さらに弱含み下降トレンド入りか?(2021年12月20日)

<2021年12月23日、追記>(9:20)

※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2021年12月23日、寄り付き後の日経平均株価の日足一目均衡表のチャートです。

まだ寄り付き後の状況ですが、株価は25MAを抜けたものの勢いはありません。

一目均衡表は移動平均線のチャートに対して「裏の黒幕」的な位置づけです。

その一目均衡表の基準線が、本日から下向きに転じてきました。

基準線は相場の方向性を示唆しますが、これが下向きに転じてきたことでさらに弱含むと想定されます。

応答水準の観点から、しばらくは下向きが続きます。

反発しても先行スパンは抵抗になります。

 

<2021年12月22日、追記>(16:10)

※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2021年12月22日、日経平均株価の日足チャートです。

本日は上からのスタートとなったものの、寄り付き後に上値が25MAに当たって跳ね返されて売られる展開となりました。

下向きの移動平均線は抵抗になります。

この動きを分足で確認すると、分足でもチャネルの上限(ハイアーチャネル)に跳ね返された様子が見て取れます。

日足の25MAと分足のハイアーチャネルラインの2つが、ダブル抵抗となって上値が抑えられました。

明日以降、25MAを抜ける勢いがあるかどうかに注目で、上に位置する200MAが次の抵抗になります。

 

 

<2021年12月21日、追記>(13:30)

※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2021年12月21日、日経平均株価のザラ場の日足チャートです。

本日は昨日の下げに対する反発です。

これは、修正波動によるもので一時的なリバウンドです。

主体は利益確定のために空売りの買戻しと思われます。

すぐ上には25MAが位置していますので、目先はここが戻りメドとなります。

この動きを日経平均株価の分足で確認すると、週明けからの下降トレンドが転換した様子が見て取れます。

目先はこのチャネルのレンジで動きますが、ハイアーチャネルラインを上方ブレイクすれば戻りの勢いが強化されます。

日足で25MAを抜けた場合は、200MAまでの戻りとなります。

また、NYダウ先物の動きを確認すると、株価は200MA手前で再上昇する兆しが伺えます。

グランビルの法則の「押し目」になるのかどうか注目です。

NYダウが切り返す動きになれば、日経平均株価の反発も期待できます。

今夜のNYダウの動き、そして日経225先物の夜間の動きにも注目です。

 

ブレイクダウンの兆候(2021年12月20日)(16:00)

・2021年12月20日、日経平均株価の日足チャートです。

週明けの日経平均株価は、週末土曜日の日経225先物が伸びきれなかった流れを受けて、窓を空けて下からのスタートとなりました。

本日は、前場で方向感なく揉み合った後、後場から一気に売られ、週末の終値比較で600円の下げとなりました。

・移動平均線の観点から見ると、長期のトレンドを示す200MAは12月から下向きに転じています。

昨年3月のコロナショック以降、上向きであった200MAが初めて下向きに転じてきました。

これは、3月からの上昇トレンドが下降トレンドに転じる兆しであることを示唆しています。

中期のトレンドを示す75MAも下向きに転じてきました。

短期の25MAは11月末から既に下向きです。

3本の移動平均線が全て下向きであることから、短期中期長期ともに相場はかなり弱含んできていると言えます。

今後、75MAが200MAを割り込んで200MAの下に位置すると、上から200MA、75MA、25MA、株価の順である「逆順パターン」となり、テクニカル的には明確な下降トレンドとなります。

・さて、今後の見通しですが、12月3日付近の下げで安値が2本揃ったポイントがあります。

目先、この安値がサポートレベルラインとなり下値のメドとなります。

その場合、9月14日高値30,795円を起点とした抵抗ライン、そしてこのサポートレベルラインを支持ラインとしたトライアングルを形成する可能性が想定されます。

ディセンディングトライアングルです。

・一方で、ここまで200MAをサポートとして相場を支えてきたTOPIXにも注目です。

これは、シンメトリカルトライアングルです。

最終的にはどちらのチャートも8月20日の安値を割り込む頃には、下降トレンド入りは確定的となります。

そうなると、昨年3月のコロナショック以降の上昇トレンドが終わることになり、ここまでの上昇が大きかっただけに、「山高ければ谷深し」となります。

・また、週足チャートを見ても、株価は移動平均線の下に位置しています。

株価は、13MA、26MA、39MAの下に位置し、加えて3線収束の局面であることから大きく下落する可能性があります。

日足チャートに週足の移動平均線を重ね合わせると、以下のようなチャートになります。

全ての移動平均線が収束した局面であることが分かります。

相当株価が煮詰まった状態であり、大きく動き前兆と言えます。

このチャート形状は、リーマンショック、チャイナショックの時と同じなので、今後の下げに対する警戒が必要な局面です。

・月足チャートを確認すると、株価の下には辛うじて24MAがあります。

これにより、目先下落がった場合、この24MAがサポートになる可能性があります。

概ね26,000円付近とすると、日経平均株価はこれより2,000円近く下げ余地があると考えられます。

この価格を日足に戻してチャネルの観点から確認すると、チャネルのロアーチャネルライン付近に相当します。

日経平均株価はチャネルで動く特性があることから、大きく下げた場合には、月足24MA,もしくはこのロアーチャネルラインまで下げると想定されます。

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