動意待ち局面からの方向は?(2022年1月1日)
<2022年1月7日、追記>(16:30)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2022年1月7日、日経平均株価の日足チャートです。
今朝6時に引けた日経225先物の夜間取引で戻りとなり、上から始まったものの一転急落です。
株価は昨日の安値を下回り、日足ベースのろうそく足ではダウ理論下降となりました。
現在、応答水準の関係から25MAはまだ上向きですが、今の水準で株価が推移した場合、来週中頃から25MAは下向きに転じてきます。
75MAが200MAを下回れば「逆順パターン」となり、下降トレンドに定義される状況となります。
目先の下値メドはチャネルラインかもしれません。
<2022年1月7日、追記>(8:20)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2022年1月7日、日経225先物の夜間引けの分足チャートです。
朝6時まで取引されている日経225先物チャートを分足で確認すると、昨日の大きな下げから上昇に転換した動きが確認できます。
株価はチャネル内で推移していることから、落ち着きを取り戻し、かつコントロールされた動きであることが分かります。
今朝の日経平均株価は上から寄り付きリバウンドの気配を見せそうです。
しかしながら、上には200MAが位置しているので、これが目先の抵抗になります。
上抜けることが出来ず、昨日の安値を下回ることになれば、更に下落することが予測されます。
<2022年1月6日、追記>(15:10)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2022年1月6日、日経平均株価の日足チャートです。
昨日の上値抵抗線抜けがダマシとなり、本日は大幅に下落しました。
株価は下に位置する25MAがサポートとなることなく、引けにかけてさらに売り込まれ、3本の移動平均線を全て下抜けてしまいました。
また、週足チャートにおいても3線を割り込んでいます。
移動平均線が収束した局面での株価の割り込みは、下に大きく動く可能性もあるので今後の推移に注目です。
なお、本日過剰に売り込まれた感もあるので、明日は多少の戻りがあるかもしれませんが、元のトライアングの範囲内である限り保合い継続となります。
将来的に上か下へのブレイクの目安は9月高値からの日柄が影響しますので、たまたま値幅が大きかっただけで過度に捉える必要はないと思われます。
なお、昨日までの上値抵抗線はヒゲで抜けたので消滅し、新たに昨日の高値を通るラインが上値抵抗線になります。
・一方で別の捉え方として、日経平均株価は上値抵抗線がダマシとなりましたが、実は日経225先物のチャートで動いていた可能性もあります。
先物は上値抵抗線までまだ値幅がありました。
たまたま昨日の高値が抵抗線にタッチしたように見えたのかもしれません。
・裏チャートの一目均衡表は先行スパンが逆転です。
遅行スパンはまだ好転状態ですが、上期待をした場合には早々に昨日の水準に戻ることが望ましいです。
本日の株価は、押しの下限とされる基準線に支えられた感もあります。
<2022年1月5日、追記>(23:30)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2022年1月5日、日経平均株価の日足チャートです。
本日もろうそく足は高値切り上げ安値切り上げの上昇です。
株価は9月14日高値を起点とする上値抵抗線を、ザラ場で抜けてきました。
終値ではわずかに下回りヒゲで抜ける結果になりましたが、明日以降に明確に上抜ければ高値を試す上昇に転じる可能性が高まります。
しかし、この上値抵抗線を抜けることなく下落すれば、このラインは消滅し再び保合い相場に戻ります。
(新たに抵抗線は生まれますが)
その場合、9月からの保合い日柄が短いことが考えられます。
一旦下押ししてから再度上値を試す展開となるか、下降トレンドに転じるかになります。
<2022年1月4日、追記>(20:40)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2022年1月4日、日経225先物の夜間チャートです。
夜間先物は年末の上昇チャネルが強化される動きでを上方ブレイクしました。
ハイアーチャネルラインがサポートになるかどうかをポイントでしたが、株価はラインに跳ね返されて上昇しています。
現段階では、下が確認されたので上昇継続です。
後は、日足の上値抵抗線を抜ききれるかどうかが注目されます。
<2022年1月4日、追記>(17:10)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2022年1月4日、日経平均株価の日足チャートです。
大発会、本日は上昇です。
主に買い主体は、空売りの買戻しと想定されます。
高値は9月14日高値を起点とする上値抵抗線付近まで値を切り上げてきましたが、トライアングルの範囲内なのでまだ戻りの域です。
このラインを抜ければ、テクニカル的に相場のムードが一変して買い優勢になるのですが、9月高値からの日柄が不足していることも考えられるので、ラインを終値ベースでしっかりと抜けるかどうかを確認したいところです。
もし、上抜けることが出来れば個別銘柄の反応が良くなってきますので買い場となる銘柄が続出します。
まずは、パターンに当てはまる銘柄を数多く集めておきましょう!
一方で、株価が上値抵抗線に跳ね返されたら、保合いは継続です。
本日が単なる戻りなのか、転換して上昇するのか見極めが必要です。
どちらにも動く局面(2022年1月1日)(9:00)
・2021年12月30日、日経平均株価の日足チャートです。
年内最終取引を終えました。
株価はバブル以降の最高値に近い水準で引けました。
ここから株価が上昇するか下降するのか、どちらに動くか非常に判別が難しい局面に直面しています。
移動平均線の観点で見た場合、最も注視すべき点は長期のトレンドを示す200MAが、12月から下向きに転じ始めてきていることです。
2020年3月のコロナショックを底値として上昇し続けたトレンドが、そろそろ終焉する兆しです。
このまま保合い、そして弱含む動きが続くと下落に転じる可能性が高まってくるという局面です。
・この状況を下目線で見ると、株価が下向きの25MAを下回り、75MAが200MAに対してデットクロス(DC)すると、株価と移動平均線の位置関係は上から200MA、75MA、25MA、株価と言う順の「逆順パターン」となります。
テクニカル的には明確な下降トレンドと位置付けられます。
特に、9月14日高値からある程度の日柄が経過した後に下方ブレイクすると、保合い放れとなって大きく下げる可能性があるので注意が必要です。
現在、株価を支えると想定されるサポートラインは2本あります。
12月3日安値を基準とする水平のサポートレベルライン、そして8月20日安値を起点とする下値支持線。
どちらも下値サポートになると想定されます。
日経平均株価の場合、保合い相場に入ると転換して次の方向性を持った動きが出るまでには、ある程度の日柄経過が必要になります。
例えば、2月高値から9月の上昇までにおよそ6か月の日柄を要しました。
この6か月、または5か月と言う日柄は、日経平均株価においては次の動きが出るまでの標準的な日柄であるので、今回も2月からの日柄には要注目です。
そして現在、サポートラインを基準にしてフォーメーションの観点から見ると、上値抵抗線との組み合わせでトライアングを形成しつつあることが分かります。
12月安値のサポートレベルラインとの組み合わせでディセンディングトライアングル、8月安値を下値支持線との組み合わせでシンメトリカルトライアングルです。
いずれもトライアングルも株価がその交点に達する手前でどちらかにブレイクしますので、そのブレイク方向には注目です。
上にブレイクすると買いが有利な相場になりますが、下にブレイクすると下降トレンドに転じることが明確化するのでになるので、買いは不利な相場となり、「空売り」が有利な相場になります。
そうなると、空売り戦略が極めて有効的な相場になります。
・一方で上目線で見るならば、9月14日高値を起点とした上値抵抗線を株価が抜けてくるとトレンド転換することになります。
9月の急上昇においても「時期政権期待」と言われていますが、テクニカル的にはトレンド転換したことによって買われたからだと説明できます。
株価がその水準まで上昇すると、25MAの傾きは上向きになります。
75MAも次第に横ばいから上向きなり、200MAも横ばいから上向きになる兆しを見せることになります。
そうなると、株価は11月高値、更には9月の最高値を試す動きとなり相場の様相は一気に好転します。
しかるべき買いチャートにある個別銘柄は、素直に反応するので「稼ぎ時」が到来します。
その後、勢いを持って9月の高値を突破することが出来れば、大きなトレンドが出始めます。
その状況では、200MAは上向きになっています。
下から200MA、75MA、25MA、株価と言う位置関係になるので「順パターン」の上昇トレンドに位置付けられます。
・相場の裏のチャートである「一目均衡表」を確認すると、株価は先行スパンに頭を押さえられています。
一目均衡表は移動平均線のチャートからは見えない支持・抵抗が明らかになります。
また、26日後まで支持抵抗や相場の強弱を知ることが出来るので、先を見通す手段として非常に効果的なチャートです。
目先、先行スパンが水準を下げてきているので、上値が切り下がる可能性がある一方で、抜ければ上値抵抗線のラインを一気に抜ける可能性も想定されます。
年明け、すぐに遅行スパンが抜ける状況になるので、このタイミングで動きがあるかもしれません。
遅行スパンは株価が動き始めるタイミングを知るうえで有効です。
・パラボリックは好転していますが、株価が移動平均線に頭を押さえられていることから加速感はありません。
株価が25MAを割り込むと逆転してしまいます。
・ボリンジャーバンドがやや収束してきました。
もう少し日柄経過が進めば動きが出やすくなると思われます。
・テクニカル的な動きに対して、あえて外部要因を後付け的に加味するならばオミクロン株の影響が考えられます。
オミクロン株は、感染力は高いものの重症化率の低さが指摘されています。
これが世界的に顕在化すれば、経済回復への期待が再び高まり株価が上昇します。
感染が言われ始めた11月末から12月初旬にかけて、いち早く外国人投資家がその影響の低さを見抜いて、「押し目買い」を推奨していたことからも、バイアスのかかったマスコミ報道に惑わされずに慎重に見ておく必要があります。
・日本市場が正月で休場の間も海外市場はオープンしています。
日経225先物はシカゴで取引されていますので、1月4日早朝のCMEの終値によって、4日の日経225先物と日経平均株価の始値が決定しますので、休み中にどっちの方向にどの程度動いたかには注目しておく必要があります。
なお、2021年の権利付き最終日は12月28日となるので、29日から実質2022年相場となっています。