ブレイクの鍵は先物(2021年7月30日)

<2021年8月5日、追記>(17:30 更新)

※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2021年8月5日、日経平均株価の日足チャートです。

今週は保合いが続きます。

夏季休暇を前に夏枯れの様相です。

日々、下向きの75MAと上向きの200MAの収束が進んできていることが気になります。

75MAと200MAの収束は、現状の場合はクロスすればデットクロスと呼ばれますが、実際は複数線分析の観点から見ると単なる収束で、次に発散に向かう前兆でもあります。

つまり、下向きの発散だけではなく、上向きの発散もあります。

しかしながら、デットクロスは売りだという迷信を信じた売りが、崩れのトリガーを引く可能性が懸念事項としてあります。

 

 

<2021年8月3日、追記>(16:10 更新)

※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2021年8月3日、日経平均株価の日足チャートです。

本日ははらみ足となり保合いです。

下から始まったことで買戻しされることなく様子見相場となりました。

依然として三角保合いの中で方向感は見えません。

200MAを抜ける動きを見せたら、目先が効いたロスカットの買戻しが入りそうですが、それも一瞬です。

そんな中でも、新規の買い・新規の売り場面はあります。

 

<2021年8月2日、追記>(16:20 更新)

※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2021年8月2日、日経平均株価の日足チャートです。

本日は反発です。上値は200MAに抑えられています。
(たまたま一時的なものなので、あまり関係ありませんが)

土曜日の朝の日経225先物(夜間)が反発した影響で、本日は金曜日の引けよりも高い位置からスタートしました。

この上昇は、先物がサポートラインを割り込まずに反発したことで、割れる可能性が薄まったことに対する買戻しが主体です。

実需の買いではないので、新規で乗る局面ではありません。(むしろ戻したら売りの局面か?)

明日以降、200MAを上抜ける動きがあれば、更に買戻しにより上昇するかもしれませんが、上昇は短命に終わる可能性が高いので注意が必要です。

空売りの買戻し、新規の買い、上での新規売り建て、やれやれ売りなどが交錯すると想定されますが、基本的には三角保合いのレンジ内なので、目先の需給に捉われると振り回されることになります。

 

 

<2021年7月31日、追記>(15:45 更新)

※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2021年7月31日、日経225先物の分足チャートです。

昨日、日中の下落に対して夜間は反発して引けました。

これで、週明けの日経平均株価の寄り付きは、少なくとも下からのスタートは免れるものと思われます。
(寄り付き後にどう動くかは不明です)

しかし、1点懸念事項があります。

夜間の高値が抵抗線に跳ね返されたことです。

支持線が抵抗に変わったことで上は重いと想定されます。

 

(追記)
・7月30日、22時現在の日経225先物の日足チャートです。

夜間取引に入って、現在のところ反発しています。

波動の範囲内の動きですが、このまま割らずに引けば、週明けの日経平均株価は崩れないかもしれません。

 

先物の動向に要注目(2021年7月30日)(22:00)

・2021年7月30日、日経平均株価の日足チャートです。

7月20日安値27,330円から水平に引き出した支持線を、やや割り込んだものの戻して引けています。

ここを割り込むと大きく崩れる可能性があった局面でしたが、今日崩れなかった理由は日経225先物のチャートが関係しています。

日経225先物の支持線は、同じ7月20日安値27,050円を基準としますが、現在値はまだ支持線の300円ほど上に位置しています。

日経平均株価を先物が主導する流れにおいて、先物にまだ下に余裕があったため、大きな崩れにはならなかったと考えられます。

日経225先物が、ここを割り込むと大きく崩れる可能性が高まります。

そのため、目先の注目ポイントは、日経225先物の支持線割れです。

もし、今夜の先物が割れたら、週明けの相場は大きな波乱が起きるかもしれません!

・加えて注目しておきたいのがTOPIXのチャートです。

TOPIXの支持線は、5月13日安値1,845となりますが、先物以上にまだ余裕があるため、先物が割れてもまだ耐える可能性があります。

一方で、先物が割れて崩れ始めると、日経225銘柄をはじめ相場全体が崩れるので、売りの連鎖によりTOPIXも一気に崩れてしまう可能性があります。

この辺りは、3つのチャートを合わせて見ていく必要があります。

・これを、フォーメーションの観点を加えて見てみると、日経平均株価と日経225先物は「ディセンディング・トライアングル」を形成しています。

 

しかし、TOPIXは「シンメトリカル・トライアングル」を形成しています。

そのため、TOPIXの支持線は5月13日を起点とする水平のラインではなく、5月13日を起点として7月2日安値を通過するラインと考えられます。

シンメトリカル・トライアングルの場合、現在値からの値幅は僅かとなり、割り込むのは日経225先物とほぼ同じタイミングになりそうです。

そうなると、やはり日経225先物の支持線割れが、相場の方向性を握る大きなポイントになってくると思われます。

・さて、移動平均線の観点から見ると、日経平均株価の200MAはまだ上向きです。

長期的には上昇トレンドです。

200MA単線で見た場合、グランビルの法則の押しの局面であると考えられるので、ここから切り返して上昇に転じる可能性も十分あります。

反対の見方をすると、売りの初動局面です。

また、200MAに対して下向きの75MAが収束してきており、複数線の観点から株価の煮詰まり感を示唆しています。

200MAが上向きであることから、株価は上向きに放れて発散、つまり上昇に転じる可能性がある局面と言えます。

反対に、下向きに発散、下落に転じる可能性のある局面でもあるので、今後の株価の方向は上下どちらも想定ます。

現段階での予測は非常に難しく、丁半博打としないためにも、動いた方向をしっかり確認してから対処することが望まれます。
(双方向を予測しておくことは必要です)

・一方で上目線で見た場合には、少なくともトライアングルの上値抵抗線を抜けてくる必要があるため、余程大きなポジティヴ要因がない限り上昇は難しいと思われます。

もし、上を目指す動きを想定するならば、このまま横ばいに推移しながら、じわじわと上値を切り上げながら2月の高値に近接していき、一気にブレイクする動きが想定されます。

2月高値付近では、何度も上値を試して失敗した高値があり、強い抵抗帯となっているので、一気に抜くことはほぼ不可能だからです。

日柄的には早くても秋以降になるでしょう。

・株価は、ボリンジャーバンド-2σに沿って、下向きに発散する動きを見せています。

現在は支持線が株価を支えているので、大きな動きにはなっていませんが、支持線を割れると発散する-2σに沿って下値を切り下げて、下落の勢いが加速しそうです。

・一目均衡表は三役が逆転し、基準線は下向きで、ポジティヴな要素は皆無の下降相場です。

・今後、日経225先物が支持線を割った場合、目先のサポートとしてチャネルラインが想定されます。

日経平均株価の場合、チャネルが意識される傾向が多々見られることから、一旦はこのラインが意識されて下げ止まる可能性があります。

但しそうなっても、それは目先戻るだけで、上昇に転じるわけではありませんから注意が必要です。

・日経VIに上昇の兆しが見られます。

テクニカル的には、傾きが緩やかな75MAに対して、上向きの25MAが収束しています。

株価は下値を切り上げながら推移しています。

加えて、ボリンジャーバンドが収束してきていることから、75MAを上抜けると大きく上昇するチャートパターンになっています。

このチャートパターンは、大きな上昇トレンドの入り口を示唆するパターンです。

VIの上昇は、相場の下落を意味しますので、この辺りには十分注意が必要です。

 

・以下は、私からのお知らせです。

いつもブログをご覧いただいてありがとうございます。大変多くの方にご覧いただいており嬉しく思います。

さて、先物を始め、日経平均関連商品や個別銘柄を手掛ける際には、未来の動きを予測して仕掛けなければなりません。

が、残念ながらチャートには過去の動きしか記録されていません。

さらに困ったことに、実際の株価の動きは銘柄ごとに異なりますし、同じ銘柄であっても、上がっている局面と下がっている局面とでは動きが異なります。

そのため、未来を予測するためには、それぞれの局面に合わせて有効な指標や分析手法を選定して使う必要があります。

幸いなことは、テクニカル分析では、難しい経済や企業分析は必要なく、株価チャート1枚あればそれが可能です。

チャートを読み解くことさえできれば、「入口」も「出口」を見極めることができます。

そうすれば、みなさんがよくやってしまう「への字型投資」をやらかすこともなくなります。

<チャートを読み解くことが出来るとこんな効果があります>

① 「上がる銘柄かどうか」を一目で見分けることができる。

② 株価が上がるタイミングが分かり、トレンドに乗って利幅を伸ばせる。

③ トレンドが終わりを素早く察知して、利益の目減りを減らせる。

④ 確実に損切ができるので、大損したり塩漬けがなくなる。

⑤  ニュースや情報に頼らず、自分で判断して売買ができる。

⑥ 難しい経済や企業分析をする必要がなくなる。

 

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・株価には上昇が始まる局面や、上昇途中の一服後に再び上がり始める局面など、いくつかの買いに適したタイミングがあります。
上がる銘柄の探し方と最適な買いポイントを学べます。

②.上昇トレンドに乗って利益を最大限に伸ばす。
・トレンドの変化を多角的・多面的に判断して、利益を最大限に伸ばすとともに、失速による利益の目減りを極力少なくする手法を学べます。

③.上昇トレンドの途中からでも買う。
・利益を確定して売った後や、買い逃してしまった場合でも、さらに上昇する可能性があるならば途中からの買いも可能です。トレンドを味方にして、さらに上昇が期待できる買いポイントを学べます。

④.予測に反して下落したら速やかに撤退する。
・損失を回避するためには、速やかに手仕舞って撤退しなければなりません。上がる可能性があるかもしれないという期待から逃れる妥当な損切りポイントが学べます。

⑤.相場全体の流れに逆らわずに投資資金を調整する。
・相場には好不調の波があります。好調の時には充分な資金を投じて利益を伸ばし、不調の時には資金を減らしたり手控えるという判断が必要です。この流れを読み取って柔軟に投資金額を調整する方法を学べます。

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