日経平均株価、上値が重く短期的に弱含む動きに(2019年12月20日)
<2019年12月26日、追記>(17:40)
・2019年12月26日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。
昨日10月10日を起点とするトレンドラインを割り込んだ株価は、トレンドラインの上を回復してきました。
これによりトレンドラインは消滅し、株価の動きは12月20日安値23,746円もしくは窓の下限か上限を下値とするレンジに移行したと思われます。
<2019年12月25日、追記>(15:20)
・2019年12月25日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。
10月10日安値を起点とするトレンドラインを割り込み、上昇の気配も乏しく弱含んできました。
クリスマス休暇等の要因も絡み出来高が日々減少しています。
目先、12月13日に空けた窓の上下の価格や25MA、そしてロアーチャネルラインがサポートとして意識されそうです。
<2019年12月24日、追記>(15:30)
今週も小幅な動きが続いています。
株価は10月10日安値を起点とするトレンドラインに接近してきました。
僅かな下げで下値支持線としてのラインを割り込みそうですが、一時的に25MA付近まで調整がありそうです。
様子見状態が続きます。
短期的な調整局面入りか(15:45)
・2019年12月20日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。
17日に高値を更新したものの、その後は小幅な反落が続いています。
上値の重さが感じられます。
移動平均線は75MAと200MAの傾きは変わらず上向きです。
25MAは僅かに上向きですが、来週は応答水準との関係から株価が上昇することがなければ、横ばいもしくはやや下向きに転じてきます。
株価が高値を更新せず、大きく崩れることが無ければ上向きの75MAに対して25MAが自ら接近していくので、2本の移動平均線は収束していきます。
この状態は複数線の関係から短期的な調整を意味します。
ある程度収束した後に株価が上昇に転じると、25MAは次第に上向きになり、株価の上昇に伴い2本の移動平均線は発散方向に向かうことになります。
但し、上昇中の調整局面と言えども、そのままトレンドが転換してしまう可能性もあります。
8月26日安値20,173円を起点とするトレンドラインを割り込むと、今の中期長期の上昇トレンドは弱含み、株価は75MAをサポートとして意識する動きになります。
この状況では横ばいの75MAに対して、下を向いた25MAがデットクロスすると中期的なトレンドも終わる可能性が出てきますので慎重に見ていく必要があります。
・収束後に再上昇するイメージが以下のチャートです。
・収束後にそのまま崩れるイメージは以下のチャートです。
・一方で、日足チャートが短期的な調整局面ですが週足、月足チャートのトレンドは上昇継続です。
週足、月足ともにボリンジャーバンドは発散し、株価は+2σに沿って上昇し勢いの強さを示しています。
このことから日足ベースで短期的に崩れることがあっても、再上昇の可能性は高いと考えられます。
・エリオット波動の観点から株価が11月8日高値を上抜けたことで、上昇第5波はエンディング・ダイアゴナルを形成している可能性が考えられます。
ダイアゴナルの下値支持線となるラインがまだ確定的ではありませんが、10月の反落と11月の反落の値幅が徐々に小さくなってきていることから、下値支持線をサポートにして早期に反発することも考えられます。
もし、下方ブレイクした場合にはダイアゴナルのスタート付近である23,000円付近、もしくは75MA付近まで調整があるかもしれません。
一方で、12月17日高値を更新する動きになれば、上値抵抗線を上抜けるかにも注目です。
そうなると、このダイアゴナルは否定されることになります。
・一目均衡表は基準線が横ばいではあるのものの三役は好転している状態で、特に目立った観点はありません。
・また、先週からの膠着を抜け出した6本のろうそく足がアイランド状態になっています。
株価がストンと落ちてアイランドリバーサルとなった場合には、相場が変化する可能性が高いので注意が必要です。
来週は外国人投資家のクリスマス休暇、大納会、年末年始の休暇が絡んでくるので特にリスクに対する備えが要りそうです。