トリガー待ちの日柄調整(2021年4月16日)
<2021年4月21日、追記>(15:40)
※ 当ブログは毎週金曜日の投稿をベースにして、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2021年4月21日、日経平均株価の日足チャートです。
夜間の日経225先物の流れを受けて本日の窓を空けての続落です。
トライアングルの下値支持線の下で寄り付き、高値はこの支持線が抵抗に代わって押さえられています。
明日以降、この元支持線を上抜けて戻すことが出来るかどうかが注目されますが、上には75MAが位置しているので上値は重いと思われます。
目先の下値メドですが、2つ想定されます。
まずは、3月5日安値20,308円を基準とするサポートレベルライン。
そして、トライアングルの上値抵抗線を基準とするチャネルラインのロアーチャネルラインです。
ここを割り込んでくると下げが加速して、200MA付近まで一旦落ちる可能性が高まりそうです。
GW前、コロナ感染の拡大によりムード的にも買いが手控えられやすいことと、価格水準的にも利益確定が出やすい位置です。
一目均衡表は三役が逆転しましたので。
先行スパンが抵抗として意識されています。
ちょうど1年前に雲を上抜けてから、本日が1年ぶりの雲割れとなりました。
早急に戻さない限り、全体相場のムードは弱含みそうです。
<2021年4月20日、追記>(22:50)
・2021年4月20日、日経平均株価の日足チャートです。
夜間の日経225先物が下げた影響で、本日の日経平均株価は窓を空けて反落しました。
終値は75MAを僅かに割り込んでいます。
但し、先物がまだ75MAを割り込まなかったことで、大きな下げには至っていません。
しかし、現在夜間の日経225先物が下げていますので、引けまでに切り返さなければ、明日の日経平均株価は続落となりそうです。
一方で、三角保合いの下値支持線まで下げることは想定の範囲なので、下値支持線がサポートとして意識されるかどうかに注目です。
<2021年4月17日、追記>(15:40)
・2021年4月17日、日経225先物の30分足チャートです。
今朝の引け後のチャートでは、上値抵抗線を上方ブレイクして引けています。
昨日の高値を上抜ければ、今週の上値切り下げの流れが止まるかもしれません。
一方で下値支持線を割り込めば日足25MAも割り込み下げが加速します。
週明け月曜日、8時以降の気配値に注目です。
保合い膠着状態(2021年4月16日)(15:20)
・2021年4月16日、日経平均株価の日足チャートです。
先週よりもさらに小幅に揉み合う状態が続いています。
出来高も減少傾向にあります。
株価は日足25MAの上で推移していて底堅さが感じられる一方で、上値は徐々に切り下がってきています。
これを分足チャートで見ると、ディセンディングトライアングルを形成していることが確認できます。
来週は、この分足チャートがどちらかに振れるのかがまず注目されます。
下方ブレイクして下げに転じるのか、トレンド転換となり上昇に転じるのか。
分足のトライアングルの下値支持線を割り込んで下方ブレイクすると、日足25MAを割り込むことになります。
その場合、75MAが昨年10月末と今年の3月にサポートとして機能したように、どう意識されるかに注目です。
75MAを割り込むと、日足の三角保合いの下値支持線付近まで反落することも想定されます。
また、株価は昨年3月のコロナショック時の最安値を起点とする、長期のサポートラインに近接してきました。
来週早々にはこのサポートラインに到達しますので、これをサポートに上昇に転換するのか、そのまま割り込んで弱含んでいくのかにも注目です。
下目線で見た場合、下には25MA、長期支持線、75MA、三角保合い下値支持線の4つのサポートがあることになります
・一方で上目線で見た場合、30,000円の節目、三角保合いの上値抵抗線、さらに2月3月4月の高値付近が抵抗帯となりますので、上値も相当重いと思われます。
現在は、上にも下にも動けない膠着状態です。
このような場合、何らかもっともらしいの理由が顕在化し、それをトリガーに相場が動きます。
今まで意識されていなかった事象、または見ないふりをしていた周知の事実に対して、急にスポットが当たりますから注意が必要です。
買い手がさほど多くないと思われるので上値が重い反面、利益確定や価格的にも空売りが入りやすい水準であることから、下に動くことを想定する方が状況的には妥当だと思われます。
・一目均衡表は三役が好転していますが、遅行スパンは週明けに逆転します。
株価がこのまま保合う動きが続けば、再来週には再び好転するものの、まずは逆転する来週の動きに注目です。
・移動平均線は25MAが再び下向きになってきました。
ほぼ横ばいに推移していますので、25MAの向きにはさほど意味はありません。
ただ、25MAが下向きになると、75MAとの収束がさらに進んでデットクロスする可能性が出てきます。
その場合の想定チャートは以下のようになります。
このようになると、デットラインとして3月5日安値の28,308円が意識されます。
これを割り込むと、一目均衡表も三役が逆転して一気の相場のムードが悪化します。
200MA付近まで調整することも想定されます。
しかし、200MAをベースとしたグランビルの法則で考えれば、ごく普通に想定される動きなので、まずは押し目到来目線で見ていくことになります。
・今後、何を理由に動き出すか?
システム的な反応も含めて過剰な動きと是正を繰り返しながら、方向性が見えてくると思われます。
昨年11月からの上昇から日柄5か月が経過し、2月からの保合いからも2か月経過しているのでそろそろ動きが出てきそうです。
Sell in Mayとなるかどうか。
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