このあと株価はどう動くのか?(2021年7月9日)

<2021年7月15日、追記>(15:10 更新)

※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2021年7月15日、日経平均株価の日足チャートです。

本日は反落です。出来高も減少傾向です。

株価は3日連続で高値と安値を切り下げています。

位置的にはトライアングルの間に、そして75MAと200MAの間の水準にあり保合い継続です。

依然として方向感は見えません。

日足では方向感が見えませんが、分足に落とし込むと超短期的になりますが、流れが見えてきます。

3日間の上昇チャネル、3日間の下降チャネルの動きとして確認できます。

上記チャートでは、前場まではロアーチャネルラインに支えられていましたが、後場に割り込んできました。

かろうじて引けではライン上で止まっていますが、今夜の日経225先物の動き次第では、割り込んで下げが強化されるか、元のチャネル内に戻るかどうかが左右されます。

日足的には下にはトライアングルの下値支持線があり、心理的な節目の28,000円がありますので、仕掛け的な大きな何かが無ければ、下値は固いと思われます。

 

 

<2021年7月14日、追記>(21:00 更新)

※ 当ブログは、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2021年7月14日、日経平均株価の日足チャートです。

遅くなりましたが、本日の状況です。

昨日は上昇しましたが、本日は反落です。

出来高も特に変化はなく、小幅に保合っています。

75MAの傾きが僅かに横ばいに戻ってきていますので、今日だけで見れば200MAとの収束時期(クロス)は少し後ろにズレそうです。

いずれにしても、上か下かの判断は難しい状況です。

ボリンジャーバンドが平行になっています。

この状態では±2σが支持抵抗として機能します。

傾きが無いので、こういう状態では逆張り指標としてはアリかもしれませんね。

しかし、
75MAと200MAが収束し、トライアングルの頂点に近接してきていますので、ボリンジャーバンドが支持抵抗になるよりは、ブレイクの勢いの方が強そうなので、やはり逆張りは不可でしょう。。。

多面的に判断することが大切です。

今の動きを30分足で確認すると、上昇チャネルが確認できます。

昨日の上ヒゲと本日の反落は、上昇中の押しとみられます。

こういう場合、7月9日に急落の足は排除して分析する手法があります。

 

<2021年7月12日、追記>(16:20 更新)

※ 当ブログは毎週金曜日の投稿をベースにして、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2021年7月12日、日経平均株価の日足チャートです。

週末の日経225先物が大きく戻した影響を受けて、窓を空けて上からのスタートとなりました。

しかし、値幅は依然として小さく、元のトライアングルのレンジ内に戻って保合い継続の様相です。

金曜日のローソク足は行き過ぎた足と考えられます。

今後、トラ陰グルのブレイク、75MAと200MAの収束、ボリンジャーバンドの再発散に着目しながら相場を見ていくことになります。

なお、一旦200MAまで押したこと、5月13日の支持線を下回らなかったことが、下値に対する安心感に繋がると思われます。

 

<2021年7月11日、追記>(23:20 更新)

※ 当ブログは毎週金曜日の投稿をベースにして、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2021年7月10日、日経225先物の日足チャートです。(5:30)

昨夜の先物は大きく値を戻して引けました。

安値はうまく200MAから反転しています。

まさに、200MAをベースにしたグランビルの法則に従った動きです。

このことから、週明けの日経平均株価は、窓を空けて上昇となりそうです。

価格水準的には、元の保合いレンジに戻ると思われるので、再び小幅な動きなる可能性が出てきました。

しかし、切り返した後に再び押す動きを見せた場合には、改めて200MAを試す可能性も残ります。

その場合、日柄が経過するほど、下落リスクは高まります。

 

 

デットラインの見極めが必要(2021年7月9日)(18:00 更新)

・2021年7月9日、日経平均株価の日足チャートです。

昨夜、日経225先物が急落した影響を受けて、週末の日経平均株価は窓を空けて下からのスタートとなりました。

一時、200MAを割り込んだものの、200MAよりも高い水準まで戻して引けました。

本日は、三角保合いを一気にブレイクダウンした状態ですが、戻りの高値がトライアングルの下値支持線を抵抗とするように抑えられて引けています。

これにより、今後はこの下値支持線が抵抗として機能することになります。

微妙な下ヒゲとなりましたが、週明け以降にすぐにトライアングルのレンジ内に値を戻せば、本日のロウソク足は一過性の足となります。

・この動きを200MAをベースとしたグランビルの法則に沿った観点で見ると、本日の下げは2月に高値を付けて乖離した株価が、200MAまで押す動きになったと考えられます。

これだけを見ると、乖離した株価は移動平均線に対して収束するという極自然な動きなので、テクニカル的には「良い押し目」となった可能性もあります。

言い換えれば、2月からの保合いの「テクニカル的なあく抜け」ができたと、ポジティブな見方もできます。

今後、株価が明確に200MAを上抜けて、200MAから発散方向に向かう動きになれば、今の位置はグランビルの法則の「買いポイント」に該当します。

そうなれば、下記に記載するように上には様々な抵抗がありますが、突き抜ければ大きな上昇トレンドになります。

反対に、200MAを割り込んで下向きに発散を始めれば、「売りポイント」となります。

200MAをベースとした大きな流れを、まず捉えていくことが大切です。

・その上で、上値の抵抗・下値の支持を探っていくことになります。

下に動いた場合、まず注目されるのは5月13日安値27,385円を水平に引き出したサポートレベルラインです。

この水準は200MAよりも低い価格になり、サポートレベルライン割れ、つまりダウ理論の下降が成立するポイントとして意識されるので、ここを割り込むと大きく売られる可能性がありますので、この辺りには注意が必要です。

但し、今の位置からの下落は、ある程度のところから大きくリバウンドしますので、一気に急落と言う動きにはなりません。

買いの逃げ遅れ組の戻り待ち局面であるとも想定されます。

一方で、上に動いた場合、トライアングルの上値抵抗線、また6月15日高値29,480円が抵抗として意識されることになります。
(75MAも上に位置しています)

加えて、2月16日高値を始めとするいくつかの高値が、抵抗帯として上値を抑え込むことになりますので、200MAベースでは「押し目」であっても、上目線への期待には厳しいものがありそうです。

このことから、ひとまず今後は、下もしくは横ばいに推移することを前提に備えた方が良いと考えられます。

・本日の下げによりボリンジャーバンドが発散してきました。

本日は、引けでは戻したものの-3σを突破する水準まで下げています。

傾きが大きいので、このまま下値は切り下がり、ボリンジャーバンドに沿って下げが続く可能性がありますから注意が必要です。

ちなみに、このブログをご覧の方で、このように収束から発散に向かう局面では、逆張り指標としては決して使わない方が良いと思います。

ボリンジャーバンドを逆張り指標として使う場合は、もっと幅が広い場合に限られますから注意してください。

・また、25MAからの乖離に注目すると、-6.4%付近が下値メドになりそうです。

このまま下に突っ込むことになった場合、5月13日と同等に-6.4%付近がメドなることも想定されます。

但し、その場合も、そのタイミングでエンベロープの傾きが大きいと、ボリンジャーバンドのように下値を切り下げるので、あくまでもメドであって逆張りには使用しません。

ここも注意してください。

 

・整理をすると、現在値から下に想定されるサポートは次のようになります。

1.200日移動平均線

2.5月13日安値27,385円を基準とする支持線

3.エンベロープ-6.4%付近

4.3月18日高値を基準とするチャネルのロアーチャネルライン

そして、想定される上のレジスタンスは次のようになります。

1.トライアングルの下値支持線(現在は抵抗)

2.25日移動平均線

3.75日移動平均線

4.トライアングルの上値抵抗線

5.6月15日高値の29,480円を基準とする抵抗線

6.2月16日までの各上値水準

 

・今後、上昇に転じても、上記トライアングルの上値抵抗線、また6月15日高値29,480円を上抜けない限り、単なるリバウンドと考えられます。

日柄経過とともに、75MAと200MAの収束関係は進むので、クロス手前くらいまで株価が横ばいに推移した後の、下へのブレイクには最大の注意が要りそうです。

過去、今のようなチャート形状からの下方ブレイクは、後に大きな下降トレンドへ転換を示唆していました。

一方で、本日はSQでしたが、出来高に増加傾向は見られず薄商いとなりました。

このことから、本日の下げは一過性である可能性が高そうです。

・なお、日経VI指数が上昇しています。

日経平均株価が下落すると、恐怖・不安が高まりVI指数が上昇します。

今週中頃からの下げに伴いVI指数が上昇して、トレンド転換してきました。

今後、日経平均株価が大きく上昇することがなければ、VI指数の上昇にも着目しておくのも良いと思います。

 

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