下向きの強い推進波動(2022年2月25日)

<2022年3月4日、追記>(15:30)

※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
下から時系列に読んでもらうと分かりやすいと思います。

・2022年3月4日、ザラ場の日経平均株価の日足チャートです。

ウクライナ原発攻撃の一報を受けて株価は急落しました。

本日の安値(今現在)は25,774円、その水準は直近安値となった2月24日の25,775円を意識して下げ止まりました。

この水準で「意識的に下げ止めた動き」が、目先において意味を持つ可能性があります。

遡ると、12月にも同じ現象は見られました。

12月1日と12月3日に揃えた安値が下値支持線となり、9月14日高値を起点とする上値抵抗線とでトライアングルを形成しました。

この時も意識的に下げ止めた動き」があり、結果として1月29日にブレイクダウンし大きな下げにつながりました。

今回も同様に、1月5日高値を起点とする上値抵抗線と、本日の揃えた安値を下値支持とするトライアングルが形成される可能性があります。

目先においてはこのレンジ内で様子見の保合いとなるか、あっさりと割り込んで「底割れ」するか動きに注目です。

・この動きを分足で確認するとさらに明確です。

25,775円の僅か1円ほどで安値が綺麗に止まった様子が分かります。

225銘柄の平均値を上手く調整するほどの買いが入ったと言うことです。

これ以上下げさせたくない意図が働き、需給のバランスが保たれた結果です。

 

<2022年3月3日、追記>(15:10)

※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2022年3月3日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。

本日も僅かに上昇していますが、株価は25MAからまだ乖離しています。

短期的なトレンドラインが株価と25MAの間に位置しており、可能性は高くはないですがこれも抵抗として意識されるかもしれません。

引き続き様子見です。

 

<2022年3月2日、追記>(19:20)

※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2022年3月2日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。

本日は大きく下落です。

テクニカル的には下向きの25MAが抵抗になって跳ね返された綺麗な動きとなりました。

これにより、若干ですが25MAの傾きは強化されています。

今後、株価が2月24日安値25,775円を下回ると「底割れ」となります。

一方で戻りメドは引き続き25MA、またはトレンドラインです。

・余談ですが、現在最もテクニカル的に綺麗なチャートを描いているのが「原油」です。

チャートから見た押し目買いポイントは、昨年のクリスマスイブでした。

これは個別銘柄にも共通する見立てですが、ここが買いポイントです。

ここで買っていたら、現在38%の含み益が出ている計算になります。

外部環境を一切無視しても、テクニカル的にも明確な説明のつく良いチャートと言えます。
(個別銘柄に流用可能です)

 

<2022年3月1日、追記>(16:30)

※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2022年3月1日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。

本日は窓を空けて上昇です。

しかしながら、上値は25MAが抵抗になり押し戻されました。

NYダウが軟調であったにも関わらず買い優勢となりました。

今日の買い主体は買戻しが中心です。

気配値が切り上がったことでやむなく買われた感があります。

明日以降もこの流れが続くとしたら、25MAを上抜けるタイミングでは窓を空けて跨ぐと想定されます。

ひとまず今夜の日経225先物の動きを注視です。

 

<2022年2月28日、追記>(21:10)

※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2022年2月28日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。

本日は土曜日朝までの日経225先物の流れを受けたものの、情勢が好転しないことから値を伸ばすことができませんでした。

ここからは方向感のない保合いが続きそうです。

不確かな情勢に振り回されて、一喜一憂する相場が続きます。

戻りメドは25MA、もしくはトレンドラインまでです。

 

<2022年2月26日、追記>(17:30)

※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・まず、2022年2月26日、朝6時に引けた日経225先物の分足チャートです。

一目で判るように、25日未明の安値を起点としたトレンドラインに沿って、綺麗に上昇して引けています。

25日15時15分の終値比較で、およそ500円上昇しています。

週明けの月曜日はこの流れを引き継ぐことになりますが、このまま上昇トレンド継続となるか、ラインを割り込んで転換してしまうか注目です。

・次にこの動きを反映した日足チャートです。

ろうそく足は28日付けとなります。

500円上昇の陽線で引けましたが、高値は25MAの手前まで止まっています。

このことから、週明け8時45分の寄付きが、25MAの上か下かが注目です。

・最後に、日経平均株価の25日引け後の日足チャートです。

先物が上昇した背景にはウクライナとロシアの交渉が好感されたことがありますが、今現在以降で状況が悪化しなければ、日経平均株価も同様に高く始まることになります。
(週明けまでの悪化すればその限りであありませんが)

その場合、およそ500円上には下向き、それも大きな傾きの25MAが位置していますので、これが強い抵抗となります。

そのため、寄り付きが25MAの上となるのか下となるのかがポイントです。

下であった場合、25MAが抵抗となって株価が跳ね返されると、寄付きが天井となる可能性があります。

一方で上であった場合、25MAがサポートとなります。

この辺りの動きが注目されますが、グランビルの法則から明確な下降トレンドである状況を踏まえると、戻りは限定的と想定されます。

月曜日に上昇した場合、その買い主体は空売りも買戻しなので、買戻しが一巡すればさらに売りたたかれることも想定されますので注意が必要です。

 

テクニカル的に明確な下降トレンド(2022年2月25日)(16:25)

・2022年2月25日、日経平均株価の日足チャートです。

(以下、知らない指標はスルーしてください)

今週は値幅を伴い大きく下落しました。

まず、移動平均線から確認すると、2020年11月から上向きになっていた200MAは昨年12月から下向きに転じています。

下向きになったタイミングで1年間続いた上昇トレンドが終わる兆しが出ていました。

(この辺りは長期目線でみる必要があるので、日々の動きで短絡的に判断してはいけません

株価は、昨年9月にザラ場でバブル以降の最高値を付けた後、保合う動きが続いていましたが、1月中旬に下方ブレイクしたことによりトレンドは下降に転じました。

この動きにより200MAと撚れ合っていた75MAもDCして200MAに対して発散し始めました。

さらに25MAは大幅な下落にともない75MAに対して大きく下向きに発散しています。

株価と移動平均線の位置関係は、上から200MA・75MA・25MA・株価の順の「逆順パターン」になり、テクニカル的には明確な下降トレンドと判断できます。

そのため、今後は修正波動としての戻り上昇と、推進波動の下落を繰り返しながら株価は下げていきます。

そして、短期トレンドを示唆する25MAの傾きが緩やかになり「底打ち」が確認されるまで下降トレンドは続きます。

主観的にチャートを見ると、2020年3月のコロナショック以降の上昇が大きかった分、下げ幅が大きくなってもおかしくはないように感じられます。

山高ければ谷深し

 

・次にラインの観点から、1月中旬の下方ブレイク以降の特徴的な安値を確認すると、バブル以降の最高値である9月14日30,795円を起点とするチャネルのロアーチャネルラインが効いていることが確認できます。

まず、1月27日安値26,044円がこのラインに支えられ、次に今週安値25,775円もこのラインに支えられました。

このことから、このラインが強いサポートとして機能していると考えられます。

テクニカルに沿って忠実にコントロールされた動きです。

次に大きく下げば場合、このラインが意識される可能性が高いと考えられます。

但し、サポートであるからと言って必ずしも株価が支えられるわけではなく、むしろラインを割り込む場合には、株価はラインを跨いで窓を空けて下落することも想定されますので楽観は禁物です。

通常、サポートが3度目効くことはほぼありません。

そして、このラインを割り込んだ場合、株価は24,500円付近まで突っ込むと想定されます。

そうなると、25MAの傾きはさらに大きくなりトレンドが強化されます。

このような場面で値ごろ感からの買いは、まさに落ちるナイフを掴むことになるので安易な「逆張り買い」はご法度です。

また、波動的には「小さな上昇と大きな下落」を繰り返しながら下げていくので、多少上昇したからと言ってリバウンドを期待して飛びついて買うのもご法度です。

理由は、下降トレンド中の上昇の主体は、主に空売りの買戻しとリバウンド期待の限定的な買いに過ぎないので、再び下落に転じる可能性が高いからです。

(ロスカットできない投資家は損失を拡大させることになります)

目先の戻りメドは25MAまでです。

 

・なお、NYダウ先物においても同様のラインが機能している動きが確認できます。

 

・今の下げを乖離の観点から見ると、日経平均株価が大きく動いた時の上限下限である8%までまだ下値余地があります。

このことも意識しておく必要がありそうです。

他の乖離率もさりげなく設定していますが重要ですので確認してみてください。

 

・ボリンジャーバンドは若干の収束から発散に向かっています。

+2σを一時的に突破しましたが、このまま+2σに沿って下値を切り下げる可能性もあるので注目です。

 

・パラボリックは逆転で下げが加速しています。

 

・また、ラインを意識した動きは、日足だけにとどまらず分足においても確認できます。

ボラティリティを伴って大きく動いているものの、テクニカル的にはまだコントロールされている状況だと言えます。

同じロジックのシステムが動いていると仮定するならば、これだけでなく様々な分析手法を知っておくと、投資全般においてやり易くなります。

これは日経平均株価だけではなく、TOPIXや日経225先物、原油、各種ETF、暗号資産、FXなどにおいても同じです。

今後、外部要因の影響を受けて株価が大きく動きことがあっても、要所要所ではシステムが機能するので、どのような指標がどう機能するかを予測しておくことが大切です。

ただ、局面に応じてどのチャートが優先されているかを見極めることも大切なので相応の習得が要ります。

ここを上手く読み解けば、日経225先物での超短期トレードは大きな収益が期待できます。

 

・さて、買いにとっては不向きな相場となりましたが、空売りには有利な相場です。

その場合も、高いから売ると追う発想ではなく、下がるタイミングで売り建てることが重要です。

しかしながら、買いタイミングが無いのかと言うと、いつかは下げ止まり株価は25MAもしくは75MAまで、最大は200MAまで戻す動きになるので、株価と25MAの傾きを確認して「順張り」としての安全な買いポイントが到来します。

買いタイミングとポイントの見極め方は個別銘柄においても同様なので、近い将来には上昇に転じて「買いの旬」が訪れることは、これまでの相場からも証明されています。

テクニカル的に判断していけば勝機は必ず訪れます。

 

・補足事項として、ベアファンドが上昇しています。

コロナショックで大きく上昇した後に、好調な日経平均株価に対して下落が続いていましたが、この度に下落で上昇に転じてきました。

株価は200MAを上抜けてきました。

チャート的にもまさに「初動」です。

テクニカル的に仕掛けるもよし、買いのヘッジとするもよしです。

コメントを残す