日経平均株価、基本数値9日目に反応(2020年11月13日)

<2020年11月18日、追記>(16:00)

※ 当ブログは日々の動きを追記として週末(11月14日)の投稿をベースに下から時系列に書き積んでいます。

・2020年11月18日、日経平均株価の日足チャートです。

本日は反落です。

連騰が続き、乖離が大きくなっている状況なので、一時的に押す可能性があります。

昨日も添付した分足は、チャネルを下方ブレイクしかけています。

多少のダマシを加味したとしても、今夜の日経225先物が下げて引けるようならば、明日も反落する可能性が高そうです。

 

 

<2020年11月17日、追記>(15:10)

・2020年11月17日、日経平均株価の日足チャートです。

本日も上昇です。

小幅な上昇で上値の重さから、26,000円が意識されたという見解もありますが、これを分足チャートで確認すると、綺麗な上昇チャネルのレンジ内で推移していることが分かります。

先週までの流れもトレンドラインに沿った動きだったため、このレンジ内をキープしている限りは分足レベルでも上昇継続と見ることが出来ます。

ロアーチャネルラインを割り込んで来ると、上昇が鈍化する兆しとなります。

 

 

<2020年11月16日、追記>(15:10)

・2020年11月16日、日経平均株価の日足チャートです。

本日は金曜日の反落から切り返して上昇となりました。

高値を更新し、また25MAが明確に上向きとなってきたので強い上昇です。

ただ、出来高は減少傾向にあることと、本日の上昇は買戻しが中心なので、明日以降も上昇するかどうかは慎重に見ていくことになります。

これにより基本数値9は否定され、26を目指す息の長い上昇になる可能性が出てきました。

・さて、チャートを鳥瞰すると、コロナショック後の二番底を起点とする新たなチャネルラインが見えてきます。

ハイアーチャネルラインの合わせどころが2か所ありますが、どちらかが上値メドになるかもしれませんのでここにも注目です。

一目均衡表の相場の方向性をします基準線は、上向きに転じています。

 

 

強い上昇トレンドが続く(2020年11月14日)(11:20)

・2020年11月13日、日経平均株価の日足チャートです。

今週は、米国大統領選挙の途中経過を受けた上昇に加え、ファイザー製薬のワクチン開発のニュースが追い風となって大きく上昇しました。

本日は反落により連騰がストップし、やや一服といった感じです。

移動平均線は長期の方向性を示す200MAが上向きに転じ始め、75MAも上向き、25MAは大きな傾きで上向きなので、テクニカル的には上昇トレンドです。

また、大きく反落しない限り25MAの傾きは大きいままなので強いトレンドが出始めた状況です。

・一目均衡表の基本数値の観点から、昨日12日は前回反落した10月30日の陰線から数えて9日目となります。

能動的数値の基本数値9に達したことで利益確定が進み、目先の上昇が一服したと考えられます。

今週のように株価が急上昇した場合、とりあえずは日柄を数える基本数値が上昇日柄のメドにされやすい傾向があります。

これは個別銘柄にも共通する見方です。

日数カウントはブレて8日であったり10日になったりすることもありますが、このように上昇が続いた際に注視されやすい手法です。

なお、連騰と言う観点から見ると8連騰ですが、基本数値のカウントは安値を基準にカウントしますので、10月30日の陰線を1とするのがルールです。

この時、目先の「一波動」を読むことが目的なので、陽線・陰線にかかわらずカウントします。

基本数値9の次は、26、33が意識されるので、もし株価が週明け早々に切り返し上昇が続く場合には、13日の反落も1カウントとして混ぜ込んでカウントを続けることになります。

・また、上値メドとしてチャネルラインも機能しています。

3月にコロナショックで急落後、二番底からの上昇の高値メドとなったのもチャネルラインです。

今回の上昇の高値メドとしてチャネルラインが意識されたと思われます。

しかし、厳密に見ると、12日の高値はハイアーチャネルラインをヒゲが僅かに上抜けています。

日経平均株価の場合は、ラインに対して正確に価格が反応しないと意識されたと見なさないため、11日まではチャネルラインが目標にされたかもしれませんが、実際には基本数値が意識されたと考える方が適切です。

ヒゲが僅かに抜けたことでこのチャネルラインはこれで消滅です。

今後意識されるとしたらハイアーチャネルラインを上昇して上抜けた場合に、サポートラインになるかもしれないというだけです。

ヒゲで抜けたことで、ここから切り返して上昇した場合にはラインレジスタンスとなる可能性は低く、上方ブレイクする可能性は高まります。

そうなると、基本数値のカウントは継続され、次は26が意識されることになり息の長い上昇になるかもしれません。

本日はマイナーSQかつ週末要因や、目先の上昇に対する利益確定もあり反落しましたが、過熱感ある相場を冷やす意味では好ましい反落です。

強いトレンドが出始めていますので来週の動きには注目です。

・なお、チャネルラインを引く場合、チャートのスケールを標準で引くか対数で引くかによってラインが変わってきます。

どちらが意識されるかに正解はないようで、例えば日経平均株価の場合見ると、チャイナショックの頃は標準スケールが使われましたが、最近は対数スケールで動く傾向が強くなっています。

これは、売買システムのプログラミング仕様が変化したものと考えられるので、都度傾向を確認する必要がありそうです。

ちなみに、個別銘柄の多くは標準スケールが使われています。

この使い分けはチャネルラインで高値メドを予測する上で非常に重要な観点で、相対スケールが使えるチャートツールは必須です。

・TOPIXにおいてはチャネルラインは意識されていません。

TOPIXは日経平均株価と動きは似ていますが、同じ指標が同じタイミングで一致することはあまり無いのも特徴です。

・株価のボラティリティが高まっています。

ここまで数か月に渡って保合いが続き株価の煮詰まり感が高まっていたので、その反動が強い動きになりました。

ボリンジャーバンドの収束と発散の関係からは、実にセオリー通りの動きと言えます。

株価は大きく発散していくボリンジャーバンド+2σに乗って上昇しています。

一方で、週明けも反落する動きをして、+2σが横ばいもしくは収束に向かい始めると、株価は一旦25MA付近まで押すかもしれません。

・一目均衡表は三役が好転中です。

株価の方向性を示す基準線が横ばいになってきましたので、来週以降の傾きに注目です。

・さて、株価の乖離をエンベロープで確認してみます。

200MAからの乖離は突出しています。

エンベロープの傾きは横ばいであることから、200MAが横ばいトレンド状況においての株価急上昇であることが見て取れます。

このため乖離を修正するための反落が起きやすい状況です。

グランビルの法則から、いずれは200MAが位置する22,000円付近まで押すことも想定しておく必要がありそうです。

 

・今後、ネガティブ要因が見当たらないことから強い相場が続くと思われますが、米国大統領選挙はまだ決着していません。

状況次第では前大統領が優勢になることも十分あり得ますし、対立候補が失脚することも視野入れておく必要があります。

波乱となった場合、ドルが売られて円が買われ、株は一時的に急落することになりますが、決着とともに再上昇すると想定されます。

状況の変化に注意しておくことが必要です。

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