修正トレンドが強化され弱含む動き(2021年3月5日)
<2021年3月11日、追記>(16:10)
※ 当ブログは毎週金曜日の投稿をベースにして、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2021年3月11日、日経平均株価の日足チャートです。
本日も小動きで揉み合っています。
25MAを試す気配は感じられませんが、分足で確認すると明確にレジスタンスラインが見えてきます。
先週からの高値が抵抗帯になっている様子が伺えます。
昨日の投稿で引いたラインで本日の高値は止まっていますので、ここにシステム的なストッパーが入っているものと思われます。
一方で、下値は切り上げているのでアセンディングトライアングルを形成しています。
この抵抗帯を抜けると買戻しが入るのでブレイクするかもしれません。
(但し、アルゴによるダマシが入る可能性も)
ブレイクした場合、上には日足25MAが位置しているので跳ね返されるかもしれませんが、抜けると一気に上昇して陽線が立つかもしれません。日を跨ぐ場合には窓を空けることも。
<2021年3月10日、追記>(17:50)
※ 当ブログは毎週金曜日の投稿をベースにして、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2021年3月10日、日経平均株価の30分足チャートです。
日足チャートでは、株価は25MAよりも下の水準で揉み合っています。
これを分足で確認すると、下値を切り上げたトライアングルを形成しています。
トライアングルの上値抵抗線を情報ブレイクした場合、チャネルのハイアーチャネルラインと、日足25MAが位置しているので、ここを抜けていく勢いが出るかどうかが注目ポイントです。
いっそのこと日足75MAまで一旦押した方が、アク抜けになって良いのですが。
<2021年3月8日、追記>(20:40)
・2021年3月8日、日経平均株価の日足チャートです。
週明けの本日は上から寄り付いたものの反落です。
上値は25MAに抑えられているとともに、ロアーチャネルラインが逆転のレジスタンスになっているようにも見受けられます。
上昇を確認するには25MAを上抜けて、このラインも上抜ける必要がありそうです。
25MAが横ばいに(2021年3月5日)(15:20)
・2021年3月5日、日経平均株価の日足チャートです。
株価は、昨日はサポートとなっていた12月22日安値を起点とするサポートラインを割り込み、前場ではレジスタンスとなっていましたが、後場に切り返して上抜けて引けました。
本日の反落により、いよいよ25MAの傾きが横ばいになり、10月30日から始まった上昇トレンドが弱含んできました。
転換を判断するための条件は3つあります。
1.25MAの傾きが横ばい、もしくは下向きに転じる。
2.トレンドライン、もしくはサポートライン割れ。
3.直近安値を基準とするサポートレベルライン割れ。
この3つの条件が揃うと、基本的には上昇トレンドが転換したと判断できます。
この観点は、個別銘柄にも共通する見方で、目先の利益を一旦確定する判断条件になります。
当然、切り返して株価が25MAを上抜けて上昇トレンドが再開する可能性もありますが、まずは現在の利益を目減りさせないための手法として非常に有効な見方です。
例えば、日経平均株価と同じ動きをする投資信託などにも有効な基準です。
仮に切り返した場合でも、株価が2月16日高値を上抜かない限りは、上昇トレンドに転じたことにはならないので、日柄調整のもみ合いに巻き込まれることになるので、一旦ポジションを外すことも視野に入れる局面と考えられます。
今後、上昇するためには2月16日高値を明確に上抜く必要があります。
一方でこのまま反落が続いた場合は、25MAは下向きになり75MAに対して収束に向かいます。
複数線分析の観点から押し目に向かうという状況になります。
・もし、このまま下げが続いた場合、25MAの傾きは下向きになり、次第に75MAの傾きも鈍化して緩やかになってきます。
予測チャートは、先の投稿に載せたイメージになりますので確認してください。
参考までに、先行して予測チャートと同じ形状で下げた銘柄がありますので、以下にチャートを添付します。
この銘柄の場合、日経平均株価と同様に25MAをサポートにして長期間上昇してきましたが、次第に勢いが弱まって下降トレンドに転じました。
株価が25MAを下回るとサポートからレジスタンスに代わりますので、株価は下向きの25MAに跳ね返されて、上抜けることができなくなります。
そして、75MAも下向きに変化してきて、遅れて200MAも横ばいから下向きになるので、長期的に下降トレンドに突入してしまいます。
この動きは、移動平均線によるトレンド分析の定型パターンです。
この動きを覚えておけば、例えばリーマンショック、チャイナショック、コロナショックも巻き込まれずに回避できていたことになります。日足、週足、月足チャートのどれを使うかは局面に合わせてみていきます。
今の上昇もいつかは終わるので、しっかりと利益を確保し、利益の目減りや損失を防ぐことが大切です。
・とはいえ、現在はまだ200MAも75MAも上向きなので、中期長期トレンドは上昇ですから、75MAをサポートに下げ止まって反発する可能性も十分あります。
そうなると75MAをベースにしたグランビルの法則の中期的な押し目となり、「買いポイント」に該当します。
さらに、200MAをベースにした長期的な押し目も下に控えていますので、株価が200MAを明確に割り込むまでは、下降トレンドに転換したとは断定しきれませんので、状況を見ていくことになります。
但し、反発してもすぐには高値更新とはならず、概ね数か月程度の日柄調整を挟むことになりそうなので、慌てて動かなくても良さそうです。
・一目均衡表は、三役が逆転するかもしれない局面に近づいてきました。
まず、遅行スパンが株価にかかってきています。
このまま反落が続けば、来週中頃か再来週の週明けには逆転してしまいます。
割り込んだ場合、そのポイント以降の株価は大きく上昇していますので、すぐに好転することはなさそうです。
遅行スパンは、相場が変化する際の指標として非常に先行性が高いので注意してみておく必要があります。
基準線、転換線は週明けに逆転しそうです。
先行スパンにも接近していますので、株価が28,000円を割り込むと相場が変調しそうです。
雲が薄いこともあり、そのまま下抜けて三役が逆転してしまうと、一気に売られて下げが加速する可能性があります。
・一方で、テクニカル的に見て、現在の株価の下にはサポートとなる指標が数多くあります。
① 節目となる28,000円
② 日足75MA
③ 週足13MA
④ 先行スパン(雲)
⑤ ボリンジャーバンド-2σ
⑥ 1月29日安値の27,629円
これらはほぼ同じ価格帯に集中しているので、この辺りで下げ渋る動きがあると予測されます。
反面、突破されると200MAまではサポートとなる指標がないので注意が必要です。
とにかく、昨年3月からの1年間の上昇が大きかっただけに、テクニカル的に見て200MA付近までの調整は想定の範囲内と考えた方が良さそうです。
明確とは言えないものの下ヒゲが出たこともあって、あっさり切り返すかもしれませんが、週明け以降の動きに注目です。