収束がさらに進み押し目に向かう(2021年10月31日)
<2021年11月1日、追記>(19:30)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2021年11月1日、日経平均株価の日足チャートです。
週明けは大幅な上昇となりました。
トレンドラインを上抜けて転換し、10月20日高値29,220円の抵抗線も抜けてきました。
強含む動きではありますが、本日の上昇は空売りの買戻しが主体と思われるので、明日以降どこまで買いが続くのかを見極める必要があります。
いずれにしても、2月と9月高値付近は分厚く強い抵抗帯が構えていますので、まだ上目線と見るわけにはいきません。
75MAが横ばいで弱含む収束(2021年10月31日)(16:40)
・2021年10月29日、日経平均株価の日足チャートです。
今週も保合が続きました。
25MAと75MAの収束はさらに進み、中期的に押し目に向かう動きとなっています。
29日の安値は25日安値28,472円をサポートとして意識して下げ止まっています。
現在、目先においてこの安値がサポートレベルラインとなり株価が支えられていますので、日経平均株価は持ち堪えていると言えます。
先週も記載しましたが、現在の日経平均株価は200MAを意識していません。
これはTOPIXのチャートを見ると明確に分かります。
今の相場はTOPIXの200MAによって支えられていますので、日経平均株価の200MAは当面無視で良いでしょう。
TOPIXのこれを割らない限りは相場全体が崩れることはありません。
さて、日経平均株価の25MAと75MAは収束に向かっています。
2本の移動平均線の収束は、株価の煮詰まり感を表し、近く保合い放れすることを示唆しています。
これを上目線で見ると、収束付近の上方ブレイクで短期的なトレンドは上昇となります。
詳細に見ると、9月14日高値を起点とするトレンドラインがあります。
このラインが抵抗となりますので、株価がラインを上抜くことができれば、9月高値を試す動きになりそうです。
但し、75MAの傾きがほぼ横ばいなので、中期的なトレンドの上昇が強いとは言い難いので、ブレイク後の動きはブレの範囲に留まる可能性もあります。
一方で、下目線で見た場合には、25日安値28,472円を割り込むと下方ブレイクすることになります。
収束を明確に割り込む水準になるので、株価は下向きに発散します。つまり下落。
そして、TOPIXが200MAを割り込むと、下降トレンドに転換して大きく下げる可能性がありますので注意が必要です。
これを三角保合いの観点から見た場合、頂点までにはもう少し日柄がありますので、25MAと75MAの収束後に引き続き揉み合う動きになるかもしれません。
この辺りは今後の動きを要観察です。
・収束後に動くタイミングは遅行スパンに注目です。
タイミングの指標としての遅行スパンは現在逆転していますが、8日の週には好転しますので動きがあると想定されます。
現在、25MAと75MAの収束放れ、遅行スパン、先行スパンの転換点など、タイミングの指標が重なりますので、この付近で動きに注目です。
なお、今の日経平均株価は、NYダウの動きと連動していません。