再び200MAまで押す動きに(2021年10月1日)
<2021年10月7日、追記>(15:30)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2021年10月7日、日経平均株価の日足チャートです。
今週大きく下げた後、反発に勢いはなく軟調です。
元のトレンドラインまで上昇する勢いもない感じです。
株価は、一目均衡表の先行スパンに挟まれて上値も下値も抑えられても動けない状況です。
週明けには雲を切るので更に弱含むかもしれません。
一旦はどこかでリバウンドしますが、戻りメドはせいぜい75MA、200MAと思われます。
<2021年10月5日、追記>(16:00)
・2021年10月5日、日経平均株価の日足チャートです。
本日も下げています。
昨夜のNYダウとNASDAQの下げの流れを受けて日経225先物が下げ、今朝は空けて下で寄り付き下げて引けました。
株価は移動平均線75MA、200MAを完全に割り込む位置にあります。
75MAは下向きで200MAに対して乖離し始めています。
複数線分析の観点からはトレンドが出始めるタイミングです。
安値は先行スパンに支えられた感はありますが、相当弱含んでいます。
昨日記載した、9月の上昇のきっかけになったトレンドラインは、サポートにならずあっさりと割り込みました。
ただ、このまま下げ続けることはなく、一旦はどこかでリバウンドしますが、戻りメドは75MA、200MAと思われます。
また、遅行スパンが逆転しそうです。
遅行スパンは先行性が高い指標なので、割り込むのはほぼ間違いないので要注意です。
<2021年10月4日、追記>(22:30)
・2021年10月4日、日経平均株価の日足チャートです。
週明けの日経平均株価は75MAと200MAをあっさりと割り込んでしまいました。
75MAは200MAの下に位置することになり、下向きに転じています。
今後、テクニカル的には日経平均株価の日足で、先の3月18日高値を起点とするトレンドラインが支持線になります。
これがサポートにならずに割り込む水準まで下げてくると、急落の可能性が高まりますのでレッドシグナルと捉えます。
しかし、ここで踏みとどまることができる可能性が日経225先物に見受けられます。
日経225先物の日足チャートでは、本日の安値は200MAに支えられています。
また、この動きは分足においても下値支持線に支えられていることが確認できます。
日足ではほんのわずかに200MAを割り込みましたが、分足では安値はきっちりと支えられています。
このことから目先の視点は、日経225先物の分足に置くことになります。
先物が主導する動きにおいて、ここで下げ止まっている限り、日経平均株価が崩れることはなさそうです。
今夜の先物動きに注目です。
なお、Cの外部要因が怪しくなってきています。
過去にもリーマンショック前のサブプライム問題の発覚、水面下でのリーマンの保有不動産売り、古くはエンロンの問題など、大崩れする前兆として些細ながらも兆しがありました。
見ないふりをしていた潜在的な要因にスポットが当たり、あたかもそれが主要因であるかのように理由づけされた時に、相場が崩れていきますから要注意です。
200MAを割ると形勢逆転(2021年10月1日)(3日、12:40)
・2021年10月1日、日経平均株価の日足チャートです。
先週からの反落の流れが加速し、本日は75MAおよび200MA付近までの深い押しとなりました。
下げ幅としては、8月20日安値と9月14日高値のおよそ半値付近まで押しています。
現在、25MAの傾きがまだ大きいので短期的には上昇トレンド継続ですが、このまま切り返して9月高値を抜くことができなければ、複数線分析の観点から25MAが75MAに対して収束する押し目に向かうことになります。
ただ、ここから9月高値の水準までは値幅がかなりあることと、元々強い抵抗帯に一気に突っ込んでしまったことで、さらに大きなしこりを残す結果となってしまっています。
押し目に向かう場合の移動平均線のイメージは、以下のチャートのようになります。
現在は75MAまで押していますが、更に割り込んで下げることが無ければ、どこかで短期的に切り返す動きを見せます。
その場合、9月高値を抜かない限りにおいては、押し目に向かう過程での単なる波動にしか過ぎませんので、それは本格的な上昇ではありません。
目先の上値のメドは25MAです。
主に空売りの買戻しが買い主体なので、上昇は短期に終わり高値掴みには注意が必要です。
今後、高値更新にはかなりのパワーが必要となるので、実際に高値を試しに行って上抜けるまでには、ある程度の日柄調整が必要になりそうです。
・一方で75MAは既に下向き始めています。
中期的なトレンドが弱含んできていますので、ここから75MAを割り込んでさらに下げるようだと、75MAの傾きはさらに下向きになり、9月の上昇がダマシになってしまう可能性があります。
そして、25MAが75MAを割り込むと逆順パターンとなり、200MAの傾きも横ばいになり、本格的な下降トレンドに転じる可能性もあります。
その場合、8月20日安値がサポートラインとなります。
テクニカル的には、ここから深く押すことなく、高値を抜かずに25MAと75MAが収束するまで保合ってから、高値を試すのが望ましいチャートになります。
・なお、日経225先物のチャートは、まだ75MAまで余裕があります。
先物が主導する動きであるので、日経平均株価が割り込んでも、先物が200MAを割り込まなければ大きく崩れることはないかもしれません。
(10月3日、追記)
・日経225先物の夜間が反発しましたので、明日の日経平均株価は移動平均線のルール通りに跳ね返る動きになりそうです。