エリオット波5の動きも視野に(2021年4月23日)

<2021年4月28日、追記>(15:50)

※ 当ブログは毎週金曜日の投稿をベースにして、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2021年4月28日、日経平均株価の日足チャートです。

大きな動きはなく保合いが続きます。

25MAがやや上向きになってきました。

これが3月24日付近の反落時のろうそく足が、応当日から除外されてきたためで、特にトレンドに変化があったわけではありません。

計算上のブレの範囲です。

ボリンジャーバンドが収束し始めてきたことと、11月からの日柄が6か月経過してきたことで、そろそろ大きく動きそうです。

上か下かは放れた方向を確認して見定める必要があります。

 

 

<2021年4月26日、追記>(20:00)

・2021年4月26日、日経平均株価の日足チャートです。

緊急事態宣言のスタート、ゴールデンウィークを控えて、本日も小幅に揉み合いです。

昨年3月19日安値を起点とする長期の支持線を割り込んで、2空けて下げましたが、大きく崩れることなく保合い継続です。

25MAと75MAが収束している局面で、波動的には2波動が完了した状況です。

もう1波動ありそうですが、200MAまで押すことも想定されますので、どちらに放れるか注目です。

200MAの傾きはやや鈍化してきています。

 

ブレイクは上方か(2021年4月23日)(16:20)

・2021年4月23日、日経平均株価の日足チャートです。

日経平均株価は21日水曜日に、75MAを割り込む反落となりましたが、大きく値を崩すことなく再び保合っています。

移動平均線は25MAの傾きが明確に下向きになっています。

75MAの傾きは横ばい近くまで鈍化してきています。

一方で、200MAはまだ上向きなので長期的なトレンドは上昇です。

現状は、短期トレンドが修正トレンドとなり、中期トレンドが弱含んできている状況なので、まだ長期上昇トレンドにおける調整の範囲だと言えます。

株価がこのまま保合うと、来週には25MAは75MAに対してデットクロスします。

そうなると、株価はさらに弱含み、下向きに水準を下げていく25MAが抵抗になる動きをします。

ただし、200MAをベースにしたグランビルの法則の観点からみると、株価は200MAに向かって押す動きとなるだけなので、単なる上昇トレンドにおける「押し目」と位置付けられるのでテクニカル的には想定の範囲です。

・株価は21日の反落で三角保合いを下方ブレイクしました。

本日は終値で下値支持線を上回ってきていますので、新たに21日安値を通る下値支持線を引くことも可能です。

この三角保合いは、2月1日安値を起点としていますが、これをエリオット波動の観点からみると、起点は3月5日安値になります。

2月16日高値以降から高値を切り下げて保合いに入っているので、高値よりも後ろの安値である3月5日安値を起点と考えるからです。

そうなると、厳密にはシンメトリカルトライアングルとなりますが、3月5日安値をデットラインと想定するならば、3月5日安値を基準にした水平の下値支持線が引けるので、ディセンディングトライアングルと考える方が妥当です。

・さて、現在の株価はエリオット波動のどのカウント位置であるかということですが、昨年3月の安値を起点にした場合、昨年6月高値までが波1、7月31日安値までが波2、2月16日高値までが波3となるので、現在は修正波の波4の途中だと言うことになります。

波4は修正波でトライアングル。波2がジグザクであったことからオルターネーションの関係からも、波4がトライアングルであるのは妥当な動きです。

波4の次の動きである波5は、波3が上昇であることから、トライアングルを形成する前の動きに従うという法則から、今後は波5が到来して株価は再び上昇すると考えられます。

そのため、どこかで三角保合いを上方ブレイクして、株価が2月16日高値の30,714円を上回ると、ダウ理論の上昇が成立するので大きな上昇トレンドに転じることになります。

その場合、波5は波1と同程度の値幅と考えると、波5の値幅は7,000円以内と想定されます。

つまり、再上昇した場合、最大でも株価は37,500円より高くはならないと言うことです。

但し、波5が到来せずに下降トレンドに転換する可能性も考慮が必要です。

・一方で、下へ大きく押すことはなさそうですが、想定される下値メドとして、まずはグランビルの法則から200MAが考えられます。

次に、波4は波1の高値を下回ることは無いので(イレギュラー的に波2の方が高い)、大きく下げても24,000円が下限と想定されます。

つまり、今後は200MAや24,000円を下限として、再び上昇に転じる可能性が高く、上限は37,500円ということになります。

・一目均衡表は、現状ではさほど意識されていません。

株価は各指標に左右される動きをしていませんので、動きが出てきてから意識される指標に注目することになりそうです。

今は、テクニカル的には大きな流れを捉えていく方が良さそうです。

・来週はゴルデンウィークに入るので取引が手控えられそうなことや、緊急事態宣言によってムード的にも悪化してくるので、株価はこのまま揉み合うか、下に向かうものと思われます。

3月5日安値、もしくはチャネルラインのロアーチャネルラインがサポートとして意識されそうです。

 

コメントを残す