日経平均株価が短期トレンド転換(2019年1月29日)
短期トレンド転換か?
2019年1月29日引け後の日経平均株価の日足チャートです。
本日、株価は12月26日安値を起点とするトレンドライン(下値支持線)を割り込んできました。
短期の上昇トレンドの転換です。(日経225先物(日中・夜間)でも同じ現象)
戻り相場が一旦終わった可能性がありますので、明日以降の動きに注目して確認していきます。
明日以降はこれまでのトレンドラインがレジスタンスラインとなりますので、株価がトレンドラインを上抜けなければ転換は継続です。
また、10月安値と12月安値を結ぶラインを下値傾向線とするチャネルラインが、上値傾向線としてレジスタンスとなります。
加えて、10月2日高値からの下降トレンドラインもレジスタンスとなりますので、これからを上抜けることにならなければ、今回の戻り相場は終了したと確定できます。
安値と安値を結ぶラインをベースとしたチャネルラインは、戻り高値を決定する重要なラインになります。
これは、上値抵抗線である下降トレンドラインと平行のラインを下値支持線とする引き方ではなく、先に特徴的な安値同士を結ぶ下値傾向線を引き、平行のラインを上値傾向線とする引き方です。
下降トレンドラインを下値支持線とするチャネルラインの引き方ではなく、逆に下値傾向線から上値傾向線をチャネルラインとして引く引き方になります。
このチャネルラインが意識されて、戻り高値が決まることで、結果的に本来のトレンドラインが形成されます。
このような現象は、個別銘柄においても非常に多く見られる現象です。
加えて、その途上に移動平均線が位置していたり、雲や基準線、転換線があると、それも意識される動きとなります。
日経平均株価においては、ラインがレジスタンスとなっても、下に位置する25日移動平均線がサポートとして機能しそうです。
25日移動平均線を割り込めば、戻り相場における小さなダブルトップが成立することになります。
<2019年1月31日、追記>
1月31日引け後の日足チャートです。
昨夜のNYダウの上昇による影響で高く寄り付いたものの失速となりました。
本日の高値はトレンドラインに到達していません。
明日以降、トレンドラインはレジスタンスとして機能していきます。
また、安値を結ぶ下値傾向線のチャネルラインの上値傾向線に、本日の高値がタッチしています。
明日金曜日は決算発表となる企業も多く、場中の発表企業の株価の変動、および週明けの動きに注目です。
大よそ決算が出揃い、トレンド転換し上昇となるか、下降相場の最後の戻りになるのか。
もし、上抜けた場合、10月2日高値からのトレンドラインが目先のレジスタンスになります。
さて、一目均衡表では、遅行線が週明けに好転します。
上記の上値傾向線を抜けた場合、10月2日高値からのトレンドラインと、先行スパン1とが重なる価格が強いレジスタンスとなりそうです。
12月3日のイベントによりGUした時と同様に、決算に伴うファンダメンタル要因に反応した場合、このトレンドラインと先行スパン1で跳ね返される可能性があります。