ボラティリティ低下を伴う保合いに(2021年6月18日)

<2021年6月23日、追記>(21:00 更新)

※ 当ブログは毎週金曜日の投稿をベースにして、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2021年6月23日、日経平均株価の日足チャートです。

本日も株価は25MAの上で小動きに保合っています。

ボリンジャーバンドが収束してきました。

目先の注目ポイントは、移動平均線や一目均衡表、支持抵抗ラインよりも「ボリンジャーバンド」です。

ボリンジャーバンドの収束がさらに進むと、近く大きな値幅を伴って動きます。

週末、あるいは来週中頃にはさらに収束が進むので、動きが出るものと予測されます。

 

<2021年6月22日、追記>(14:30 更新)

※ 当ブログは毎週金曜日の投稿をベースにして、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2021年6月22日、日経平均株価の日足チャートです。(13:25)

昨日は大幅に下げたものの、日経225先物が夜間で急速に値を戻したために、本日は上昇となりました。

株価は元のフラットのレンジ内戻っています。

ボリンジャーバンドは引き続き収束方向に向かったいることから、目先は昨日のロウソク足は無視しても良いでしょう。
(但し、ラインを引き際には起点や通過点として意識差されます)

日経225先物のチャートを見ると、相場は平静を取り戻していることが分かります。(15:15)

昨日は元のチャネルを割り込みましたが、夜間にチャネル内に戻り、現在は上方ブレイクしてきました。

これにより、上昇に転換する兆しが見られます、

また、安値を切り上げてきたことで新たに上昇チャネルが出現し、株価はハイアーチャネルラインに当たって跳ね返されています。

規則正しい動きを見せていることから、相場は平静を取り戻しています。

引き続き、日経平均株価はレンジ内の保合いをどちらに放れるかに注目していくことになります。

 

 

<2021年6月21日、追記>(14:30 更新)

※ 当ブログは毎週金曜日の投稿をベースにして、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2021年6月21日、日経平均株価の日足チャートです。(14:25)

週明けの本日は値幅を伴って反落です。

寄り付きから6月2日安値28,565円を割り込み、一気に下げ幅が大きくなりました。

先週末時点で日経225先物が下げていましたが、システム的な売りも加担したことで、売りが売りを呼ぶ展開になりました。

株価の動きとしては、200MAから乖離していた株価が、200MAに対して収束していく動きなので、単なる押しと考えられます。

過度に値幅の大きさに惑わされる必要はありません。

目先は、5月13日安値、200MA、チャネルのロアーラインが下値メドとして意識されますが、200MAと75MAの乖離具合から、一旦は75MA付近まで戻す動きになると想定されます。

 

 

<2021年6月19日、追記>(18:00 更新)

※ 当ブログは毎週金曜日の投稿をベースにして、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2021年6月19日早朝、日経225先物(夜間)の引け後の5分足チャートです。

その下には30分足のチャートを添付しています。

それぞれのアングルからの見解を記載しています。

この投稿の下の方に、18日引け時点の日経平均株価が分足で弱含む兆しがある旨のチャートを添付しています。

夜間の日経225先物は、この日経平均株価が支持線を割り込んで弱含んだ流れを受けて大きく値を下げました。

5分足ベースで見ると、エリオット波動的にも相当のカウントを重ねています。

MAX9波動を前提とするならば、安値を切り上げて直近の高値である5時前後の高値を抜けて、ハイアーチャネルラインを上抜ければ上昇に転換することになります。

この下げにより、日経225先物の日足は、25MA割れ・雲割れとなり弱含む展開となっています。

この流れを受けると、週明けの日経平均株価は窓を空けて大きく下で寄り付くことになります。

以下の投稿にも記載したように、目先で6月2日安値28,565円を下回ると下げが加速しそうです。

・一方で、時間軸を長めにした30分足で確認すると、底打ちしたという見方もできます。

5分足で見た多めのカウントの波動は、30分足でチャネルラインの支持線に達しています。

引けで若干飛びましたが、取引における安値は支持線で綺麗に止まりました。

この動きは、個別銘柄がコロナショックの際に日足で下げ止まった動きと同じです。

週明けの日経225先物が、この支持線の上から始まれば反発する可能性がありますので、寄り付きに要注目です。

先物が上昇に転じると、15分後にスタートする日経平均株価は、さほど下から始まることはない、もしくは下髭のない陽線となることも想定されます。

投資のスタンスと使用するチャートの時間軸を使い分けることは非常に重要です。

短い足で細かな動きを、長い足は大局を捉えるのに使用しますが、1分、3分、5分、15分、30分を、そして日足と重要な週足をどう使い分けるかもポイントです。

局面に合わせて使い分ける。

 

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長期に対する中期調整が続く(2021年6月18日)(追記16:50)

・2021年6月18日、日経平均株価の日足チャートです。

今週、6月15日火曜日に75MAを上抜けて、3週間の膠着状態から脱したように見えた動きは、結果的にダマシとなり再び保合いに戻ってしまいました。

出来高は週末でもあり、やや増加しています。

しかし、5月末辺りからのそれまでの保合いと、現在の保合いとでは明確な違いが見られます。

その違いは、同じ価格帯で保合ってはいるものの、ボラティリティが低下してきていることです。

現在のボリンジャーバンドは、±2σが収束に向かい始めています。

これは、ボラティリティの低下を示し、更に収束が進んだ時点で上か下かのどちらかに放れると、今度は大きなトレンドを伴った動きになることを示唆しています。

今週14日までのボリンジャーバンドは、相対的に値幅が大きく、±2σは並行に推移していたことから、一瞬発散する兆しを見せたものの破壊力がなく、むしろ+2σが抵抗に機能してしまいました。

そのため、先週と今週との保合いは、同じ価格水準ではあるもののボラティリティに違いがあるので、次に上か下かのどちらかに放れた場合には、大きなトレンドを伴う可能性が高いと想定されます。

 

・現在のトレンドを移動平均線の傾きの観点から確認します。

週足の39MA、26MAは上向きでトレンドは上昇、13MAが緩やかな下向きで、週足の短期トレンドは押しの局面となっています。

13MAは26MAに対して収束に向かっていて、割り込むと39MAに向けて、やや値幅のある中期的な押しになる可能性があります。

一方で、今週の高値を抜けてくると、上向きに発散する兆しにつながるため、短期トレンドは上昇に転じる可能性があります。

週足ベースでは基本的には上昇とれんどではありますが、今後上か下かの判断は、株価が離れた方向で見極めなければならない状況です。

 

・日足の200MAは依然として上向きで長期的なトレンドは上昇です。

中期的な75MAは5月から下向きに転じ、現在は緩やかな下降トレンドです。

この日足75MAの流れが、週足13MAの傾きに同期しています。

25MAは、今のところ上向きとなっていますが、株価が今の水準で保合う状態においては、応答日の関係から来週いっぱいまでは上向きが続き、来週後半あたりには75MAを上抜けてゴールデンクロスしそうです。

しかしながら、目先においては6月15日高値、および下に記載する乖離率3%を抜かない限り、上昇に転じる可能性は低くと思われます。

仮にゴールデンクロスしてもテクニカル的に大きな意味はなく、単なる2本の移動平均線が計算上で撚れただけと捉えます。

以上のことから、日足の長期トレンドは上昇中ではあるものの、方向感がつかめない保合い状態と判断できます。

そのため、目先の方向は、ボリンジャーバンドの収束を経てから、株価がどちらに放れるのかを見極めて判断することになります。

 

・さて、今後想定される動きですが、下目線で見ると、日足の75MAに対して25MAが次第に収束してきています。

株価が今の水準で持ち合うと、応答水準の関係から75MAは向こう2か月程度は下向きで推移します。

そのため、30日~40日営業日後くらいには、25MAは75MAを割り込んでデットクロスしてしまいます。

そうなった場合、トリガーとなるポイントを割り込むと、下げが加速して長期的にも下降トレンドに転じる可能性が高まりますので注意が必要です。

想定されるポイントは、以下が想定されます。

1.5月13日安値をサポートとする支持線。

2.3月18日高値を起点とする抵抗線に対するロアーチャネルライン。

3.週足39MA。

これらを割り込むと、長期的な下降トレンドに転換する可能性が高まります。

 

・一方、上昇していくためには、株価は明確にボリンジャーバンド+2σを上抜けて、6月15日高値29,480円を更新してくる必要があります。

加えて、25MAとの乖離にも着目しておく必要があります。

25MAをベースにしたエンベロープで確認すると、3月18日、4月6日、そして今週15日の高値は、いずれも乖離率3%で頭打ちしています。

そのため、明確に3%を超えてくることを確認する必要があります。

その際に注目するのは25MAの傾きです。

傾きが大きい場合、株価は3%乖離で頭を打つことなく上値を切り上げる動きをしますので、乖離7%まで上昇する可能性が出てきます。

これは、トレンドを伴って上昇した際に、1月14日、2月16日高値で確認することができます。

但し、到達価格の予測は7%に至るまでの日柄がその状況にならないと分からないので、その時点で判断しなければなりません。

以上が、現在のチャートを確認した上での予測になります。

 

・一目均衡表は三役が好転しています。

相場の方向性を示す基準線が上向きに転じてきました。

株価が今の水準で推移すると、向こう2週間ほどは上向きが継続しますので、基準線の観点からは上方向と見ることが出来ます。

まずは、ボリンジャーバンドの収束を経て、株価がどちらに放れるかに注目です。

目先は、6月15日高値29,480円を明確に上抜けるか、6月2日安値28,565円を明確に割り込むかが、方向性の目安になると思われます。

<16:50、追記>

・日経平均株価の30分足の動きから、弱含む兆しが見られます。

日経平均株価の日足は保合いですが、分足からはテクニカル的に規則正しい動きが見えてきます。

ここ10日間は上下しながらもチャネルの法則に従って推移していました。制御が効いた動きです。

昨日、ロアーチャネルラインを割り込んだものの引けから、本日前場にかけて戻りました。

そして、後場に再び割り込みました。

注目するポイントは、後場の戻りが、元のロアーチャネルラインが逆転の抵抗となり跳ね返された動きです。

これで元のレンジに戻れないことが明確になり、本日の引けにかけて売られる動きに繋がりました。

週明けの日経平均株価は、今夜の日経225先物、およびCME日経先物の動きと引け値に大きく左右されるものの、本日15時までの動きを見る限りにおいては弱含みそうです。

少なくとも強い動きにはなりそうには感じられません。

 

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