日経平均株価、ボラティリティの低下が次の動きに(2020年7月3日)

<2020年7月9日、追記>(11:00)(15:30)

※ 当ブログは日々の動きを追記として週末金曜日(7月3日)の投稿をベースに下から時系列に書き積んでいます。

・2020年7月9日、日経225先物の分足チャートです。

4日間高値を切り下げながら下降チャネルの範囲で推移しています。
(日経平均株価の分足も同様です)

波動的にもそろそろどちらかにブレイクしそうなので、先物が先導する形で日経平均株価も動きそうです。

上値抵抗線、下値支持線に対して未達の動きがブレイクを示唆するかもしれませんが。

(15:39、追記)
・日経225先物は上値抵抗線を上方ブレイクしました。
ブレイク後は流れが変わっていますので、引けは下値支持線の上をキープです。

 

・日経平均株価、2020年7月9日の日足チャートです。
本日も小幅な動きで大きな変化は見られません。

 

 

<2020年7月8日、追記>(15:10)

※ 当ブログは日々の動きを追記として週末金曜日(7月3日)の投稿をベースに下から時系列に書き積んでいます。

・2020年7月8日、日経平均株価の日足一目均衡表のチャートです。

本日も小幅な動きです。

基準線は横ばいで転換線とほぼ同値です。
軽く下に振れた場合、ここがサポートになりそうです。

遅行スパンが逆転してきました。
シグナルとして相場の弱さを先行して示唆しますので、ボリンジャーバンドの発散の勢いとともに下振れに注意が必要です。

このまま再来週まで横ばいに推移すれば、再び好転する可能性もありますが。

 

 

<2020年7月7日、追記>(15:10)

・2020年7月7日、日経平均株価の日足チャートです。

昨日の高値を突きにいったものの抜けずに小幅に反落しています。

25MAの上の位置はキープです。

アセンディングトライアング的な短期のペナントに見えなくもないですが、信頼性はまだなんとも。

いずれにしても、上方ブレイクしても6月9日高値を上抜けない限り保合いは継続です。

 

 

<2020年7月6日、追記>(15:10)

・2020年7月6日、日経平均株価の日足チャートです。

本日は上昇となり6月10日高値を起点とする上値抵抗線を抜けてきました。

短期的な継続トライアングルを上方ブレイクした動きです。

株価は25MAも上抜けています。

出来高は微増で買われたというよりは空売りが買い戻された感じです。

まだ6月9日高値が上に位置しているので保合い状況に変わりはありません。

 

 

引き続き小幅に揉み合う動き(2020年7月3日)(15:25)

・2020年7月3日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。

6月15日と16日の上下動の後は小幅に保合う状況が続いています。

6月9日につけた高値23,185円から次第に上値を切り下げて弱含んできている様子が伺えます。

上向きであった25MAはほぼ横ばいになり上昇トレンドが鈍化してきています。

このまま株価が上昇せずに横ばいもしくは下落すると25MAは下向きに転じます。

そうなると、上向きの75MAに対して収束し複数線分析の観点では「押し目」に向かうことになります。
現在の75MAは大きな傾きでその水準を切り上げてきています。

その場合、株価が75MAを割り込まずに(割り込んでも多少)25MAと75MAの間で推移しながら、収束に近づいた局面で再び25MAを上抜けると2本の移動平均線は発散に向かい上昇トレンドに転じます。

理想的な動きは、株価が6月15日安値21,529円をも割り込まずに移動平均線の収束付近まで推移する動きです。

チャートイメージとしては以下のようになります。

日柄的に1か月間くらい今の水準付近で横ばいに推移していくのが最も望ましい動きです。

 

・ただ、そこに至るまでの過程で一時的に株価は200MAを割り込む状態になります。

これを下目線で見るならばグランビルの法則の「売りポイント」に該当することから下落への備えは必要です。

加えて、6月15日安値21,529円をネックラインとするダブルトップの成立とみることもできます。

そうなると、株価は下落してテクニカル的には75MAで下げ止まるかどうかということが大きな注目ポイントになります。

 

・但し、ダブルトップに関しては200MAと乖離のない位置関係で成立することから、相場が反転するリバーサルパターンではないようにも思われます。

(本来のダブルトップやダブルボトムは200MAから大きく乖離した位置です)

むしろ、ここまでの上昇に対するコンティニュエーションパターンと考えられることから、たまたまダブルトップ的な形状になるだけかもしれず、そうであるとすると日柄経過の後には再度上昇する可能性はより高くなります。

想定されるのは、ディセンディング・トライアングルのコンティニュエーション・パターンです。

これは一目均衡表の「P波動」に該当しているのかもしれません。

 

・なお、2本の移動平均線が収束した時に、株価が75MAを大きく割り込んでから、やや遅行して25MAが75MAに対してデットクロスしそうになったら下降トレンドに転じる可能性が高いと判断されることになりますが、もし下にある株価が急速に切り返して2本の移動平均線がデットクロスする真上を上に突き抜けたとしたら、形勢は一気に逆転して大きく上昇する可能性が出てきます。

正確には75MAが上向きなのでデットクロスとは言いませんが、2本の移動平均線が収束する局面でクロスの真上を株価が下から上抜けると上昇する可能性が高いのでこの動きは注目です。

但し、上抜けはクロスの前後3日間くらいまでが許容範囲で、それ以上の日柄が経過すると75MAがレジスタンスとなり株価は跳ね返されますので上昇の可能性は極めて低くなります。

 

・いずれにしても、25MAと75MAの収束を待つにはもう少し日柄が必要になります。

大きなネガティブ要因が顕在化しない限り、当面は概ね横ばいの動きが続きそうです。

 

・一方で、小幅な動きが継続しボラティリティがかなり低下していることから大きく動く可能性もあります。

ボリンジャーバンドの±2σが収束しています。

まだ±2σは横ばいなのでもう一段の収束を待ちたいところですが、更に収束が加わると上下どちらかに株価は大きく動きます。

出来高の増加を確認しながら方向を見定めてトレンドーフォローのスタンスを取るタイミングです。

但し、注意しなければいけないのは、週足と月足の移動平均線が日足の75MAよりやや上の位置にあるので、これが強いサポートとなる可能性が高く下に振れた時はさほど値幅がでないかもしれません。

逆に週足と月足の移動平均線を下に突破したらそれなりの値幅が出るとも言えます。

 

・一目均衡表は指標の逆転が迫っています。

遅行スパンは来週の火曜日には逆転するかもしれません。
水曜日には完全に逆転となります。

また、基準線も今は転換線の僅かに上にありますが、下振れすると逆転してしまいます。

抵抗帯も上がってきています。
株価がネックラインの水準にまで下がると、来週金曜日には雲入りとなる可能性もあります。

指標がネガティブに振れると売りが加速されるので注意が必要です。

 

・株価が200MAを割り込む水準まで下がるとパラボリックは逆転します。

まだトレンドは横ばいに近いのでゆらぎの範囲に留まる可能性もあり状況を見ていくことになります。

 

・方向感が掴み難い相場展開が続きそうですが、目線を変えるとTOPIXは既に200MAを割り込んでいます。

日経平均株価と比較して6月15日安値のネックラインも近くに迫っているので、TOPIXが下落のトリガーを引く可能性もありそうで注目が必要です。

 

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