高値更新し上昇再開(2021年2月12日)

<2021年2月17日、追記>(17:30)

※ 当ブログは毎週金曜日の投稿をベースにして、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

本日は陰線となりましたが、安値は昨日とほぼ同値付近で保合いです。

そういう意味では、昨日の小さな上ひげがやや気になるところですが、さほど気にすることもなさそうです。

安値は発散しているボリンジャーバンドの+2σのラインに支えられており、強いトレンドは継続でバンドウォーク形成中です。

パラボリックも加速してきています。

明日以降、昨日の高値を抜けるか、一旦一服となるかを見ていく必要がありますが、株価は25MAを意識した上昇トレンドなので、今後押しがあった場合には25MA、またはトレンドラインがサポートとして機能することになります。

 

・2021年2月16日、日経平均株価の日足チャートです。

<2021年2月16日、追記>(19:30)

・2021年2月16日、日経平均株価の日足チャートです。

日経平均株価、TOPIXともに上昇です。

上値メドとしたチャネルラインを上抜けてきました。

また、高値メドとして強く意識されがちな上値抵抗線も抜けてきました。

このことは、上昇の勢いが強いことを意味します。

1月14日高値と同様に対25MAからの乖離率が7%に達しました。

本日の上昇は買戻しが主体と思われまが、この辺りがどう意識されるのかが注目です。

 

 

過熱感なく上昇(2021年2月13日)(12:20)

・2021年2月12日、日経平均株価の日足チャートです。

今週は1月末の反落から切り返した流れから、1月14日高値を抜け最高値を更新しました。

上昇トレンドの再開です。

株価の動きは、12月下旬に25MAを割り込んだ後から上昇に転じた時と同じ動きです。

これを25MAをベースとするグランビルの法則になぞらえると、ここから株価は25MAから発散方向、つまり上昇傾向に動くと想定されます。

25MAの傾きは今週の上昇の影響を受けてやや傾きが強くなり、上向きの75MAと200MAとの3線が並行となる強い上昇トレンドです。

 

・エンベロープで移動平均線との乖離を確認すると、25MAから株価の乖離率はまだ4%程度にとどまっているため、この上昇に過熱感は感じられません。

むしろ、31,000円付近の水準まではまだ上昇余地がありそうです。

エンベロープの傾きが比較的穏やかなので、+9%のラインでは余程の強さが無い限りは、突破して上値を切り上げる動きにはならないと思われます。

そのため、+9%のラインがレジスタンスとして機能し、上昇した場合の高値メドになります。

 

・一方で、もう一つの上値メドとして想定されるのがチャネルラインです。

1月に入ってからの再上昇で新たなチャネルが確認できます。

ハイアーチャネルラインが上値のメドになりそうです。

価格的には30,200円~30,300円付近になるので、心理的節目となる30,000円の大台を突破した後のひと伸びとなる水準なので、利益確定も出やすいと思われます。

エンベロープよりはハイアーチャネルラインの方が、上値メドとして妥当性は高いように思います。

 

・ボリンジャーバンドからも特にボラティリティが大きくなってきた兆しはありません。

±2シグマは僅かながらも収束方向に向かっているので、今週の上昇はやや鈍化し目先は保合う可能性があります。

来週以降、株価が本日の高値を抜けてくると、25MAの傾きが大きくなり株価は+2σに沿って上値を切り上げる動きとなるので、ボリンジャーバンドは発散し1月のように上昇が加速するかもしれません。

 

・パラボリックは加速する兆しがあり、上昇トレンドの加速を示唆しています。

逆転するにはトレンドラインの水準まで反落する必要があるので、ここから多少の押しがあったとしてもトレンドは継続です。

反落した場合、25MAがサポートとなり、仮に25MAを割り込んでも下に位置するトレンドラインが支えになりますので、この水準までの押しは想定の範囲として安全地帯と言えそうです。

 

・現在のチャートの大きな特徴は、短期トレンドを示す25MA、中期トレンドを示す75MA、長期トレンドを示す200MAが、互いに並行であることです。

日経平均株価においては珍しい形状ですが、このような場合にはトレンドは過熱することなく株価はダラダラと上昇を続ける傾向があります。

大きなファンダメンタル的要因が無い限りにおいては、多少反落して押したとしても下値は限定的で、切り返す可能性が高いチャートです。

 

・一目均衡表は引き続き三役が好転しています。

懸念事項としては、株価が1月29日の水準までは反落すると、遅行スパンが株価を割り込むことになり、また切り上げてきている先行スパン1が迫ってきているので、一気に逆転してしまうことです。

その場合、転換線、基準線がサポートになるかどうかに着目していく必要があります。

特に反落時には、押しの限界とされる基準線に注意が必要です。

 

・日経VIが初動の動きから再度下落する可能性も出てきました。

株価は25MAと75MAが収束した真上に位置しています。

大まかに判断すれば、グランビルの法則から上に振れれば上昇の初動、つまり日経平均株価の反落。

下に振れれば日経平均株価の上昇となります。

こういう株価と移動平均線の位置関係は、株価がどちらかに向けて発散する分岐点と考えられます。

ゆえに、局面的には日経平均株価が大きく動く前兆とも言えそうです。

 

・まずは来週の動きとして、ハイアーチャネルラインが上値メドとして機能するかどうかに注目です。

 

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