MA狭間の膠着状態(2021年6月11日)

<2021年6月17日、追記>(14:40)

※ 当ブログは毎週金曜日の投稿をベースにして、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2021年6月17日、日経平均株価の日足チャートです。

本日は同じ価格水準にあったトレンドラインと75MAをあっさりと割り込みました。

トレンドラインを割り込んだものの、5月13日からの短期的な上昇トレンドの押しとしては想定される動きで、下げ幅も大きくはないので相場心理に影響を与えるほどではありません。

このトレンドラインは抵抗として機能しますが、一旦消滅です。

株価は、先週までの25MAと75MAに挟まれた領域に逆戻りです。

6月15日に高値を残したことで、新たな上値抵抗線が引けることで、ロアーチャネルラインができます。

この水準まで押すことがあればサポートとして考慮対象となります。

目先は、この上値抵抗線とサポートとしての25MAがどう意識されるかに注目です。

・昨日の動きで発散していたボリンジャーバンドが、再び収束方向に向かっています。

15日の上昇が結果的にはダマシになったとすれば、ボリンジャーバンドの更なる収束を待って動きがありそうです。

・また、日経225先物の日足が先行スパン2に支えられたように見えます。

偶然そう見えるのかもしれませんが、今月に入ってからの動きは雲を意識しているようなので、先物主導で動く想定のもと注目しておくことも必要です。

 

 

 

<2021年6月16日、追記>(14:20)

※ 当ブログは毎週金曜日の投稿をベースにして、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2021年6月16日、日経平均株価の日足チャートです。

昨日、株価は窓を空けて上昇したものの、本日は弱含んでいます。(14:15)

今年に入ってからの高値についてエンベロープで傾向を確認してみます。

まず、昨年から続いていた上昇トレンドは、2月16日をピークに3月上旬に転換しました。

上昇の過程において、各高値は25MAをベースに7%乖離した時点で頭を打つ傾向がありました。

上記チャートの1月14日、2月16日がその高値です。

その後、保合う動きとなり、徐々に上値を切り下げる横ばいトレンドに移行して現在に至ります。

横ばいトレンドでは、上昇するもののその高値は3%乖離した時点で頭を打っています。

3月18日、4月6日がその高値です。

(トレンドレス状態ですから上伸びしないので、上昇トレンドと比較して乖離率が高くなることはありません)

そして、昨日の高値は3月18日、4月6日の高値と同様に3%の乖離に達しました。

そのために、本日は反落したと考えられます。

ここから数日の押しが想定されますが、現在の株価の下にはトレンドライン、75MAが位置していますので下値は固そうなので保合う展開となるかもしれません。

・また、本日弱含んだ動きは、昨夜の日経225先物の影響を受けています。

夜間の引け時点(今朝)で上昇チャネルを割り込んでいます。

これにより推進トレンドから修正トレンドに移行し、本日の押しに繋がったと考えられます。

これが修正トレンドであるならば、さほど深く押さずに上方ブレイクする動きが見られたら、再び推進トレンドに転換することになります。

日中ならば日経平均株価も上昇し始め、夜間ならば翌日の日経平均株価窓を空けることになります。

そうなれば、株価は5月10日高値を基準とするレジスタンスレベルラインを目指す動きになります。

 

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<2021年6月15日、追記>(17:30)

※ 当ブログは毎週金曜日の投稿をベースにして、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2021年6月15日、日経平均株価の日足チャートです。

本日は膠着状態から上放れし、株価は明確に75MAを上抜けてきました。出来高に顕著な増加は見られません。

上放れしたことで一目均衡表は三役逆転となり、相場のムードはやや改善してくると思われます。

・本日5月安値以降の高値を更新したことで、新たに短期的なトレンドラインが引き直しにより出現しました。

今後、これをキープすることが出来て、これを支持線とするチャネルの上限を目指す動きになるかどうかが注目されます。

また、5月10日高値29,685円を基準とするレジスタンスレベルラインが、目先では抵抗として意識されそうです。

もし、この抵抗線が意識される動きになれば、トレンドラインを下値支持線とした三角保合いを形成しそうです。

但し、トライアングルの頂点が近いこともあり、また支持線の傾きが大きいこともあり、保合う前にどちらかにブレイクしそうです。

・本日の上昇により、明日以降も値を保つようならば買戻しが加速し、上昇に弾みがつくかもしれません。

しかし、実需の買いがどこまで入るか、また過去のいくつかの高値が密集した抵抗帯が上に控えているので、これを抜けて高値を更新していくには、相当な勢いが必要なので、今すぐには難しいと想定されます。

・ボリンジャーバンドはやや発散方向に向かい始めました。

ただ、±2σの値幅が大きいことから上昇の勢いは限定的と思われます。

いずれにしても、実需買いがどこまで入るか?値を保てるかがポイントとなります。

 

<2021年6月14日、追記>(14:50)

※ 当ブログは毎週金曜日の投稿をベースにして、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2021年6月14日、日経平均株価の日足チャートです。

週明けの本日も保合いです。

昨日記載しました4月6日高値を起点とする上値抵抗線は、本日抜けたので否定されました。

目先は、元の3月18日を起点とする上値抵抗線、もしくは5月10日高値が意識されそうです。

また、5月13日安値を起点とするトレンドラインが逆転の抵抗線としても存在します。

 

<2021年6月13日、追記>(0:10)

※ 当ブログは毎週金曜日の投稿をベースにして、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2021年6月11日、日経平均株価の日足チャートです。

高値からの上値抵抗線を補正します。

4月6日高値を起点とするラインを上値抵抗線とし、これを基準にロアーチャネルラインを引きます。

 

 

適温のゆでガエルか?(2021年6月11日)(15:00)

・2021年6月11日、日経平均株価の日足チャートです。

5月28日に窓を空けて25MAを上抜けた株価は、11営業日に渡って保合っています。

値幅は小さく、75MAを上に抜けず25MAを下に割れず、2本の移動平均線の狭間で膠着しています。

75MAと25MAの傾きは先週から下向きに転じ始め、傾きはやや大きくなりつつあります。

200MAの傾きはまだ上向きなので、現在は長期上昇トレンドにおける「中期的な押し局面」と位置付けられます。

 

・また、2月16日の最高値から徐々に高値を切り下げる動きとなっており、現在のチャネルは下降です。

この下降チャネルは4か月目に入り、フラクタルなトレンドは上昇と下降を繰り返しています。

株価は5月13日安値を起点とする修正トレンドを6月9日に転換しました。

これにより、推進トレンドに移行した可能性が高まり、目先の株価はロアーチャネルラインに向けて下げる動きになりそうです。

しかしながら、下には25MAが位置しており、サポートとして意識されていることから株価は下げ渋っています。

逆言うと、割れると大きく下げそうです。

 

・今後の動きを下目線で見ると、25MAを割り込み、6月2日安値28,565円を下回ると下げが加速しそうです。

上昇期待に対する失望売り、目先の利益確定、新規空売りなどの影響です。

そうなると、11日間のフラットを下方ブレイクすることになり、株価は200MAに向かいます。

本日からロアーチャネルラインは200MAの下に位置します。

もし、200MAを割り込んだ場合には、ロアーチャネルラインが下値のメドとなります。

グランビルの法則的には、200MAが上向きなので、株価が再び200MAを上抜ければ押し目買いのサインとなります。

但し、その時点では200MAの傾きが今よりも鈍化し、下向きの75MAがさらに収束してきている状態なので、長期的な下降トレンドに転じてしまう可能性もあるので楽観は禁物です。

その場合、経過する日柄にもよりますが、5月13日安値、200MA、ロアーチャネルラインのそれぞれを割り込む都度、下振れが大きくなるかもしれないので注意が必要です。

 

・一方、上目線で見ると、3月18日高値を起点とする下向きの抵抗線が、75MAに近接してきています。

75MAと抵抗線の2つが重くのしかかりますので、ここを抜く勢いが出るかどうかにも注目です。

(但し、この抵抗線が意識されるかどうかは、現時点ではまだ分かりません)

加えて、5月13日安値を起点とする短期の上昇トレンドラインが、逆転の抵抗線となりますので、上記2つの抵抗を抜けても、このラインを抜かない限りは上昇は難しいと思われます。

さらに、3月、4月、5月と高値を試しながらも切り下げてきた高値が節目としてありますので、これら高値群が抵抗帯となり、上値はかなり重そうです。

最終的には2月の最高値を抜ければ大きなトレンドが出そうです。

そうなれば、波動的に三段目、エリオット波動の波5が到来することになります。

もっとも、この重厚な抵抗帯を抜けそうな状況であれば、相場のムードはかなり好転していて、方向性も見えていると思われます。

 

・以上の様に、上か下のどちらに動くかがはっきりしない状況においては、保合いは継続です。

日々の需給が株価を変動させ、大きな値幅を伴う動きも想定されますが、それは日足ベースでのテクニカル的要因ではないので、過剰な期待にとらわれると一喜一憂の波に巻き込まれる結果となりますから注意が必要です。

 

・一目均衡表は転換線が好転していますが、ニ役は逆転です。

しかし、来週になると下がってくる薄い雲に近づきますので、株価がこのまま保合うと、自然に雲抜けとなります。

同時に遅行スパンも好転しますので、三役好転となり相場のムードは良くなるかもしれません。

もしかしたが、今の保合いは三役好転を待った日柄調整の可能性も無きにしも非ずかと。

 

・11日間の小幅な保合いで、ようやくボリンジャーバンドに収束の兆しが出てきました。

このままボラティリティの小さい動きが続くと、±2σは急速に収束してきます。

そうなると、どちらかに動き出す前兆となりますので、ブレイクのサインとして注目です。

 

・いずれにしても、今の保合いをどちらかに放れるかを確認してからポジションを取る必要があります。

もしくは、保合いの中で短い足を使いながら細かなスタンスを取るか。

 

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