日経平均株価、上方ブレイクの兆しか(2020年8月14日)
<2020年8月19日、追記>(15:10)
※ 当ブログは日々の動きを追記として週末金曜日(8月14日)の投稿をベースに下から時系列に書き積んでいます。
・2020年8月19日、日経平均株価の日足チャートです。
依然として小幅な動きが続きます。
本格的な休み明けにはまだなっていないようです。
株価は上方ブレイクした上値抵抗線を割り込んだままです。
買戻しも続かず、実需の買いも入ってきていない状況です。
25MAはやや上向きなので上方にブレイクすると75MAに対して発散が始まる可能性もあります。
<2020年8月17日、追記>(15:10)
・2020年8月17日、日経平均株価の日足チャートです。
本日は反落です。
株価は先週ブレイクした上値抵抗線を下回っています。
買戻しの勢いも続かず、実需の買いも入っていないようです。
出来高は更に減少し、まだ相場に活気は戻ってきていないようです。
横ばいトレンドから上放れるものの(2020年8月14日)(15:20)
・2020年8月14日、日経平均株価の日足チャートです。
3月のコロナショックの安値を起点とした上昇トレンドのピークから、およそ2か月間に渡って横ばいに推移してきた株価は、6月9日高値23,185円の上値抵抗線をブレイクしてきました。
横ばいトレンドが上昇トレンドに対するコンティニュエーションであったとすると、上値抵抗線のブレイクは上昇トレンド再開の兆しとなります。
ここまで様々な指標の好転・逆転の境目を株価が推移していたので、僅かな下振れで逆転し僅かな上振れで好転する状況にありました。
上方ブレイクしたことで各指標は好転しましたが、まだ買戻しの域を出ず実需の買いが続くかどうかその推移を見ていく必要があります。
・移動平均線は日足25MAがやや上向きになってきました。
200MAは横ばいながらも極僅かに上向きで、上向きの75MAが間もなく200MAを上抜けてゴールデンクロスします。
25MAと75MAは収束状態にあるので、このまま株価の上昇が続き25MAの傾きが大きくなれば、次第に2本の移動平均線は発散方向に向かいます。
移動平均線が収束した局面は株価の煮詰まり状態を示唆しますので、実需の買いが続くならば大きく上昇する可能性が高まります。
3月安値から上昇日柄が3か月、横ばい日柄が2か月となり、上昇の値幅に対する日柄調整としては期間的に十分と考えられます。
・また、2か月の横ばい期間中にボラティリティがかなり低下したことで、ボリンジャーバンドが収束しています。
株価は+2σを上回り、+2σも上向きになり発散する兆しを見せています。
このまま株価が+2σに乗って上昇するかどうかに注目です。
・パラボリックはSARが少しながら加速してきています。
横ばいトレンドでは特に加速する動きは見られませんでしたが、現在は株価とも乖離していることから強化を確認していくことになります。
・一目均衡表は三役が好転です。
横ばい期間中の遅行スパン、転換線は微妙な位置にありましたが明確に好転してきており上昇トレンドです。
・目先の上値目途は、横ばいトレンド時の値幅1,656円を、抵抗線に上乗せした24,841円付近と想定されます。
但し、2018年10月2日高値24,448円やその前後の高値が抵抗帯となっている様子が伺えることから、この付近で上値はかなり重くなると想定されます。
・一方で、この上値抵抗線のブレイクが単なるダマシとなった場合には、25MAは再び横ばい継続となり、75MAとの収束が更に進むことになります。
目先では6月15日安値21,529円の下値支持線付近までは反落する可能性があります。
そうなると、一目均衡表は遅行スパンと転換線が逆転し、再び雲入りの状態に戻ってしますます。
また、200MAを割り込むことになるのでグランビルの法則の「売りポイント」に該当することになるので、一気に崩れることにも警戒が必要かもしれません。
・TOPIXに目を向けると6月9日の高値1,633ポイントをまだ抜けていません。
ここを抜けてこない限り全体相場が堅調になったとは言えず、日経平均株価の高値抜けはダマシとなって失速するリスクもあるので注意が必要です。
上昇に伴って出来高の増加がみられないことから来週以降はまだ様子見となります。