再び25MAは上向いて上昇トレンドに(2021年4月2日)

<2021年4月6日、追記>(16:20)

※ 当ブログは毎週金曜日の投稿をベースにして、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2021年4月6日、日経225先物の分足チャートです。

日経平均株価の日足は反落です。

昨日の動きから上昇への勢いが期待薄とみられたことによる失望売りが大きな要因だと思われます。

この動きを日経225先物で確認すると、上昇チャネルの動きが時間調整のフラットに移行し、安値を基準としたサポートラインを割り込んだ瞬間にブレイクダウンした様子が伺えます。

ゆえに、本日の反落はテクニカル的な反応で、システムによる影響が大きかったと言えそうです。

 

 

高値を試す上昇になるか(2021年4月2日)(15:10)(23:10)

・2021年4月2日、日経平均株価の日足チャートです。

今週は権利落ちを挟みながらも株価は底堅く推移し、連日25MAを跨ぎながら小幅揉み合っていましたが、本日は上放れして引けました。

これにより、先週記載した2月16日高値を起点として3月22日高値を通過する抵抗線は、本日株価が抜けたので消滅です。
意識されるラインではなかったです。

次は1日手前の3月18日高値を通過する抵抗線が想定されますが、2月16日の高値とほぼ変わらない価格なので、2月16日高値を基準とする水平の抵抗線が意識されることになります。

いずれにしても、この高値を抜けるとダウ理論の上昇が成立することになるので、再び上昇トレンドに転じるポイントになります。

 

・しかしながら、目線的にはまだ将来的に上昇するとは判断できません。

現在は2月16日高値をレジスタンスに、3月5日安値をサポートとするフラットなレンジ内で推移していると考えられますので、保合いトレンドです。

そのため、本日の上昇は一時的な可能性も高く、上下どちらかにしっかり抜けたのを確認しないと方向性は判断できない状況です。

この時にポイントとなる観点は、3本の移動平均線の傾きです。

長期トレンドを示唆する200MAは依然として上向きなので、長期上昇トレンドは継続。

中期の75MAも上向きで中期的にも上昇トレンド継続です。

短期の25MAは、本日の上昇によってふたたび上向きに転じてきました。

そして、株価は3本の移動平均線の上に位置していることから、株価と移動平均線の位置関係から順パターンの上昇トレンドです。

加えて25MAと75MAが収束しています。

希望的には、もう少し収束が進んだ方が好ましいのですが、今日現在2本の移動平均線は収束から発散方向に向かっています。
(まだ今日から発散に向かっただけなので週明けに下げれば否定されることにはなりますが)

仮に、来週も株価が上昇して25MAが75MAに対して発散方向に向かえば、株価上昇の期待が高まります。

25MAと75MAの収束発散を波動的に見ても、まだ2回なので、もう1回の発散、つまりここからもう一段のトレンドが出てもおかしくはありません。

2月16日高値の30,714円を超えられるかどうかが最大の注目ポイントで、トレンド分析の観点からは、現状は高値を試しに行くであろう見立てになります。

・一方で、移動平均線の収束は株価の煮詰まり感を示唆するので、下に放れる可能性もあります。

そうなると、25MAは75MAを割り込むデットクロスとなり、25MAは下向きに75MAから発散する、つまり下落となります。

いずれにしても、上下に位置するレジスタンスとサポートのラインをどちらにブレイクするかによって、今後の方向が決まります。

 

・但し、月足チャートを見た場合、12MA(12か月移動平均線)からの株価の乖離がかなり大きくなっています。

2月高値から3月4月と高値を切り下げてきているので、月足レベルで見ると一旦調整があってもおかしくなさそうです。

その場合、月足12MAの25,500円付近まで反落すると仮定すると、この価格を日足に落とし込むと25,500円の水準には200MAが位置していますので、日足で200MA付近まで押す可能性があります。

その場合でも、200MAは上向きなので上昇トレンドは継続で、グランビルの法則の押し目買いポイントの到来となります。

但し、12MAの傾きが大きいことから、株価はエンベロープに沿って上値を切り上げる動きも想定されますので、乖離が大きいからといって調整するとも限らないので注意が必要です。

このように傾きが大きい場合には要注意です。逆張りは危険です。

 

・一目均衡表は、遅行スパンが好転してきました。

雲を本日抜けたことでニ役が好転です。

週明けも上昇すれは転換線もGCして三役好転となります。

相場のムードはかなり良くなりそうです。

 

・そうなると、空売りの買戻しも進むので上値は軽くなります。

この時に、再上昇と見込んだ実需の買いが続けは、高値を試す動きになり、高値を更新した瞬間にバブル以降の最高値更新となります。

さらに買戻しが入り踏み上げ相場になってトレンドが出始めます。

日柄的にも、今の上昇は昨年11月から始まって5か月経過していることから、6か月経過までには動きは出そうです。

 

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