上昇相場の半値押し(6579 ログリー)
テクニカル的観点からの考察
2019年1月30日、ログリー(6579)の引け後の日足チャートです。
下値傾向線のDポイントに到達し、4,100円で引けました。
高値AポイントとBポイントを結ぶ上値傾向線のチャネルラインを、安値Cポイントに置く下値傾向線として、安値は下値傾向線にタッチするDポイントとなりました。
本日に関しては、チャネルラインの下値傾向線がサポートとして機能しています。
さて、この4,100円は、bポイントからの上昇波動のちょうど半値押しの価格になります。
・高値Aポイント – 4,100円 = 1,450円
・4,100円 – 安値bポイント = 1,445円
そのため、Bポイントからbポイントまでの下げ幅と、AポイントからDポイントまでの下げ幅は同じになりますので、一目均衡表の波動論としての「N計算値」に合致する動きとなります。
Dポイントが押しの底値となるならば、テクニカル的に面白い動きと言えそうです。
また、bポイントからAポイントまでの上昇は、エリオット波動の波3と思われ、今の押しが波4とするならば、波5の上昇が期待できることになります。
反対に、明日以降4,100円の下値傾向線を下回った場合、安値bポイントを起点とするトレンドラインが、サポートラインとなります。
その付近には75日移動平均線も位置していますので、次の安値メドとなります。
以下は、25日、75日移動平均線を表示させた日足チャートです。
グランビルの法則の観点から、短い足の25日移動平均線は、上向きで上昇中の75日移動平均線に対して、バウンドするように収束と発散を繰り返す動きをします。
現在の株価は押していますので25日移動平均線は下降し、75日移動平均線に対して収束する方向に向かっています。
日柄的には、ここから1か月くらい経過すると、2本の移動平均線はほぼ収束した状態になります、
その時に、株価が大きく崩れることなく推移していた場合、2本の移動平均線を上抜けて来ると、「押し目買い」となります。
過去では、11月後半の動きが「押し目」でした。
収束した移動平均線を株価が上抜ける状態は、非常に強い発散(上昇)を生み出します。
今日の安値で下げが止まるか、移動平均線が収束した「押し目」まで下落して反転するか注目です。
<2019年1月31日、追記>
31日引け後の日足チャートです。
サンバイオショックの影響で、寄付きの狼狽売りにより安く始まりましたが、反発して引けています。
目先、先行スパン1を抜けてくればよい押し目となりそうです。
下は、10月安値からのトレンドラインがサポートとなります。
<2019年2月22日、追記>
2月22日引け後の日足チャートです。
半値押しのレベルを保ちながら保合っています。
25日移動平均線と75日移動平均線の収束が進んでいますので、株価は煮詰まり、近く放れる局面に来ています。
1月高値からのトレンドライン(インターナル・トレンドライン)と、25日移動平均線が重なるタイミングが、ちょうど75日移動平均線との収束ポイントに近くなります。
その状態から25日移動平均線とトレンドラインを上抜けると、株価はトレンドを伴い大きく上昇する可能性が高くなります。
中期の75日移動平均線が上昇トレンドとなっていて、その修正トレンドである25日移動平均線が下向きで、収束しているポイントは、絶好の押し目と捉えます。
かつ、トレンドラインが重なるとベストです。
本来は、ここでボリンジャーバンドの収束が伴えば、上昇の勢いが増すことになりますが、高値からの日柄が浅く、値動きの振幅がある程度あるので、期待するほど収束は進んでいません。
このような押し目となる移動平均線の収束局面では、ボリンジャーバンドが収束することはあまり無く、必要条件ではありませんから考慮しなくて構いません。
むしろ、遅行線がろうそく足を抜けるタイミングが重要です。
3段上げの観点からも現在は2段上げ後の押しなので、もう一段の波が期待できそうです。
<2019年3月4日、追記>
引け後の日足チャートです。
移動平均線の収束が更に進んできました。
上値傾向線がレジスタンスとなりますので、上抜けを待つ展開となります。
遅行線は明日、上抜けます。
同様に、ロジザード(4391)も移動平均線が収束しています。
上値傾向線と25日移動平均線が重なるレジスタンスとして株価の上に位置しています。
遅行線抜けまで数日ありますので、更に収束して好転するタイミングに注目です。