日経平均株価、高値を伺う強い上昇継続(2020年11月27日)

<2020年12月3日、追記>(16:10)

※ 当ブログは毎週金曜日の投稿をベースにして、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2020年12月3日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。

小幅な動きです。

分足で確認すると上値の重さ、下値の堅さが感じられます。

出来高は徐々に減少し相場は弱含む傾向にあります。

株価に煮詰まり感もあるため、何かをトリガーにして上下に振れそうな感じです。

株価は日足のトレンドラインを下回り、ラインは逆転してレジスタンスになっています。

早々に上抜くことができなければ、トレンドは鈍化し下振れする可能性が高まります。

(上抜けることができないと判断されると見切りによる利益確定売りが出やすくなります)

 

 

<2020年12月2日、追記>(15:10)

※ 当ブログは毎週金曜日の投稿をベースにして、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2020年12月2日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。

本日は僅かに窓を空けて寄付いて高値を更新したものの、すぐさま押し戻されました。

下値は堅く上値も重く小幅な動きで引けています。

高値を更新したことで、新たなトレンドラインが出現しています。

・TOPIXは11月24日に空けた窓により7本のローソク足がアイランド状態となっています。

今後、何かがトリガーになって窓を空けて反落することがあれば、テクニカル的にはアイランドリバーサル形成となり、相場のムードが一変するかもしれません。

・高値が警戒されている状況で、警戒感は日経VIから読み取ることも出来ます。

これまで25MAをレジスタンスとして近接するたびに下落する動きを繰り返していました。

現在、近接した25MAはこれまでと異なり傾きが横ばいになっています。

また下向きの75MAが収束してきていますので、複数線分析の観点からは初動である、「上昇トレンド予備軍」の局面を迎えます。

VIの上昇=相場の崩れと見た場合、VIの動きを注視しておく必要があります。

順序としては、VIの高まり⇒相場の崩れ⇒VIの上昇、となり、ここまでの利益確定により一気に売られる可能性があります。

出来高は月末30日、昨日1日と比較するとかなり減少しています。

一方で、上昇トレンドはまだ継続中で、日経平均株価の下値も堅いことから、高値を抜けて一段上へ上昇する可能性もあるものの、目先の調整局面への警戒感が高まっています。

なお、日経平均株価の日足では11月20日基準で明日は基本数値9に該当します。

 

 

<2020年12月1日、追記>(18:10)

※ 当ブログは毎週金曜日の投稿をベースにして、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2020年12月1日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。

ザラ場で一瞬高値を更新しましたが、出来高も少なく上抜くほどの勢いはありませんでした。

明日に向けて、今夜の先物とNYダウの値動きが注目されます。

・分足は、修正波動が終わり推進波動に転じたようですが、今日の高値を抜けなければ失速となります。

 

 

<2020年11月30日、追記>(16:10)

※ 当ブログは毎週金曜日の投稿をベースにして、日々の動きを下から時系列に追記として書き積んでいます。

・2020年11月30日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。

週明けの本日は反落です。

出来高がここ3か月の中では最大となっており、利益確定により売りが加速したのではないかと思われます。
月末要因も大きそうです。

ロウソク足は陽線を陰線が包み込む「包み線」となりました。

上位(高値圏)で前日まで上昇基調にあった陽線を陰線が包み込む足は、売り転換を暗示し株価下落を示唆するので注意が必要です。

・しかしながら、25MAは上向きなので上昇トレンドは継続です。

これを分足で確認すると、推進波動と修正波動の関係が見て取れます。

先週と同様に、短期間で反落から切り返せば、再び上昇トレンドに戻る可能性が高くなります。

逆にチャネルを下方に突破して下げが加速すると、利益確定と空売りが進み、調整局面を迎えるかもしれません。

 

 

どこで乖離が修正されるのか(2020年11月27日)(17:00)

・2020年11月27日、日経平均株価の日足チャートです。

本日はしっかりと上昇です。

11月25日の高値には僅かに届きませんでしたが強さが感じられます。

まず全体の流れを移動平均線で確認すると、長期のトレンドを示唆する200MAは上向きに転じ始めています。

傾きはまだ緩やかですが、長期的な上昇トレンドに向かう兆しが出ています。

中期トレンドを示す75MAはしっかりと上向き、短期のトレンドを示す25MAも大きな傾きで上向きとなっていることから、全体的に順パターンの強い上昇トレンドです。

25MAと75MAの複数線分析の観点からも、株価が収束した状態から急上昇したことで、25MAは75MAに対して大きく発散していることから強いトレンドを示唆しています。

この状況であれば、短期的には25MAの傾きが横ばい近くになるまで、中期的には75MAが横ばいになるまで保持しても収益が見込めます。

その過程で仮に株価が25MA、もしくは75MAを割り込んだとしても、各移動平均線が上向きである限りは、再度上抜ける可能性が高く、トレンドフォローのスタンスを取るのであれば、グランビルの法則によりさほど警戒することはありません。

但し、近い将来の反落局面を踏まえて利益を最大化するためには、その他の指標も絡めて上値メドや反落の兆しを捉えた利益確定が望ましいと思われます。

利益確定には上値で利益を最大化して売る手法、失速と判断されたら売る手法、耐えどころを割ったら売るという3種類の手法がありますので、スタンスに合わせた手法を選択すると良いでしょう。

 

・さて、テクニカル的に今の状況がどのような水準にあるのかを見ていきましょう。

最も注目されるのが株価の移動平均線からの乖離です。

まず、一般的な25MAからの乖離をエンベロープで確認すると、今年6月の緊急事態宣言後の上昇で達した+11%の水準に近づいてきました。

過去5年間でも今年6月に次ぐ高い乖離水準であることから、いずれ反落することは間違いありません。

しかし、ベースとなる25MAの傾きが大きいことから、株価はエンベロープに沿って上値を切り上げる可能性もあるので、高乖離ではあるものの、一概に上値メドと言い難いところがあります。
(しかし、それも最大で数日間ですが)

一方で、200MAからの乖離をエンベロープで確認すると、コロナショック前の1月や2月の水準であった+11%を大きく上回っています。

過去5年間で最も大きな上方乖離です。

一方で下方乖離を見ると、コロナショック時に-26%まで乖離した実績があることから、上方に対しても極めて稀な現象ではありませが全く可能性が無いわけではありません。

この時、200MAの傾きは横ばいで、エンベロープも横ばいであることからレジスタンスとして強く機能します。

この水準が今の上昇の限界と想定されます。

(もしここまで達するならば+26は逆張りと指標としては非常に有効です)

価格にして28,000円付近となり、価格調整を経ることが無ければこの価格を超えることはまずないでしょう。

 

・乖離に標準偏差を加味したボリンジャーバンドで確認すると、11月に入ってからの上昇に伴い、バンドはスクイーズから急速にエクスパンションしています。

いわゆるバンドウォークしている状態です。

今後、ボリンジャーバンドの+1σの傾きが弱くなってきた場合には、トレンドが鈍化する兆しなので注目です。

以上のことから、テクニカル的な上限はエンベロープの28,000円付近がメドになると思われ、その水準までは過熱感があるものの可能性としての上昇余地はありそうです。

 

・この上限価格28,000円をチャネルラインの観点から見ると、以下のようなチャートになります。

6月の上昇高値を過剰と見なして排除すると、ハイアーチャネルラインは27,000円の水準になることなら、チャネルラインからもこの付近が上値メドと見ることが出来そうです。

例えば動きとして、来週以降に出来高を伴って窓を空けて上昇し、ハイアーチャネルラインに達した場合、もしくはその手前まで上昇した場合には「トップ・リバーサルデー」となる可能性が高いと考えられます。

その後に大きく反落する可能性が高いので注意が必要です。

反落した場合の下値メドは、一旦は25MA付近と想定されますが、深く押せば75MAまで行くかもしれません。

しかし、25MAが上向きのままであれば、株価が再度25MAを上抜けたタイミングが、グランビルの法則からの押し目になりそうです。

加えて、週足の移動も重要です。

 

・一目均衡表は三役が好転したままの強い相場を示唆しています。

基準線は横ばいです。

大きな反落が無ければ、基本数値26が意識されることになるので、26日目に近づく来週末から再来週前半は、相場の転換に注意が必要です。

 

・現在のようにトレンドが出ている場合、パラボリックも指標として効果があります。

強いトレンドの場合、SARの逆転は相場の転換を捉えるのに有効です。

但し、ゆらぐ場合もあるので、3つくらいは確認が必要で、その後の加速を見ていきます。

 

・いずれにしても上昇トレンドは継続ですが、乖離の観点から反落による価格調整は必ず起きますので対処が必要になります。

ここからはテクニカル的分析も効果的なので、反落の兆しや反落の確定、再上昇の兆しをどう判断していくのかがポイントになります。

利益の目減りを最小に抑え、利益を最大化することが狙える良い相場です。

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