日経平均株価、若干弱含むものの底堅く(2020年5月15日)
※ 当ブログは日々の動きを追記として週末金曜日(5月15日)の投稿をベースに下から時系列に書き積んでいます。
<2020年5月21日、追記>(15:50)(0:30)
・2020年5月21日、日経平均株価の日足チャートです。
寄付きで昨日の高値を上抜けたものの、本日も上値を伸ばしきれずに引けています。
ボリンジャーバンドがやや発散方向に向かっていますが+2σが抵抗になっている感じです。
株価は75MAを上回る水準に位置していますので、中期的に見て分位図的に「上昇トレンド予備軍」で、25MAと75MAがゴールデンクロスすれば「上昇トレンド」となります。
株価の上に位置する下向きの200MA付近でやや出来高が多いので、この辺りまで上昇した場合には更に上値は重くなりそうです。
・さて、日経225先物では下降チャネルに転じる兆しが出てきました。
4日間続いた長い上昇トレンドが転換しています。
現在の小さな下降チャネルの下には一回り大きなチャネルのロワーチャネルラインが支持として控えていますので、ここで止まるかどうかです。
今のチャートの場合、一旦は本日の日中高値付近まで反発しそうですが、昨夜の高値20,815円を上回ることが出来なければ弱含むことになりそうです。
なお、日足75MAはサポートとしてはさほど機能しそうにありません。
まずは、一回り大きな方のチャネルをどちらにブレイクするかに注目です。
(0:30、追記)
・現時点で日経225先物は、上昇チャネルのロワーチャネルラインをサポートに下げ止まっているように見えます。
ここを割り込むと一回り小さい下降チャネルのロワーで止まるかどうか。
下降チャネルを割り込むと下げが加速されます。
引けまでに切り返さなければ、明日の日経平均株価は弱含み短期的に調整することになります。
<2020年5月20日、追記>(15:20)(22:45)
・2020年5月20日、日経平均株価の日足チャートです。
本日も上昇です。
昨日の高値を更新したものの上値を伸ばしきれずに引けました。
これは日経225先物の5月19日高値が抵抗になり上抜くことが出来なかったためです。
ファンダメンタル的には様々な見解がありますが、先行して動く日経225先物の動きに日経平均株価の動きは大きく影響を受けます。
そして日経225先物は総じてテクニカル的に動きます。
特に短期的には夜間の動きも含めて流れをみていくと、いくつかの可能性を予測しやすくなります。
(但し、分かりやすい時と分かり難い時があります)
今夜以降で先物が高値を更新すると第5波の上昇に突入し、20,355円の支持を割り込むと再び調整に入る可能性がありそうです。
(22:45、追記)
・夜間取引で上方ブレイクしてきました。
これでエリオット波動の第5波への動きとなりました。
第5波の値幅はおおよそ第1波と同じ600円程度と想定されますので、最大で21,000円程度が高値メドとなりそうです。
しかし、21,000円の手前には日足の上値抵抗線が位置していますから、まずはここが意識されることになり、そうなると明日の日経平均株価も日足の上値抵抗線が大きく意識されることになります。
一方で、ここから上値を伸ばせず、支持線を割り込んで高値を切り下げる動きになると、下降トレンドに転換してしまう可能性があります。
<2020年5月19日、追記>(15:20)(23:05)(8:40)
・2020年5月19日、日経平均株価の日足チャートです。
夜間の日経225先物が5日間に渡る下降トレンドから転換して上昇した流れを受けて、本日の日経平均株価はGUして75MAを上抜けてきました。
パラボリックは再びSARが転換し上昇を示唆しています。
株価はボリンジャーバンド+2σをブレイクするには至っていません。
本日、日経平均株価が上ヒゲになった理由は、日経225先物が今朝4:30に高値が綺麗にハイアーチャネルラインに達し修正波動に転じたことに起因します。
そのため、日経平均株価も上で寄付きはしたものの同じ流れに先導されて弱含む動きになりました。
・先物の分足のエリオット波動の観点から、目先はロアーチャネル付近または20,200円付近まで押す可能性がありますが、本日の高値を抜ければ第5波の上昇が期待できそうです。
夜間でその動きになるか、明日の日中に持ち越しになるか、あるいはそのまま下降に転じるか注目です。
先物が第5波に突入すると日経平均株価は上昇します。
先導する先物の上値メドは第1波の値幅と同等になると思われるので、20,800円付近、つまり日足の上値抵抗線付近と考えられるので、日経平均株価は日足の上値抵抗線が強く意識されることになります。
(23:05、追記)
・夜間先物の修正トレンドが転換すると第5波への可能性が高まり、下値支持線を割り込むとトレンドが崩れる可能性があります。
第1波の高値20,180円を割り込むと下降トレンドに転換する可能性が更に高まります。
(8:40、追記)
・下値支持線を割り込んで引けましたが気配値はレンジ内にあります。
反発するか下方ブレイクするか。
20,200円が支持になり反発すれば第4波動終了の可能性が高まります。
<2020年5月18日、追記>(15:10)(18:40)
・2020年5月18日、日経平均株価の日足チャートです。
本日は週末金曜日の流れからは上放れましたが、高値は5月12日高値からの下降トレンドラインが上値抵抗となり頭打ちとなりました。
目先では切り上げる兆しを見せています。
(夜間の日経225先物が本日の高値を上抜ければ上昇に転じそうです)
移動平均線は上向きの25MAと下向きの75MAが収束し、ボリンジャーバンドの収束も進んでいることからどちらにブレイクするか注目されます。その際、出来高を伴うと大きな動きになりそうです。
なお、パラボリックのSARが反転しています。
75MAを上抜ければ反転はゆらぎの範囲となりますが、25MAを割り込めば加速していくものと思われます。
(18:40、追記)
・日経225先物が夜間に入って高値を切り上げてきました。
引けまでに値を伸ばすことが出来れば、明日の日経平均株価は日足で75MAを試す動きになるかもしれません。
上昇チャネルは継続(2020年5月15日)(15:30)
・2020年5月15日、日経平均株価の日足チャートです。
(75MAと200MAの先の赤い線は予測線です)
本日は高く始まりましたが下げて引けています。
株価は3月の大底からダブルボトムを形成した後、大きな波乱もなく順調に反発を続け75MA付近まで戻してきました。
75MA単線ベースでグランビルの法則の観点から見ると、「戻り売り」または「売り乗せ」に該当する局面を迎えています。
また、75MAから大きく乖離していた25MAは4月後半から上向きに転じて収束してきたことから、複数線の観点からも「戻り売り」に該当する局面が近づいています。
一方で、これをグランビルの法則の最初の買い局面とする見方もできますが、75MAが下向きに転じてからの日柄が浅いことに加えて、3段下げの観点からするとまだ1段目であることから、仮に株価が75MAを上抜けても早々に下落に転じる可能性が高そうです。
なお、200MA単線ベースで見た場合でも、最初の買いの局面と見えなくはないですが、上記同様に売り局面となる可能性の方が高いように思われます。
但し、これは株価が200MA付近に到達した時の状況で判断していくことになります。
・過去5年間の日経平均株価を日足チャートで鳥瞰してみると、上向きであった200MAが株価の急落によって下向きに転じた場合、200MA付近が抵抗帯となって何度かの上昇下降を繰り返してから、相場が本格的な上昇トレンドに転じる様子が確認できます。
今回も同じ動きなるとは限りませんが、これから先の社会と経済の状況を鑑みると、強い相場にはなり難いであろうと考えられるので、現在は戻り相場の終盤と位置付ける方が良さそうです。
その場合、想定される戻りメドの一番高い価格は、ダブルボトム形成過程の二番底からネックラインまでの値幅分を積み増した21,483円程度と想定されます。
位置的には200MAを少し上回った水準なのでほぼ妥当な価格と思われます。
目先のレジスタンスとしてボリンジャーバンドの+2σ、75MA、上値抵抗線が意識されそうです。
・今週は小動きであったことからボラティリティが低下し、ボリンジャーバンドの収束が更に進みました。
ボリンジャーバンドが収束すると株価はどちらかに大きく動く可能性が高く、来週には動きが出るかもしれません。
+2σを上方ブレイクすると株価が上昇する勢いが強まり200MA付近まで達するかもしれません。
逆に下落した場合は、値幅に余裕がある-2σまで達するかもしれません。
その場合、ボリンジャーバンドはさほど発散せずに収束状態が続きます。
ボリンジャーバンドが収束した状況からの次の株価の動きに注目です。
・一目均衡表では株価は再び雲入りです。
週明けに抵抗帯を抜けて好転したものの、現在は先行スパン2に跳ね返されています。
遅行スパンは好転、転換線も好転で、相場の方向性を示す基準線は上向きです。
基準線は今の価格水準で推移するならば来週も上向き傾向が続きます。
抵抗帯を抜けて三役が好転すると強含んできそうです。
・ラインの観点では、株価は上昇チャネルのレンジ内で推移しています。
月曜日にハイアーチャネルラインが効いて高値が止められました。
現在のハイアーチャネルラインは75MAの上に位置しています。
もし株価が75MAを上抜けて株価が近接しても、このラインが上値抵抗線として機能する可能性はさほど高くないと思われます。
むしろ有効性が高いのは、株価が下落した場合にロアーチャネルラインがサポートになることです。
・一方でこのようなチャネルラインも考えられます。
ラインの流れは25MAに沿っています。
ロアーチャネルラインの傾きは25MAに沿っていることから、このチャネルラインの方が今の株価の流れとの親和性が高いと思われます。
そうすると高値メドには上値抵抗線よりも余地が生じることになり、200MAとも同じ水準になります。
・フォーメーションの観点からは、「弱気相場の上昇ダイアゴナル」の可能性が考えられます。
昨日、本日と下値支持線を割り込んできています。
微妙な割り込みなのでダイアゴナルではないかもしれませんが、ダイアゴナルとすると昨日14日の安値、もしくは25MAを割り込むと大きく下落する可能性が想定されます。
その場合には二番底となった17,700円、18,000円付近が下値メドと思われます。
但し、下落した場合にチャネルが意識されるかダイアゴナルが意識されるかは現在のところ分かりません。
ロアーチャネルラインを下方ブレイクした場合にはダイアゴナルと判断するのが妥当と思われます。
・なお、短期的なテクニカル的な見方では上記のようになりますが、日経平均株価の場合は大きくは数か月程度のチャネルで高値下値がコミットされる傾向があります。
現在のところはまだ急落時の安値と戻りの動きしかありませんが、この戻り相場で節目となる高値が確定すれば、それを基準としたチャネルが出現するので次の下値メドが見えてきそうです。
様々な要因により日々の株価が動いていきますが、要所はテクニカル的に支配されています。