Ⅱ-2-3.日銀短観
Ⅱ-2-3.日銀短観
日銀短観: 全国の企業動向を的確に把握し、金融政策の適切な運営の資することを目的に、日本銀行が四半期ごとに実施するアンケート調査である。
毎年3、6、9、12月に調査を実施し、4初、7初、10初、12央に調査結果を公表している。
調査項目は、判断項目、年度計画、四半期項目、新卒採用状況の4種類で、調査対象企業は規模別、製造業・非製造業別等で区分される。
現状と見通しについて企業の率直な感覚が把握できる点が注目される。
業況判断では、「良い、さほど良くない、悪い」の回答からDIを算出しており、企業の景況感が時系列的に迅速に反映されている。
株価との関連では、実質ベースでも予測ベースでも業況判断DIよりも株価に先行性が認められる。
従って、景況感の確認指標として利用するが、DIの反転によって既に反映している株価トレンドを確認するという使い方になる。