なんとか先物で耐えてはいるものの(2021年8月20日)

<2021年8月26日、追記>(17:50 更新)

※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2021年8月26日、日経平均株価の日足チャートです。

上値が重く、かつ底も堅く揉み合っています。

一旦上抜けた25MAがサポートとなっているようです。

目先の上値メドは75MA、下はボリンジャーバンド-1σ付近でしょうか。。。

そろそろどちらかに放れても良さそうな日柄です。

 

 

<2021年8月24日、追記>(14:40 更新)

・2021年8月24日、ザラ場の日経平均株価の日足チャートです。

昨夜の日経225先物が、調整を挟むことなく上がる続けた影響で、本日は窓を空けて寄り付きました。

主体は先週の下げを見込んだ空売りの買戻しなので、買戻しが一巡したら戻り相場は終焉します。

現在は中期的な下降相場の修正波動です。

これは上昇ではなく「戻り」です。

上値のメドとして、短期的なトレンドライン、もしくは75MAが想定されます。

また、ボリンジャーバンドの収束が進んできました。

ある程度の調整をこなしたら再び発散していくと思われます。

ポイントは、日経225先物の分足トレンドラインの転換です。

 

 

<2021年8月23日、追記>(21:00 更新)

・2021年8月23日、日経平均株価の日足チャートです。

本日は先週の反動、リバウンドです。

多少の買戻しが入っただけの動きです。

目先は25MAが抵抗になりますので、この辺りもしくはやや上が戻りのメドとなります。

上昇に転じるわけではありません。

 

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<2021年8月21日、追記>(18:30 更新)

・2021年8月21日、日経225先物の30分足チャートです。

21日早朝の引け時点で日中の終値と比べて230円高で引けています。

これにより、週明けの日経平均株価はさらなる下落は免れそうです。

心理的に若干安心感ができるので、やや高めの水準で寄り付くものと思われます。

 

 

先物のサポートでなんとか耐え(2021年8月20日)(17:30)

内容に関してご質問などありましたらお問合せからどうぞ。

・2021年8月20日、日経平均株価の日足チャートです。

昨日の日経平均株価は、7月20日安値27,727円を基準とする下値支持線をザラ場で割り込みました。

なんとか戻したものの、本日は明確に割り込んできました。

今後、この下値支持線は抵抗に逆転することになりますが、支持線としては消滅です。

 

・移動平均線は200MAがまだ上向きではあるものの、来週には75MAが200MAを下回りデットクロスします。

5月、6月の頃と違って、2本の移動平均線が収束した局面は、株価が煮詰まり、大きく離れる動きになりますので、現状では下振れに注意が必要です。

後場に入って、節目となる27,000円をさらに割り込んできましたので、ここからは心理面の悪化から下げが加速する可能性があります。

しかしながら、現状ではまだ大きな崩れにはなっていません。

その理由は、日経225先物の下値がまだ支えられているためです。

下のチャートは、日経225先物の日足チャートです。27,000円を日中の終値で割り込んでいます。

先日から、日経225先物には27,050円に下値支持線があり、この価格もしくは節目の27,000円がデットラインであり、ここを割り込むと大きく下げると書いてきましたが、結果的にはこの状況下で出現した日経225先物の分足チャネルラインが株価を支えました。

この現象は、昨日の夜間取引で27,000円を割り込んだ際です。

30分足の28,265円を起点としたトレンドラインをベースとしたチャネルラインのロアーチャネルラインに支えられました。

そのため、27,000円を一時的に割り込んだものの、このロアーチャネルラインが下値支持として機能して反発する動きとなりました。

この時に注目すべき点は、株価がラインを突破して行き過ぎにならなかったことです。

この直前、夜間取引のスタートで株価は窓を空けて下で寄り付いて下げが加速した状態でした。

通常であれば、このくらいの下げの勢いであれば、下値支持線がサポートとして明確であれば未達になり、もしくは行き過ぎた売りによって、支持線をやや割り込む動きになることが多いです。

しかし、支持線と同値でしっかりと下げ止まった現象から、この瞬間は突破を許さない強い買いの意思があったと想定されます。

これはシステムが良い仕事をした結果です!

このように、下値支持線が明確にサポートとして効いていたことから、日経225先物が日足で27,000円を割り込んでも、日経平均株価が下値支持線を割り込む状況になっても、まだ崩れる動きに至っていない理由です。

ややこしい書き方をしましたが、日経225先物の30分足のロアーチャネルラインが、今後の崩れの鍵を握っていると言うことです。

今夜の夜間取引以降で、株価がこのロアーチャネルラインを割り込めば、ストッパーが外れて下げが加速します。

ここに注目です。

但し、下には日足も含めてサポート候補がまだいくつかありますから、各所で一旦は下げ止まる動きを見せるか、勢いが強ければ次々に突破していくことになりますので、崩れ方はその時のテクニカル的な状況を確認しながらとなります。

 

・さて、日経平均株価の日足に戻ると、目先のサポートは2つのチャネルラインの下値支持線です。

この2本の下値支持線が目先で下落した場合のサポートになりそうです。

こういうラインは、日経225先物よりも優先度が高いので、日経平均株価で確認していく方が良いでしょう。

一方で反発した場合、高値メドは25MAです。

ここ最近は25MAが活躍する場面はありませんでしたが、今のようなチャート形状になった場合、最も戻り高値のメドとして注目されるのは25MAです。

目先、多少のリバウンドが起こりますが、これは買戻しによるものなので戻りは一瞬です。

その際の戻りメドとして25MAが使われますので、上昇に転じたからと乗ると高値を掴むことになりますので注意が必要です。

そして、もう少し日柄が経過してくると、いずれ25MAを上抜けることもあります。

その際は75MAが戻りメドになります。

このようにして下降が進むと、いずれ上向きの200MAの傾きは横ばいになり、本格的な下降トレンドに移行します。

そうなるかどうか、経過とともに観察していくことが大切です。

 

・一方で上を目指すためには、明確に75MAを上抜けてくる必要があります。

現状ではまだまだなので、そうなってから改めて状況を分析することになります。

 

・さらに下目線で注目すべきは、ボリンジャーバンドです。

お盆前後の±2σが収束した状態から、現在-2σが発散する方向に向かっています。

収束から発散へと、ボリンジャーバンドに乗って大きく下げる条件が整っています。

これには注意が必要です。

 

・さて、直近の弱含む状況は、NYダウの影響が多分にあるようです。

NYダウそのもののチャートではありませんが、以下は類似チャートです。

10月30日安値を基準とするトレンドラインを意識して、株価がしっかりと支えられています。

75MAも同値で重なっているためダブルのサポートに支えられている状況です。

このトレンドライン割れと75MA割れは、テクニカル的に弱含むきっかけになりそうなので注目しておく方が良いでしょう。

また、チャネルラインもあります。

4月までの上昇と比較して、トレンドは明らかに弱含んでいますので、日柄的にも長期間に渡る上昇に対する調整があるかもしれません。

トレンドライン割れ、そしてチャネルの下値支持線割れには十分な注意が必要です。

調整は、200MAが位置する32,000ドル付近までは充分ありそうです。

なお、外部要因として米国の金融政策の変化がありますが、まだ観測気球の域です。

もし、これが日本の金融政策(外圧により)に影響が波及してきたら、たちまちにして相場が崩れますから、相応な備えが必要になります。買いに対しても売りに対しても。

特に直近においては半期決算前、少し先であれば年度末にあたると事態はさらに悪化します。

 

・日経平均株価は2月の最高値から日柄ちょうど6か月経過です。

動くべくして動く日柄経過ですから、兆候を早めに察知しておくことが重要です。

 

・日経VIのトレンドラインです。

日経平均株価の下げに伴いVIがやや上昇しています。

しかし、普段の上下波動程度なので、さほど今の下げが警戒されている様子は感じられません。

心理的にはまだ悪化が見られないとしたら、まだぬるま湯につかった状態かもしれません。

昨年の3月のコロナショック以降上昇が続いています。

波動的にはさらに上が無きにしも非ずですが、「山高ければ谷深し」で警戒は必要です。

山が高いだけに利が乗っているので、利益確定による下げパワーは大きいと思われます。

 

 

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