デットクロスを目前にして(2021年8月27日)
<2021年9月2日、追記>(14:20 追記)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2021年9月2日、日経平均株価のザラ場の日足チャートです。
株価は、3月18日高値を基準とする上値抵抗線を、本日僅かに抜けました。
この抵抗線を戻りのメドと考えていましたが、抜けたのでこのラインはこれで消滅です。(今後は支持線となります)
ただ、明確に抜けたわけではないので、下降トレンドが転換したかどうかはまだ分かりません。
転換を契機とした資金流入が確認できないからです。
本日も前日終値ベースの比較では上昇ですが、足は気迷いの十字線です。
・この動きを日経225先物の分足で確認すると、昨日の高値が綺麗に当たった上値抵抗線を、さらに意識した動きであることが分かります。
一瞬、抵抗線を抜ける動きがありましたが、これはダマシになりました。
※ 余談ですが、今朝も昨日のように買い仕掛けをしたかったのかもしれませんが、失敗に終わっています。
昨日とはテクニカル的に位置が異なっています。この位置からでは上に余地がないので付いてくる参加者は限定的です。チャートを良く見ていない人の軽率な仕掛けミスと言えるでしょう。結果的にチャートを汚すことになりました。
そして、昨日朝の踏み上げ後から現在までの揉み合いが、十字線として表れている感じです。
この揉み合いが時間調整で、テクニカル的にも位置取りを行う大切な調整期間です。
理想的には値幅調整がもう少しあれば良かったのですが。
調整が進み、次に動き始めた時にこの上値抵抗線を突破するか、下値支持線に向けて押すのかが、以降の方向性を見極めるポイントになります。
突破すれば実需の買いが入ってきますし、押せば利益確定と空売り攻勢で、戻り相場だったと判断されて再び下げると思われます。
<2021年9月1日、追記>(21:00 追記)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2021年9月1日、日経平均株価の日足チャートです。
本日も上昇です、買いの主体は空売りの買戻しです。
しかしながら、まだ下降チャネルのレンジ内で、このレンジ内に留まっている限りは戻りの域です。
レンジを上に突破してくれば、このチャネルの上値抵抗線はトレンドラインでもあることから、このチャネルは消滅してトレンドが転換することになります。
今日の株価は、75MAと200MAの収束のド真上を抜けています。
2本の収束した移動平均線の真上を、株価が下から上に抜ける動きは、強い勢いが出る可能性のある「買いポイント」になります。
特に個別銘柄では多く観察される現象で、その後上昇トレンドが出る場合が多くみられます。
(多く見られるのは、25MAと75MAの関係においてで、75MAと200MAの関係は、期間が長いため多くはありません)
また、200MAの単線分析の観点から見た場合も、グランビルの法則の「買いポイント」となります。
明日以降、この上値抵抗線を抜けてくれば、2月からの中期的な下降トレンドが終わる可能性が出てきます。
日柄6か月のタイミングでもあり上昇トレンドに変化するかもしれません。
このラインを抜けるかどうかが大きな注目ポイントです。
・また、収束していたボリンジャーバンドが発散方向に向かっています。
これもトレンドを後押しする大きな要素です。
単なる戻りなのか、上昇に転じ始める兆しなのか、注視していくことになります。
・さて、本日は朝の寄り付き直後に、日経225先物に仕掛け的な買いが入りました。
昨夜の動きで高値を切り下げてダブルトップの様相を見せながら、今朝の寄り付きから高値を更新させる買いが入り、買戻しを誘って一気に上昇しました。
しかしながら、高値は分足チャートのチャネルのレンジ内に綺麗に収まっており、今日の上昇は主体者によってコントロールされた動きであったことが判ります。
今夜の日経225先物の値動きに注目です。
日経平均株価の日足は、戻り相場が息切れするのか、6か月続いた下降トレンドが転換するのか大きな転換点を迎えています。
(17:40,追記)
・夜間に入ってやや上昇ですが、高値はしっかりと制御が効いています。
この上昇が上値抵抗を抜けてさらに強化されるとは見えないので、支持線まで押すと想定するならば(引けを確認する必要がありますが)、明日の日経平均株価の踏み上げは一服するのではと思われます。
<2021年8月31日、追記>(15:30 更新)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2021年8月31日、日経平均株価の日足チャートです。
本日は上昇です。
月末要因?もあり買われた流れに買戻しが加勢した感じです。
6月15日高値を起点とした上値抵抗線を抜けてきました。
このラインはこれで消滅ですが、後は押してきたときにサポートとして機能するかどうか。
また、上には3月18日高値を起点とした上値抵抗線があります。
移動平均線は、75MAが今日の上昇でやや上向きに転じてきました。
目先の戻りメドにされやすいので注目です。
200MA単線で見れば、株価が200MAを抜ければ「買いポイント」ですが、75MAを今日のブレによる傾きを無視すれば「戻りポイント」。
明日、月初以降の動きに注目です。
<2021年8月30日、追記>(15:15 更新)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2021年8月30日、日経平均株価の日足チャートです。
本日は前日終値比という観点では上昇ですが、上値は6月15日高値を起点とするトレンドラインに当たって跳ね返されました。
朝の寄り付きから窓を空けましたが、ラインに当たった後に大きく下げました。
陰線です。
抵抗線まで上昇した達成感からでしょうか?
戻り相場がここで終わった可能性もあります。
このラインがしっかりと意識されたことで、このラインをベースとするチャネルが、今後意味を持ってきます。
株価が下げた場合、ロアーチャネルラインが下値メドとして強く意識されることになります。
そこまで余地が生まれたと言うことです。
一方で、この抵抗線を抜けた場合、株価は200MA、もしくは75MAまで戻す可能性があります。
<2021年8月29日、追記>(7:10 更新)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2021年8月27日、マザーズ指数の日足チャートです。
先月からマザーズ指数は大きく値を下げていました。
お盆明けの8月18日に下ヒゲを残して、現在はリバウンド、つまり戻り相場にあります。
18日の安値が暫定の一番底となり、これを目先の底と確認するためには、再度下げて二番底を確認する必要があります。
その後、今の戻り高値を上抜けると「ダブルボトム」が確認されてから正式な底打ちとなります。
ですから、現在は単なる暫定一番底からの戻りに過ぎず、早晩再び下がる可能性が高いと予測されます。
マザーズ銘柄は空売りができない銘柄が多いので、買戻しの買いは期待できず、ほぼすべてが実需の買いとなります。
今は相場自体に特に上昇要因はなく、テクニカル的にも単に75MAを目指した自然反発なので、上昇相場に転じたわけではありません。
移動平均線は、200MA、75MA、25MAともに下向きなので、中長期的には既に下降相場に突入しています。
ここから値が上がる現象は、上昇ではなく戻りなので、上昇と思って追いかけるにはリスクが高いでしょう。
特に200MAは6月にも抵抗として強く意識されたので、投資家の記憶に残っていると思います。
つまり、利益確定の目標にされやすいです(需要 < 供給)。
短期的に「底打ち」という見方は誤りではありませんが、少なくとも底打ちの定義の一つである「ダブルボトム」の形成は確認したいところです。
(但し、そのタイミングと価格水準には75MAが位置しています)
<2021年8月28日、追記>(7:20 更新)
※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2021年8月28日、早朝引けの日経225先物の30分足チャートです。
今週の戻り高値付近まで上昇して引けています。
細かい見方をするならば、日足の修正波動内における一回り小さい修正波動かもしれません。
修正波動が3波構成とするならば、週明けにひと伸び戻す動きになるかも。
いずれにしても、週明けの日経平均株価は、25MAの上から始まりそうです。
6月15日高値ん起点のトレンドラインが意識されるかどうかに注目です。
その上は、節目の28,000円です。
株価は移動平均線の収束の下(2021年8月27日)(17:10)
・2021年8月27日、日経平均株価の日足チャートです。
先週末にややリバウンドの動きを見せたものの、買いは続かず弱い戻りとなりました。
買戻しが進まなかったことが理由です。
積極的に買われる理由はありませんので、買戻しが一巡したら戻り相場は終わります。
今週は25MAがサポートとなり株価を支える動きを見せていましたが、本日は25MAを下回り逆転のレジスタンスとなり高値が抑えられました。
依然として揉み合いが続き、方向感が見えない状況です。
・移動平均線は200MAがまだ上向きで、長期的には上昇トレンド継続です。
グランビルの法則の観点から見る限りは、株価が200MAを上抜けたら「押し目買い」となります。
75MAとの関係において、週明け早々には200MAとデットクロスします。
この時、株価が収束した2本の移動平均線のド真上を上抜けたら「買い」です。
一般的にデットクロスは「売り」と言われていますが、今のようなチャートの状態で、収束した移動平均線上を株価が上抜けたら「買い」です。
理由は、2本の移動平均線が収束した状態は、株価に煮詰まり感が高まっていることを示唆しているので、上抜けた場合には上向きの発散が狙えるからです。
これは鉄板の法則です。
だから、上抜ければ「買い」、下に割り込めば「売り」となり、その後にトレンドが出ると想定することになります。
現在、株価は2本の移動平均線の下に位置していることから、下優勢ではありますが、クロスから3~5日以内に上抜けたら「買い」です。
但し、それ以上の日数が経過してしまうと、上に位置する移動平均線が抵抗となり、上昇の望みは極端に薄くなります。
言い換えると、抜けなければ、それが過去トレンドへの入り口になると言うことです。
いずれにしても、今現在の株価と2本の移動平均線との乖離幅を考えると、ここから5~6営業日以内に上昇して、2本の移動平均線を上抜けるのは難しそうです・・・
目先の上目線の予測としては、移動平均線または上値抵抗線が抵抗となり、ごく短期的な戻りしか期待できなさそうです。
かと言って下も堅いので、なかなか方向感が掴み切れません。
(適当にどちらかに理由をつけて煽るのは簡単ですが・・・)
・目先の高値メドは、上値抵抗線もしくは75MA。
下値メドは、チャネルのロアーチャネルライン、8月20日安値26,954円となりそうです。
27,000円という節目となる価格にも注目です。
・NYダウは75MAをサポートにして堅調に推移しています。
また、支持線もまだ割り込んでいません。
多少下げても、大きく崩れることはなさそうです。
ただ、懸念事項として、ボリンジャーバンドが急速に収束方向に向かっています。
ここ数か月と比較してもプラス±2σの幅が狭く、また急速に収束方向に向かっていることから、この形状は近く弾けます。
下に放れた場合には、日経平均株価は必ず影響を受けますので注意が必要です。
動きそうですね。(理由は相場が勝手につけてくれます)
・一目均衡表は三役逆転状態のままです。
目先、先行スパン1が下がってきています。
このまま抵抗として意識され、高値を切り下げる動きになるでしょうか。
戻りがあっても雲までです。
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2.講座のご案内(40分)
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