上昇してもそれは限定的戻り(2022年1月29日)
<2022年2月11日、追記>(17:50)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2022年2月11日、NYダウ先物の日足チャートです。
NYダウ先物の今朝の日足チャートです。
長期のトレンドを示す200MAが上向きからほぼ横ばいになってきました。
ここまでの上昇トレンドが鈍化し下降トレンドに移行する兆しが出てきました。
NYダウのトレンドの終焉は日経平均株価の下落を意味します。
このチャート形状は過去の暴落時と同じ形状です。
もし、大きく下落することになったら、後から理由をつけて「○○ショック」とネーミングされます。
チャート先行なので警戒が必要な局面です。
しかし、売り方にとっては稼ぎ時の到来です。
<2022年2月10日、追記>(14:52)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2022年2月10日、日経平均株価のザラ場の日足チャートです。
昨夜の日経225先物が上昇したことにより、本日の日経平均株価は窓を空けてのスタートとなりました。
株価は25MAを跨いで寄り付きましたが下落に転じて、下値はちょうど2月2日の戻り高値がサポートとなって支えられています。
テクニカル的に良い挙動です。
本日の買い主体は空売りの買戻しですが、寄りで狼狽した買いが入っただけで、その後買いは続かず戻りに勢いは感じられません。
この動きは日経225先物がトレンドラインを割り込んだ流れに影響を受けています。
昨夜の未明に上昇しましたが、結局チャネル上限に達することなく上昇が鈍化し、今朝トレンドラインを割り込んだことで下げの波動に転じたことに起因しています。
本日の下落が修正波動となり、再び上昇の推進波動に転じるか、このまま下落するかに注目です。
現在の時刻から流れは今夜の取引に引き継がれることになります。
今夜の日経225先物の動きに注目です。
しかし、日経平均株価がさらに戻す動きになっても、上値メドは大きくて75MAまでです。
・なお、動きが想定されるタイミングは、一目均衡表から10営業日後付近と想定されます。
このタイミングで株価は先行スパンに近接してきますので、上抜けることが出来るか、スパンに沿って下落するかの動きになりそうです。
2月に入ってからの二番底を探る動きが甘いので、もうひと下落欲しいところです。
<2022年2月8日、追記>(19:50)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2022年2月8日、日経平均株価の日足チャートです。
本日も保合いで目立った動きはありません。
このまま株価が横ばいに推移した場合、上から降りてくる下向きの25MAに近接する状態になります。
下向きの25MAは抵抗となり株価が跳ね返されて下落に転じる可能性が高まるので、この辺りにも注目です。
跳ね返されたらグランビルの法則に則って株価は25MAから乖離する動きとなります。
つまり下落です。
なお、25MAを上抜けた場合、上に位置する75MAが次の抵抗になります。
<2022年2月7日、追記>(17:50)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2022年2月7日、日経平均株価の日足チャートです。
本日ははらみ足です。
高値は切り下げで保合いの鈍化により戻りが終焉した気配を感じます。
この位置では判断しようがないので様子見となります。
<2022年2月5日、追記>(8:50)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2022年2月4日、マザーズの日足チャートです。
マザーズは大幅に下落していますが、今後日経平均が下げた場合の動きの参考になります。
現在の日経はマザーズの12月頃に該当します。
リバウンドをして一旦底を打ったように見えましたが、1月初旬にその安値を割り込んで下落しています。
いわゆる「底割れ」です。
そして現在、1月末を底にリバウンドしていますが、これは上昇ではなく「戻り」です。
ですから、その上昇は限定的です。
特にマザーズの場合は、空売りが出来ない銘柄が多いので、戻りの勢いは日経ほど強くないという特徴があります。
今後、1月安値を割り込めば再び「底割れ」となり、割らずに2月の高値を上抜ければ「二番底」を確認して「ダブルボトム」が成立します。
つまり「底打ち」です。
日経平均株価も1月安値を割り込むかどうかと、戻り高値を上抜けるかどうかがポイントです。
なお、「底割れ」した状態を、日経新聞や経済ニュースなどが「二番底を・・・」と表現しますが、それはテクニカル的に正しい表現ではありません。
二番底とは、その手前の安値を割らずに反発した安値を指します。
加えて、25MAの傾きが緩やかになり横ばい近くにまでなる必要があります。
<2022年2月4日、追記>(20:20)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2022年2月4日、日経平均株価の日足チャートです。
本日は上昇です。
包み足となりましたが、2月2日高値を抜けるには至っていません。
この高値(戻り高値)を抜けるかどうかが週明けの注目ポイントです。
パラボリックは好転していますが、まだ加速感はありません。
<2022年2月3日、追記>(11:10)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2022年2月3日、ザラ場の日経平均株価の日足チャートです。
本日は戻り上昇から下げに転じています(ザラ場)。
ここまでの動きを確認しますと、12月上旬に安値を揃える形で下げ止めたことでサポートが明確になりました。(青○)
この安値を基準にサポートレベルラインが生まれました。
1月にこのサポートラインをブレイクダウンして株価は大きな値幅を伴って下落しましたが、9月高値を起点とするトレンドラインをベースとしたチャネルのロアーチャネルラインで下げ止まりました。(緑○)
その後、買戻しを伴いリバウンドしましたが、結局はサポートラインが逆転の抵抗となり(赤○)、昨日の高値は抑えられました。
テクニカルに沿った非常にきれいな動きをしています!
今後、このラインを上抜くことが出来なければ戻りの終了が確定し、株価は二番底を探る動く、つまり再び下落に転じると予測されます。
その時、1月の安値を割り込むと「底割れ」となりさらに下落が加速しますが、その後の安値メドはテクニカル的に予測可能です。
また、割り込まなければ再び戻りとなりますが、この戻り上昇をどう取っていくかは、午後のセミナーで解説します。
この流れを踏まえて個別銘柄に対処していくことが、今の相場においては大切です。
チャートはファンダメンタルに先行します。
テクニカルのルールの沿ってシステムが動くので、それによってチャートが作られます。
作られたチャートをベースにまたシステムが動くので、更にチャートがルール通りに作られます。
チャートを説明しても一般投資家は理解できない場合が多いので、それをファンダメンタル的な観点から分かりやすく説明するから、あたかもファンダメンタルで相場が動いているように錯覚します。
その際、動くトリガーは様々な要因がありますが、動き出したチャートはテクニカルのルールが支配します。
<2022年2月2日、追記>(16:10)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2022年2月2日、日経平均株価の日足チャートです。
本日も上昇です。
これにより25MAの傾きは若干緩やかな下向きになって行きます。
本日の上昇はまだ空売りの買戻しによるものなので、買戻しが一巡すれば再度下落することになります。
上値のメドは25MAまでになると想定されます。
<2022年2月1日、追記>(17:15)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2022年2月1日、日経平均株価の日足チャートです。
株価は先週1月27日の大幅な下げで、ロアーチャネルラインで底打ちをした後リバウンドしています。
しかしながら上値は重く、本日の戻りは勢いがなく、押し戻されて鈍いもので終わりました。
ここからは再度下を試した後に再び戻した場合には、上から降りてくる25MAで頭打ちすると思われます。
トレンドが出ていますので、素直に株価は移動平均線に沿った動きになりそうです。
なお、今の戻りが鈍い場合、底割れをした際の下落はかなり大きくなります。
今の戻りがどこまで行くかによって、テクニカル的な先の安値が確定することになります。
<2022年1月31日、追記>(19:40)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2022年1月31日、日経平均株価の日足チャートです。
日経平均株価は本日は反発です。
先週までの下落に対するリバウンドの動きです。
波動的には修正波動となりますので、どこかで再度下落に転じて底を確認に行くものと想定されます。
その際、先週の安値を割り込み「底割れ」となるか、「二番底」形成となるかに注目です。
なお、本日の高値を抜ければパラボリックが好転します。
但し、ゆらぎがあるので即上昇とはならないと思われます。
戻りメドは25MAか(2022年1月29日)(17:30)
・2022年1月28日、日経平均株価の日足チャートです。
先週は大きな値幅をともなって下落です。
日経平均株価は8月20日安値26,954円のサポートレベルラインを割り込み、抜き返すことが出来ていません。
チャートではデッドラインを割り込み、下降相場に突入していると判断できます。
週末金曜日は多少戻しましたがサポートラインまでにも達せず、戻りに勢いは感じられません。
・昨年からここまでの日本の相場は、テクニカル的には日経平均株価ではなくTOPIXで動いてきています。
そのTOPIXのチャートも、先週は5月13日安を基準とするサポートレベルラインを割り込んできました。
また、9月14日高値を基準とするチャネルのロアーチャネルラインも割り込みました。
金曜日にやや戻したものの、日経平均株価と同様に戻りに勢いはなく、上値は12月1日を基準とするロアーチャネルラインに抑えられました。
・ここで移動平均線の観点で見ると、日経平均株価は75MAが200MAを下回り、上から200MA、75MA、25MA。株価の順で「逆順パターン」の下降トレンドに位置付けられます。
しかしながら、TOPIXはまだ75MAが200MAの上に位置していて、明確な下降トレンドまでには転じていません。
TOPIXの株価が線週の安値を割り込み75MAが200MAの下に位置すると、明確な下降トレンドに転じます。
ここが今後の注目ポイントです。
目先、株価が上昇をしても、その戻りは25MAまでもしくは勢いがついても75MAまでと想定されます。
・さて、週明けの動きですが、NYダウの昨夜の動きを見ると上昇して引けました。
チャートはNYダウ先物です。
株価的には上昇ですがここ数日の値動きの範囲で戻した程度にとどまっています。
値幅的には500ドル程度です。
前日終値比較なので大きく上昇したように感じますが、チャート的には大した戻りではありません。
そして、日経225先物の昨夜の動きは以下のチャートになります。
NYダウ同様に戻りに勢いはありません。
前日終値(金曜日15時15分)比較で-40円なので、週明けに戻す気配すら感じられません。
ただ、安値を割らなかったことで一旦は上振れするかもしれませんが、引き続き弱い相場となりそうです。
これをさらに分足で確認すると、株価はまだ下降チャネル内で推移しています。
価格的に27,000円付近を越えてこないと目先の転換にはなりません。
・一方でベア上場投信のチャートを確認すると、まさに初動の動きです。
2020年3月のコロナショック以降下向きであった移動平均線に対して、株価は1月中旬に初めて上抜けてきました。
これは明確な初動の兆しです。
ベア投信の上昇は、日経平均株価の下落ですので、ベアのチャートが今後を予測するうえでも非常に参考になります。