目先は押し目に向かう(2021年3月26日)

<2021年4月1日、追記>(22:30)

※ 当ブログは毎週金曜日の投稿をベースにして、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2021年4月1日、日経225先物の現在の分足チャートです。

日経平均株価の日足は25MAを跨いで小幅に揉み合っています。

本日の安値は25MAに支えられ、高値は雲に抑えられています。

日足の小幅な揉み合いは、日経225先物の抵抗帯に影響を受けています。

まずは、先物でこの抵抗帯を抜けることができないと、日経平均株価は上昇できません。

先物の分足で三尊天井になるか抜けるか。

 

<2021年3月29日、追記>(18:00)

・2021年3月29日、日経平均株価の日足チャートです。

本日は窓を空けて25MAの上から寄り付きました。

その後、伸びずに押されましたが、なんとか25MAの上で引けました。

週末に記載した上値抵抗線と3月5日安値をネックラインとするトライアングルの間で今後推移するかもしれません。

 

 

移動平均線は収束し煮詰まる流れに(2021年3月26日)(15:40)

・2021年3月26日、日経平均株価の日足チャートです。

3月18日に高値を試す動きがあったものの今週は続落です。

昨日、株価は上向きの75MAがサポートになり反発しました。

これにより下落懸念が和らいだことと、75MAに支えられたことで下がないと見た向きによる買戻し、加えて年度末の配当・優待絡み要因もあり買われています。

今週の下落より昨年11月から上向きであった25MAは下向きに転じ、上向きの75MAもやや傾きが鈍化してきています。

このまま株価が30,000円を超えれ上昇することが無ければ、25MAは75MAに対して収束に向かい、複数線分析の観点からは押し目に向かうことになります。

2本の移動平均線の収束は、株価の煮詰まり感を示唆しますので、25MAと75MAが収束する付近まで、今の水準付近で揉み合うことが想定されます。

また、ここから上昇しても、株価の上には25MAが位置していますので、これが抵抗として意識されるので上値は重いと思われます。
ただ、抜けるとしたら大きな陽線か窓を空けて上昇しそうです。

200MAはしっかり上向きなので、長期的な上昇トレンドは継続です。

 

・以前の投稿でも何回か書きましたが、このまま株価がもみ合って25MAと75MAが収束する局面を迎えると、株価はグランビルの法則から上か下かのどちらかに放れる動きになります。

下に放れる場合、売られるトリガーになるポイントは3つ想定されます。

1.75MA
2.3月5日安値28,308円
3.2月16日と3月18日高値を結ぶ抵抗ラインを基準としたチャネルのロアーチャネルライン

2の安値は、2月16日高値を一番天井とするダブルトップが成立するネックラインとなりますので、特に注意が必要です。

3のローチャネルラインは日経平均株価の動きでは意識されやすいので、最終的に3のラインを割り込むと、一気に売られる可能性が高まります。

また、週明け火曜日は権利落ち日でもありますので、この辺りが注目のポイントになりそうです。

・一方で上に放れる場合、上昇タイミングは、25MAと75MAの収束付近であることに加えて、2月16日の一番天井を起点として3月19日高値を結ぶラインが想定されます。

このラインは、個別銘柄でも意識されることが多い抵抗線です。

本来の抵抗線を引く場合、3月19日高値ではなく、前日の3月18日高値を通すのがセオリーですが、18日の動きがイレギュラーであったことから、現実のテクニカル分析においては除外されるケースが多いので、このラインに注目です。

実はこの日の足をイレギュラーとして見なす引き方は、人間系だけでなくシステム的にも意識されることが多いです。

よって、収束した移動平均線を株価が上抜けても、このラインと強い抵抗となるので、ここ抜けが上昇のトリガーになると思われます。

意識される期限は75MAとの交点までです。

なお、上記3に記載したチャネルラインの場合は、3月18日高値を使用します。

また、波動論的には、もう一段大きな上昇トレンドがあってもおかしくはありません。

 

・一目均衡表は、遅行スパンが逆転しています。

基準線、転換線は一時的に逆転しましたが、週明けの動きに持ち越しです。

昨日、株価は先行スパン1を割り込んで雲割れとなりましたが、本日の上昇で雲の中に戻りました。

現在は方向感が無いので、上記3つのタイミングに迫る動きになると三役が逆転し、テクニカル的に指標はさらに悪化しますから注意が必要です。

 

・また注目すべき観点として、日経VIが急落しています。

年度末要因が大きいのですが、下落懸念が和らいだことが大きいかもしれません。

この指数が上昇するようだと日経平均株価は下げますので、日経平均株価の25MAと75MAが収束した付近でもVIの動きには注目です。

来週は権利落ち以降に高値を試しに行くか、配当落ちで売られた流れが継続してしまうかにも注意が必要です。

コメントを残す