日経平均株価、出来高増加で大幅に反落(2021年1月29日)
<2021年2月2日、追記>(19:30)
※ 当ブログは毎週金曜日の投稿をベースにして、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。
・2021年2月2日、日経平均株価の日足チャートです。
先週末の反落後、昨日と今日は上昇しました。
週末に割り込んだ25MAを再び上抜けてきています。
この動きは25MAベースでのグランビルの法則に則った動きです。
そうなれば、ここから株価は上昇する可能性が高いと想定されます。
出来高は週末の反落時と比較してそれ以前の水準に戻っていることから、週末の反落は一時的であったと判断できるかもしれません。
一方でトレンドラインが株価の上に位置していることから、ラインがレジスタンスとなり株価が跳ね返される可能性が残ります。
現在のラインの価格は、1月14日の高値水準であることから、もしここまで上昇してラインを上抜けることができれば、高値を更新となるので上昇の勢いは加速すると想定されます。
目先、上昇するならばトレンドラインを上抜けること、反落するようなら75MAがサポートになるかどうかが注目ポイントとなります。
中期トレンドラインがサポートとなるか(2021年1月30日)(9:00)
<1月30日、追記>
・日経225先物が夜間取引で若干値を戻していますが、日足25MAが上値を押さえています。
週明けの日経平均株価も25MAを上抜けることが出来るかが注目ポイントです。
また、多くの企業で第三四半期決算が開示されます。
コロナが業績に与えたインパクトと通期の見通しがほぼ見えること、コロナ収束がまだ遠いことから、来期の見通しには期待薄であることから、開示後には株価が大きく動きそうです。
業績と来期の事業計画とのバランスから、どちらに振れるのか予測も難しい状況です。
・2021年1月29日、日経平均株価の日足チャートです。
先週から小幅な動きを続けていた株価は、昨日の反落を経て本日は大幅に下げました。
前日比では530円の下げですが、寄付きからは650円の下げです。
日中の動きは、25MAがサポートになる気配もなく「陰の丸坊主」となる非常に弱い動きです。
昨日からの出来高の増加を見ても、ここまでの上昇に対する利益確定の動きが加速してきているものと思われます。
・トレンドライン分析の観点では、昨日短期のトレンドラインを割り込み、上昇が鈍化する兆しが見られていました。
来週、反発することがあっても、このラインがレジスタンスとなるので、リターンムーブの動きの後に抜けることが出来なければ、本格的な調整になりそうです。
一方で、来週のライン水準まで上昇するとなると、高値を更新する水準に達するので上昇再開の可能性もあります。
・昨年3月のコロナショックの大底を起点とする中期トレンドで確認すると、トレンドラインは75MAと同じ水準にあるため、中期的にはこの辺りまで下げる可能性がありそうです。
75MAをベースにしたグランビルの法則では、ここで下げ止まり反発すれば上昇が期待でき、明確な「押し目」になるかもしれません。
・発散していたボリンジャーバンドは、+2σが下向きになり収束に向かっています。
-1σ、-2σもサポートとして意識されそうですが、さほど重視する必要はなさそうです。
・パラボリックは昨日からSRAが逆転しています。
今後、早々に好転するためには、高値付近まで戻す必要がありますので、リターンムーブの動きと併せて見ていく必要がありそうです。
このまま加速していくようなら、短期的な修正トレンド入りとなります。
・一目均衡表を確認すると、本日の安値は基準線に支えられた感があります。
週前半までは転換線がサポートになっていましたが、昨日割り込んだことにより押し目の限界とされる基準線で下げ止まりました。
25MAを簡単に割り込んだので、テクニカル的に本日の下値を模索した結果だと考えられます。
また、遅行スパンがロウソク足に接近してきました。
遅行スパンの割り込みは、先行性の高い売りのシグナルとなりますので、27,000円付近を割り込むと75MA付近まで押す可能性が高まります。
・日経VIが収束した25MAと75MAを上抜けてきました。
チャートの形状は、複数線分析の観点から非常に綺麗な初動です。
ここから利益確定によってさらに相場が崩れるとするならば、日経VIは上昇していきます。
そういう意味では、上手く整合性が取れていると言えます。