中期的な押し目に向かう動き(2021年10月22日)

<2021年10月27日、追記>(17:40)

※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2021年10月27日、日経平均株価の日足/一目均衡表のチャートです。

株価は引き続き押し目に向かっています。

下値は先行スパンに支えられているように見えます。

上にはトレンドラインが位置していますが、トレンド転換して10月20日高値、つまり雲抜けをするまでは押しが続きそうです。

 

<2021年10月26日、追記>(20:10)

※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2021年10月26日、日経平均株価の日足チャートです。

本日は上昇ですが、上値抵抗線のまた下です。

押し途上での反発は必然なので振れの範囲内と捉えます。

もし上抜けた場合は、10月20日高値がレジスタンスレベルラインとして意識されることになります。

 

<2021年10月25日、追記>(24:00)

※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2021年10月25日、日経平均株価の日足チャートです。

本日も高値切り下げ安値切り下げで下降です。

しかしながら、25MAと75MAとの複数線分析の観点からの「押し目」に向かう良い動きです。

経過を観察です!

 

 

25MAと75MAの収束に注目(2021年10月22日)(暫定 19:00)

・2021年10月22日、日経平均株価の日足チャートです。

9月の上昇分を全部吐き出す下げとなった後に、リバウンドで半値近く値を戻しました。

しかし、20日水曜日には、9月14日高値30,795円を起点とするトレンドラインに跳ね返されて再び反落です。

本日、200MAを割んだ株価は75MAをサポートに反発して一瞬200MAを抜き返したものの、今度は上に位置する25MAが抵抗となり跳ね返さる動きとなりました。

結果、終値は200MAに抑え込まれて引けました。

3本の移動平均線が収束する場面での支持抵抗の攻防戦となりました。

基本的に200MAの傾きが上向きなのでトレンドは上昇です。

しかし、現在の日経平均株価は200MAを意識して動いてはいません。

現在、株価が意識しているのはTOPIXの200MAです。

日経平均株価が200MAを何度も割り込んでいても相場が崩れないのは、TOPIXが株価をしっかりと支えているからです。

上記TOPIXのチャートを見ると、8月と10月の安値は200MAがサポートとなって綺麗に支えられている様子が見て取れます。

このサポートが効いている限り、日本の相場は崩れることはないと言えます。

ちなみに、一般的には9月からの上昇下降は、政権交代への期待↑や、隣国の不動産問題への懸念↓、円安の進行↑など、ファンダメンタル的な理由で説明されていますが、それが真の要因かどうかは各要因だけでは説明が付き難いと思われます。

反対にテクニカル的な見方で全て説明が付きますので、これらの外的要因は無視して何ら問題ありません。

むしろ、それらの情報は投資判断をブレさせるノイズとなり、チャートを使った株式投資においては「百害あって一利なし」です。

このような時に大事なのは、何故上がったではなく、誰が買い主体かと言うことです!

誰が買ってきているのか? そこからも動きの予測ができます。

 

・次に、200MAを非表示にして、25MAと75MAの複数線分析の観点でチャートを見ると、次に動くと予測されるポイントが見えてきます。

現在、75MAに対して25MAが収束に向かっています。

複数線分析の観点から、期間の異なる移動平均線の収束は株価の煮詰まり感を示唆します。

2本の移動平均線は収束してやや不格好ながらも三角形を形成しつつありますので、中期的な「押し目」に向かっていると判断できます。

収束後、上に放れると上昇、下に放れると下降することになり、株価はどちらかに大きく動きます。

この辺りは、今後のトレンドの方向性を決定づけることになるので、慎重に見ていく必要がありそうです。

 

・これを上目線で見た場合、9月14日高値30,795円を起点とするトレンドラインが重要な役割を担います。

25MAと75MAが収束した付近で、株価がこのトレンドラインを上抜けてきたら「押し目」となり、複数線分析の観点からの買いポイントになります。

その際の予測図が下のチャートになります。

今後の株価の上下動によって25MAの傾きに差異は生じますが、概ね6営業日~10営業日後くらいに25MAと75MAが収束するので、この付近になると動きが出ると想定されます。

 

・一方、下目線で見た場合、株価が75MAを割り込むと相場が崩れる前兆となります。

そして、TOPIXの200MAを割り込んでくると株価は下離れして、大きく下落する可能性が高まります。

そうなると、昨年3月のコロナショック以降の長期に渡った上昇トレンドが終わり、下降トレンドに転換することになります。

ここまでの山が高かった反動で谷は深くなるかもしれませんから、注意が必要です。

買い持ちしている場合には、早めの対処が必要となる局面です。

ただし、2本の移動平均線が収束に至るまでに、株価が多少75MAを割り込んだとしても、すぐにチャートが崩れるわけではなく、収束したポイントから数日以内を限度にして、再び25MAと75MAを抜き返すことができれば、それは「押し目」として強い上昇が期待できるので買いポイントになります。

・今後、トレンドラインを上抜けて上昇が継続するか、TOPIXの200MAを割り込んで下降に転じるか、どちらかの動きが明確になるまでは、上下動を繰り返す方向感のない保合い相場が続きます

 

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