日経平均株価、昨年10月高値の更新になるか(2020年1月10日)

<2020年1月16日、追記>(15:10)

・2020年1月16日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。

昨日に引き続き上値抵抗線がサポートになりパラボリックの逆転状態も継続しています。

2本の下値支持線と25MAを割り込まずに高値を更新できるかに注目です。

 

<2020年1月14日、追記>(15:10)

・2020年1月14日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。

株価はGUして上値抵抗線を抜けてきました。

横ばいのボリンジャーバンドがやや発散気味になり、株価とパラボリックのSARの位置関係が逆転しています。
多少のゆらぎがありそうですが、株価が12月17日高値を上抜ければトレンドが出る可能性が高まります。

そうなると、発散するボリンジャーバンドに乗って上昇が加速しそうです。

 

上値抵抗線に押し返される動き(2020年1月10日、15:10)

・2020年1月9日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。

年初に地政学的リスクにより下振れしたものの、下振れ前の水準まで戻してきています。

日経平均株価は、昨夜の日経225先物が12月17日高値を起点とする上値抵抗線が意識され強くない動きをしたことから、本日は上値抵抗線を僅かに上抜けたものの、この付近が上値抵抗として意識され株価は押し戻されています。

これにより元のラインは消滅し、新たに本日の高値を通過するラインが来週以降の上値抵抗線となります。

 

・移動平均線は一時的に下向きになった25MAが再び上向きに転じています。

25MAは年末付近から横ばいになり、上向きの75MAに対して11月頃と比較してやや収束した状態にあります。

収束がまだ中途半端な感はありますが、このまま株価が上昇し昨年12月の高値を超えてくると、25MAの傾きは上向きに大きくなり75MAに対して発散する状態になります。
そうなると、昨年12月からの短期的な調整波動は終了し、再び上昇トレンドが再開されるものと考えられます。

また、月足の12MAが24MAに対してゴールデンクロス間近になってきました。(差は27円ほど)

12MAが24MAを上抜ける状態になると、移動平均線と株価の分位別図からも「上昇トレンド」になり、長期的視点からも上昇トレンドの再開が確認されます。

目先の注目ポイントは、12月17日高値24,091円を更新できるかどうかにあります。

一方で高値を抜くことができずに反落となった場合には、25MAや下値支持線、節目の23,000円、75MAがサポートになると想定されます。

 

・一目均衡表は転換線が逆転しています。

相場の方向を示す基準線は当面横ばいが続くので、株価が上昇すれば転換線は基準線を上抜け好転します。

また、再来週あたりから先行スパン2が上昇し抵抗帯の水準が上がってきますので、株価の上値が重い場合には雲入りにも注意です。

 

・なお、昨年8月からの上昇相場における正規のトレンドラインは、8月26日安値を起点とし、10月10日安値を通過するラインとなりますが、年初に下方ブレイクしたことにより現在は消滅しています。

しかし、株価が元のトレンドライン上に戻ったことと、下方ブレイクが突発的かつ一時的であったことから、トレンドラインを割り込んだ4本の足を行き過ぎた安値とみなして排除すると、今後インターナル・トレンドラインの観点から元のラインも意識され活きる可能性があります。

過去にも現米国大統領が当選した際の下ヒゲは、多くのチャートにおいて排除したラインが機能していたことが確認されています。

但し、将来的には1月8日安値を通過するラインも下値支持線として意識されるので無視はできません。

いずれにしても、来週は大きな下振れが無い限り12月高値を更新できるかどうかが注目されます。

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