先行した先物ラインで頭打ちに(2022年3月31日)
<2022年4月8日、追記>(12:30)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
3月31日から時系列に読んでもらうと分かりやすいと思います。
・2022年4月8日、ザラ場の日経平均株価の日足チャートです。
夜間で先物が下降トレンドを転換した流れを受けて、本日は上からのスタートとなりましたが下げています。
25MAがサポートとなり下値が支えられています。
移動平均線は上から200MA、75MA、25MAの順で、その狭間に株価が位置しています。
しばらくはMAを支持抵抗として意識しながら、この付近で推移するものと思われます。
目先、外部要因で動くというよりは、先物に対する仕掛けに影響を受ける相場になりそうです。
特に夜間の動きに注意です。
・また、グロース市場(旧マザーズ)の初動の旬は終わりました。
これからはプライム市場の「初動銘柄」に資金が流入してくることが想定されます。
備えとして、プライム市場の初動銘柄のスクリーニングが重要です。
<2022年4月7日、追記>(10:30)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2022年4月7日、ザラ場の日経平均株価の日足チャートです。
本日も窓を空けて下落です。
株価は25MAをサポートとする動きになってきました。
今はまだ前場ですが、この25MAで支えられるかどうかに注目です。
ただ、それは目先の話で、チャートを鳥瞰すると、下向きの200MAから下に大きく乖離した株価が、単に200MAまで戻って、再び下降トレンドに乗って下げていく動きが鮮明です。
株価が200MAに跳ね返されたのは、複数線分析に観点からすると妥当な動きと捉えられます。
<2022年4月6日、追記>(15:10)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2022年4月6日、日経平均株価の日足チャートです。
日経平均株価は75MAを割り込む動きを見せていますので、今後は25MAもサポートとして視野に入れる必要がありそうです。
25MAは日ごとにその水準が上がり株価に接近してきます。
本日はマザーズ指数も日経平均株価も下げです。
マザーズ指数は波動の範囲内の動きと思われますが、75MAを抜ける際の勢いが強かったこともあるので、昨日今日の動きがダマシになる可能性もあります。(これは移動平均線の傾きから判断します)
その場合、一旦下げた後に、再度75MA抜けを試す動きになると、理想的なチャートになります。
<2022年4月5日、追記>(17:20)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2022年4月5日、マザーズ指数の日足チャートです。
マザーズ指数は引き続き堅調です。
今、指数は75MAを上抜けて200MAに戻る動きとなっています。
現在のグロース市場で複数線分析において「しかるべき買いポイント」にあった銘柄は、ほぼ全てで資金流入が観察されています。
これは見直し買いとかではありません、テクニカル的に明確な底打ちが確認された次の「初動」の動きです。
しっかりとテクニカル的ポイントで反応していることが分かります。
適切なポイントで買ってトレンドが出ている銘柄は、今後25MAの傾きを考慮しつつ保持です。
<2022年4月4日、追記>(15:10)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2022年4月4日、日経平均株価の日足チャートです。
本日も200MAと75MAの間の水準で保合いです。
日柄調整が続きます。
・一方で旧マザーズ銘柄の反応が非常に良いです。(今後もマザーズ指数が重視されそうです)
指数は75MAを抜けてきました。
複数線分析の観点からはやや勇み足の感がありますが、75MAを抜けてきたので勢いがある相場と言えます。
本日はしかるべき買いポイントにある銘柄は、どれを買っても上昇という堅調な動きでした。
多少上下する波動を挟みながらの推移になりそうです。
上向きの25MAがサポートです。
<2022年4月1日、追記>(14:30)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2022年4月1日、ザラ場の日経平均株価の日足チャートです。
本日は下落です。
下値は75MAに支えられ、株価は200MAを抵抗に75MAをサポートに推移し始めた様子が伺えます。
移動平均線と株価との詳細については、以下3月31日記載内容をご覧ください。
・さて、来週からマーケットが変更されるものの、日経市場から資金がマザーズ市場に流れ始めています。
このような資金循環はよく見られる現象です。
以下はマザーズ指数の日足チャートです。
一目見て分かるように、4か月間に渡る下降トレンドが転換し、中期的な「初動」を迎えようとしています。
昨年の11月から日経平均株価よりも先行して下落が始まりました。
マザーズの場合は買戻しが入らないので、一旦下げ始めると下落が加速する傾向があります。
それがチャートから買いタイミングを探る上では良い影響を及ぼします。
株価(指数)は2月末に自然反発したもののトレンドラインに跳ね返されました。
非常に忠実な良い動きです。
この2月の安値が一番底となり、3月に二番底を確認した後にトレンドが転換してきました。
そして、今週ネックラインを上抜けたことで「ダブルボトム」が成立しました。
これにより、マザーズ指数の底打ちが確認されたことになります。
さて、ここからの動きですが、25MAと75MAの複数線分析の観点から予測していくことになります。
・・・(来週のチャートを確認です)
揉み合いからどちらにブレイクするか(2022年3月31日)(1日 11:00)
・2022年3月31日、日経平均株価の日足チャートです。
ウクライナ情勢の影響を受けて急落した株価は、3月9日を底に反転し、急激に上昇してオミクロンの影響を受ける前の水準まで戻してきました。
現在は、下向きの200MAを抵抗として意識しながら、微妙に上下を繰り返しながら揉み合っています。
・16日間におよぶ戻り上昇が、今この水準で揉み合っている理由は日経225先物のチャートにあります。
日経、先物ともに昨年の9月14日高値を起点とするトレンドラインが存在しますが、日経が未達の状態で先行して先物の上値がラインに到達しました。
これによりチャートに達成感が生まれ上昇がストップしました。
日経平均株価は、まだこのラインに達していませんが、先物が先行タッチしたことでこの上昇に終止符が打たれました。
このような上限や下限を決定する局面においては、日経平均株価やTOPIX、日経225先物のどれかが先行指標として意識され、どれかがそこに達するとテクニカル的な要素が満たされて決定となります。
どれが優先されるかはその時々にどれを採用して動かしているかのパワー主体に依存します。
注意深く観察することが求められます。
今回は先物がトレンドラインに達したことで上昇終焉のサインが出たということです。
トレンドラインが抵抗として意識され、テクニカル的にも非常に綺麗な動きとなりました。
・この動きを詳細に確認するために分足チャートを見ると、30日の22:30にかなり強引な買いによってラインにタッチしたことが分かります。一瞬の動きです。
表現を変えれば「タッチさせに行った」、「チャートのけじめをつけにいった!」とも言えます。
需給面から見ると、この上昇は実需の買いのみならず「踏み上げ」的な要因が多分にありました。
「どこまで上がるか疑心暗鬼だった上昇相場」、「チキンレース的な上昇相場」。
チャートがこれにが決着をつけた形です。
その後の動きを見ても、ダブルトップを形成した後に戻りはネックラインに跳ね返されて押し戻されています。
これでフォーメーション的にも天井が確定です。
ここまでの上昇には様々な外部要因が絡んではいるものの、それらの要因はテクニカル的な視点からは一切関係ありません。
日々の需給と要所要所におけるチャートを仕切る需給は別物です。
その切り分けが大切になります。(切り分けには時間軸が重要ですがここでは触れません)
・以上のような動きがあった上で、次に移動平均線(今は200MA)が意識されて揉み合う動きが現在の動きです。
現在の動きはあたかも日足の200日移動平均線が意識されているかのごとく見えていますが、それは視覚的な移動平均線の観点からであります。
これは日々の需給の影響です。
しかし、実は要所要所においては上記のようにラインによって上限下限が決定されるケースが非常に多く見受けられます。
これは個別銘柄でも、FXでも暗号資産、原油、金などにおいても同様です。
つまり、チャートを分析するにおいて、このようなライン分析が出来るスキルもあった方が、見極めの判断材料が増えて有利だと言うことです。
(ちなみに当blogでは視覚的に分かり易くチャートにラインを引いていますが、厳密には計算によって価格を算出しています)
分析の過程では、局面に応じた理論を使い分けたり組み合わせたりしますが、あわせてラインも考慮できれば余裕を持って対処することが可能になります。
加えて、事後の検証も容易になります。
事後検証は確信となり経験としてNEXT相場での分析に活きます。
・ラインの有効性について更に補足するならば、3月の侵攻による株価の下落は3月9日に下げ止まりました。
この時の下値24,310円はなぜここで止まったのか?
これもラインによって支えられました。
結果的にこれが底打ちになったことは、以下のチャートを見ると一目瞭然です。
このような動き、つまり株価を止めるためのピンポイントでの需給調整はシステムの働きによるものです。
このシステムの仕様、つまりチャートの原理原則は、先物に限らず各種指数系、個別銘柄、FX、暗号資産、金や原油などすべてにおいて共通です。
その原理原則や、使うためのノウハウがあれば有利です。
・さて、移動平均線の観点に戻ると、長期のトレンドを示唆する200MAは昨年12月から下向き(今月の上昇による傾きへの影響はほぼ無し)、中期のトレンドを示唆する75MAは僅かに上向く兆しを見せたもの横ばい、短期のトレンドを示す25MAは上向きです。
総じていえば、今の相場は長期中期トレンドにおける短期的な戻り相場です。
戻りはあくまでも戻りなので、上昇と言えども移動平均線が上値メドとなります。
今のチャートにおいて、戻りメドは「グランビルの法則」に従えば200MAまでです。
加えて、200MAの水準には今回抵抗として機能したトレンドラインが位置し(他にもありますが後述)、それらに跳ね返されたことで目先の戻りは終わったと判断できます。
・今後、想定される動きを下目線で見ると、揉み合いが続いて200MAを抜けず上値の重さが続くと嫌気されて売られ始めます。
一方、上目線で見ると、トレンドラインを上方ブレイクすればトレンド転換となり、戻り相場から上昇相場に局面が変わり、更に上値を試す展開になります。
いずれにしても、ここまでの上昇値幅が大きかったこともあり、ボラの低下を待つために日柄調整を経る必要があります。
その上で、次の動きが明確になると想定されます。
その場合、上は200MAが抵抗に、下は75MAがサポートになりそうです。
・今回の高値を乖離の観点から見ると、そもそも日経平均株価は7%~8%の範囲で推移する傾向があります。
日経225先物においては更に明確で、忠実に8%の範囲で推移する傾向があります。
これが分かれば、先物を日足チャートでスイング的に売買するタイミングを取りやすくなります。
今回は乖離8%の位置にトレンドラインと200MAが重なったことで、3つの指標がより強い抵抗として機能しました。
・一方で、ボリンジャーバンドは強く発散しています。
±2σがまだ発散方向にありますので、トレンドラインを上方ブレイクする勢いをまだ秘めているかもしれません。
この辺りは詳細な見方を加味しながら推移を見ていくのですが、ここでは今後のボラティリティに注目です。
・パラボリックは好転状態継続ですが、株価が75MAを割り込んでくると逆転です。
・久々の一目均衡表ですが、見るまでもなく三役は好転しています。
株価は雲に支えられているようにも見えます。
上には強い抵抗が、下にはサポートが効いていますので揉み合いのベースになりそうです。
ただ、先行スパンは切り下がっていきますので、ラインに沿って徐々に下値を切り下げる可能性がある一方で、一気に割り込む可能性もあります。
目先の注目は先行スパンです。(支えられるか割り込むか)
相場の方向性を示唆する基準線は横ばいです。
遅行スパンは今のところ大きな影響はさなそうです。
また、3月9日からの上昇日柄が本日で16日です。
日柄調整を意識した場合、基本数値26がポイントになることも想定されます。
・各種オシレータは以下のようになっています。
各指標のパタメータ数値は、判断の上で調整して確認してください。
・明日から実質の新年度入りとなるのでどのような動きになるのか、また週末でもありリスク回避の動きもあることから、週明けの動きを見極めたいところです。