想定していました(下記チャート)。

しかし、1月31日の高値は上値傾向線にタッチしたものの、本日1日はラインを上抜けてしまいました

上記添付チャートの様に、終値は上値傾向線を割り込んで引けていますが、上ヒゲは抜けてしまっています。

しかし、日経平均株価の場合は、個別銘柄と異なり、意識されたラインにぴたりと反応することが原則です。

(理由は、コンピュータが正確に大量注文を発注するためブレが無いからです)

そのため、ヒゲが抜けた現象により、このチャネルラインは消滅したことになります。

そこで、ヒゲを止めたレジスタンスとなる新たなラインを探す必要があります。

(分析を見誤った場合、真の原因を明確にしておかないと次の分析基準がブレるからです

昨日の高値を決定させた真のラインを探す際にポイントとなったは、12月の安値を決定づけたインターナル・トレンドラインです。

昨年末の急落時に、10月2日高値を起点とした正規のトレンドラインを上値傾向線とするチャネルラインを仮定していましたが、その下値傾向線は12月26日の安値を確定することが出来ませんでした。

結果的に、12月3日のろうそく足を除外したインターナル・トレンドラインの下値傾向線が、急落の安値を決定づけることになりました。

(詳細は、以下12月27日投稿を参照)

日経平均株価はインターナル・トレンドラインを(2018年12月27日)

このことから、12月3日のろうそく足をチャート上から除外して分析をするという、柔軟な視点を今回も取り入れる必要があります。

今の戻り相場において、高値と安値を予測するための分析手法の傾向として、まず株価の流れをチャネルラインで捉えます。

安値と安値を結ぶラインを下値傾向線として、その上値傾向線を特徴的な高値に置いて、そのラインを延長した価格を将来の高値メドとする手法が、多くの個別銘柄においても非常に有効であると確認しています。
(上昇相場の場合は、その逆に)

さて、10月2日までの上昇波動の起点は9月7日なので、12月26日安値と9月7日安値を結ぶラインを下値傾向線とします。

そして、そのラインと平行なラインを10月2日の高値に置いて上値傾向線とすることで、将来的な戻り高値を予測します。

この時、12月3日のろうそく足がラインをオーバーしますが、上記の理由から除外扱いで無視します。

その結果、昨日2月1日の高値はラインに到達して跳ね返されたということが確認できました。

戻り高値をつけた可能性があります

また、長期のトレンドを示す200日移動平均線は、昨年10月から下向きに転じ、現在も下向きのままです。

下記チャートの赤いラインが200日移動平均線です。

今のこの状況を下降相場の入り口とするならば、年末の急落以降の上昇は、戻り相場としての最終局面を迎えた可能性があります。

(買い持ちの場合は最後の逃げ場であると考えられます)

 

しかし反対の見方をすると、今後この上値傾向線を上抜ける動きになれば、戻り相場はまだ継続すると判断することになります。

もし、この上値傾向線が意識されたラインであれば、株価が上抜けると、直近の75日移動平均線が意識されるものの、実需の買いが入ってきそうです。

日経平均株価の場合、特徴的に意識されるポイントをクリアする際には、空売りの買戻しと実需買いの相乗効果で、窓を空けて高く寄り付く事象がよく見られます

今後、上昇する動きになるとすれば、次に想定されるレジスタンスは以下のポイントです。

1.心理的に目安となる21,000円

2.10月2日高値を起点とする正規のトレンドライン

3.75日移動平均線

上記2のトレンドラインは現値に近いラインになります。

正規のトレンドラインを引く際に意識される高値は12月と2月で、期間的にそれぞれ2か月の等間隔なので、ラインとしての信頼性は比較的高いと考えられます。

このトレンドラインは、来週木曜日に21,000円まで降りてきます。

心理的にキリの良い価格と相まって、強いレジスタンスとして機能しそうです。

 

さて、一目均衡表で相場の強弱を確認してみます。

1.遅行線

遅行線は、現在ろうそく足の真上に到達していて、株価の上昇下降に関わらず、月曜日にはろうそく足を抜けて好転します。

日柄の観点から「買いのタイミング」を示唆します。

2.抵抗帯

薄い雲が徐々に降りてきています。

週明けの月曜日は、先行スパン1とトレンドラインは同じ価格(21,145円)に位置します。

21,000円という心理的大台が手前に控えてはいるものの、ここに到達した場合には強力なレジスタンスとなります。

過去にトレンドラインが通過点となった12月3日の高値も、先行スパン2とラインが同値で重なる強いレジスタンスに高値は跳ね返されました。

ここは重要な注目ポイントです。

もし、これを抜ければ、すぐ上に先行スパン2が位置するものの、雲抜けとなれば好転となり、一気に上昇相場の域に突入します。

3.転換線

既にゴールデンクロスしていますが基準線はまだ下向きです。

株価が雲を抜ける位置では横ばいから上向きに転じて好転してきます。

このことから、戻り相場が終わったのであれば、一目均衡表はネガティブなままなので影響はありませんが、三役が好転するポジティブな状況に転じると、相場は一気に上昇へと向かいます。

(但し、中長期のトレンドが変わるほどの上昇ではありません)

 

来週は相場の転機になるかどうかの重要な週になりそうです。

3月末決算企業の第三四半期決算の発表時期で、来期の業績見通しにより株価は大きく振られますから注意が必要です。

相場の格言「節分天井、彼岸底」となるかにも注目です。

<2019年2月2日、追記>

2月1日に1月21日の高値を超えたことで、新たな短期トレンドラインが出現しています。

<2019年2月5日、追記>

上値傾向線を小動きの中で上抜けてきています。

上値傾向線は、これで消滅です。

今週は先物も含め、非常に値幅が小さく、ボラティリティの無い、小動きな相場となっています。

株価は、心理的メドの21,000円を手前に、また10月高値からのトレンドラインが意識される位置に来ました。

一目均衡表では、ろうそく足は細い雲の中に突入しています。

遅行線は好転、転換線も好転、基準線も上向きに転じていますので、明日株価が20,953円以上になれば三役好転となります。

小動きに伴いボリンジャーバンドが急速に収束してきています。

もう少し収束が進めと大きく発散方向に動き出す兆候です。

ただ、上方か下方かについては現時点では分かりませんが、200日移動平均線は下向きです。

<2019年2月6日、追記>

日経平均株価、日経225先物(日中)ともに、トレンドラインをまだ抜けていません。

一目均衡表の雲を高値で抜けたものの、終値では雲中です。

上記のややムリのある上値傾向線は消滅したものの、21,000円とこのトレンドラインが意識された動きに見えます。

下記チャートは、この正規のトレンドラインに下値傾向線を引いたものです。

12月25日、26日のろうそく足は、下値傾向線を割り込んでいます。

チャート分析上、この事実は事実として重要であり、将来のチャートに影響があることには違いありませんが、25日の急落がもし無かったとしたら、1月の早い時期にはこの下値傾向線が意識され、テクニカル的には、ここまで株価は下がっていたものと思われます。

(システムは25日の急激な売りを流石に買いで止めきれなかつたのでしょう)

であれば、正規のトレンドラインの有効性が高まり、レジスタンスとして強く機能するとともに、トレンド転換では買いが入ってくると考えられます。

方向性が読めない、非常に微妙な局面です。

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