日経平均株価、下振れリスクが高まる(2020年10月30日)
<2020年11月4日、追記>(15:10)
※ 当ブログは日々の動きを追記として週末金曜日(10月30日)の投稿をベースに下から時系列に書き積んでいます。
・2020年11月4日、日経平均株価の日足チャートです。
NYダウ先物の影響もあり大きく振られています。
ザラ場では10月9日高値を上回る動きもありましたが、上値抵抗線に達するまでは伸びていません。
横ばいのボリンジャーバンドもレジスタンスとして位置しています。
今週はこのまま振られる状況になりますので、まずは静観といったところです。
<2020年11月2日、追記>(15:10)
※ 当ブログは日々の動きを追記として週末金曜日(10月30日)の投稿をベースに下から時系列に書き積んでいます。
・2020年11月2日、日経平均株価の日足チャートです。
週明け月曜日は先週末の反落を打ち消す上昇となりました。
1か月間隔で下振れするサイクルの再現だとしたら、再び保合うか上昇のどちらかになるかもしれません。
日本市場は明日は休場で、米国大統領選挙も直前に控えていることから、どちらに動くのかは見えない状況です。
選挙の開票が進んでも当面は勝敗が決まらいという不透明な状況が予想されており、直ちに方向性を伴った動きになることはなさそうです。
上値抵抗線を上方ブレイクするか、金曜安値のサポートレベルラインを下方ブレイクするかが注目ポイントです。
但し、前回の選挙の時がそうであったようにように、振れと逆方向に動く可能性もあるので注意が必要です。
いずれにしても、トレンドが出そうなので、確定を見極めてからの対処でも間に合います。
<2020年10月31日、追記>(15:40)
※ 当ブログは日々の動きを追記として週末金曜日(10月30日)の投稿をベースに下から時系列に書き積んでいます。
・2020年10月31日早朝、日経225先物の分足チャートです。
30日日中に大きく下げましたが、夜間では反発しています。
概ね半値程度戻していますので、週明けの日経平均は一旦は下げ止まることになりそうです。
ひとまず元の水準まで戻せば、再び保合う動きの継続になるかもしれません。
一気に弱含むもまだ保合いの範囲(2020年10月30日)(15:50)
・2020年10月30日、日経平均株価の日足チャートです。
25MAを下回る動きが続き鈍化傾向にありましたが、本日は一気に弱含んできました。
先週も記載した10月2日安値22,951円がサポートレジスタンスラインとなり、なんとか踏み止まっています。
本日は普段の値幅からすると大きめの陰線となりましたが、踏み止まったことでまだ保合いの範囲内と考えられます。
株価は75MAを割り込んでいます。
これにより、25MAと75MAと株価の位置関係から「下降トレンド予備軍」にポジションが変化しました。
25MAも本日から下向きに転じたことで、75MAに対して収束に向かいますので「下降トレンド」に転じる可能性が高まっています。
本日は月末要因もあり、これまでの下値の堅さも鑑みると、今後の方向性は今夜のNYダウや週明けの動きを確認してからの判断になりそうです。
・ボリンジャーバンドの観点では、株価は-2σを突破しています。
ここまでボリンジャーバンドの収束がかなり進んで、株価は相当煮詰まっていた状態だと考えられますので、下に走る可能性があります。
その場合、下値余地は大きく値幅を伴う下落になることが想定されます。
・今後の下値メドとしてはいくつか考えられます。
まず、これまで形成してきたダイアゴナルトライアングルの起点である21,600円付近。
次に、単純にサポートの節目となる8月24日安値22,594円と、7月31日安値の21,710円。
そして、チャネルラインの観点から、2つのロアーチャネルライン。
最終は200MA。
この辺りが意識されそうですが、ポイントが多過ぎるので恐らく需給が散らばり、明確な現象としては分からないでしょう。
・加えて、最も重要なラインがあります。
かなり前にも記載しましたが、2016年6月24日安値14,864円を起点として、2018年12月26日安値18,948円を通過するラインです。
途中でコロナショックの下落が下方ブレイクしていますが、このような行き過ぎたろうそく足を排除したラインが意識されることもあります。
恐らく、下落した場合には最も重要視した方が良いと思います。
・一方で、切り返して上昇した場合には、ダイアゴナルトライアングルの上値抵抗線を目指す動きになります。
それまでに75MAと25MAが位置していますが、切り返す動きになると買戻しによる踏み上げ相場になりますので、跨いで一気に上昇すると考えられます。
・一目均衡表は雲入りし、遅行スパンと転換線は逆転しています。
下げが続けば、雲下の先行スパン2がサポートになるかどうかも注目です。
・チャートの形状としては、コロナショック前の2020年2月や3月頃と似ていることから、仮に一旦戻すことがあったとしても再度の割り込みには大きな警戒が必要です。
来週は、米国大統領選挙や中間決算発表時期とも重なり、変動要因が多く控えています。
なお、余談として日経VI先物指数のチャートが好転してきました。
下向きだった25MAが上向きに転じ、株価は25MAを抜けてきましたので、75MAまでの乖離を埋める動きになるかもしれません。
VIですので指数の上昇は日経平均株価の下落を示唆しますので併せて注目しておく方が良さそうです。