200MAを再び抜けるも重い展開に(2021年10月18日)
<2021年10月21日、追記>(15:10)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・引け後のチャートです。
後場、大幅に下げましたが、移動平均線の複数線分析の観点から見ると、9月高値からの押し目に向かっています。
下落幅は関係ありません。
僅かに上向きの75MAに対して25MAが収束に向かっています。
トレンドラインが25MAと同じ傾きなのがチャート的には非常に好ましいです。
このまま2本の移動平均線が収束してトレンドラインを抜けてくれば「押し目」となります。
再来週あたりになりそうですが、収束付近のトレンド転換に注目です。
・2021年10月21日、日経平均株価のザラ場の日足チャートです。
本日の前場は下から始まり揉み合う動きとなっています。
昨日20日の高値は9月14日高値を起点とする上値抵抗線に跳ね返されました。
10月6日からの上昇は一服したように見えますが、単なる修正波動のだとしたら、、昨日高値を上抜けたら再び上を試す展開になりそうです。
ただ、上値付近は相当厚い抵抗帯があるので、9月に試しを失敗したことから、調整には日柄がかかりそうです。
方向感が見えない中での動きなので、当面は保合が続き比較的期間の短い上下動が繰り返されることになりそうです。
<2021年10月19日、追記>(16:20)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2021年10月19日、日経平均株価の日足チャートです。
週明けの本日も上昇です。
高値は日経平均株価、TOPIXともに25MAを僅かながらヒゲで抜けています。
TOPIXはさほど上昇しておらず、25MAに押さえられている感がありますので、明日以降で明確に抜けるかどうか。
上昇は25MAまでか(2021年10月18日)(10:00)
・2021年10月18日、ザラ場の日経平均株価の日足チャートです。
200MAを割り込んでいた株価は、10月15日金曜日に再び上抜けて上昇しました。
安値は200MAをサポートとして意識した動きです。
そして、週明け月曜日は上から寄り付くも、上値の重い展開です。(後場以降の動きに注目です)
・9月に大きく上昇したものの、対25MAとの乖離が8%に達したことと2月高値にタッチしたことへの達成感から、利益確定が進み今度は大きく下降しました。
結果的に「行って来い」の相場となりました。
そして現在は、その下降に対するリバウンドです。
外部要因的には、新政権への期待感からの上昇、隣国の不動産揉んだに対する懸念からの下降、そして円安による輸出企業の業績向上に対する期待から株価は上下していますが、それぞれの要因に関連性は見られません。
・移動平均線の観点からは、長期のトレンドを示す200MAの傾きが鈍化して横ばい近くになってきています。
株価は200MAを上抜けたことでグランビルの法則的には「買いポイント」に該当しますが、傾きからは微妙なポイントです。
割り込むと逆転して「初動の売りポイント」に転じてしまうからです。
現在の上昇は、9月後半からの下げに対する買戻しの動きと見られるので、実需買いがどの程度進むかによって今後の動きが決まりそうです。
株価の上には下向きの25MAが位置していますので、これが抵抗となって目先の上値メドとなりそうです。
・今時点で見ると、この動きはTOPIXでよく表現されていることが分かります。
TOPIXは9月の安値が10月6日に200MAにしっかりと支えられています。(8月20日も同様)
また、本日今時点で高値は25MAに押さえられています。
実に移動平均線が、支持抵抗として意識され機能している様子が見て取れます。
このことから、今の相場はTOPIXのチャートで動いていると考えられます。
今後、上目線では25MAを抜ければ再び高値を目指す動きとなり、下目線では200MAを割り込めば、目先の相場が崩れることになります。
そして、その狭間にある限り相場は保合いとなり、個別銘柄においてもやり難い相場となります。
・一目均衡表は雲上をキープしています。
遅行スパン、転換線はともに逆転しているものの、株価は雲上をキープして沿うように切り上がっています。
2,040ポイントの山を越えれば、ひとまずは逆転を免れそうな状況です。
日経平均株価の一目均衡表と合わせて注目です。
・日経VIが低下しています。
相場には再び楽観ムードが漂っているようです。
今後、25MAを抜いて高値を試すことができるかどうか、高値付近の分厚い抵抗帯をクリアすることができるかどうかが、大きなポイントになります。