日経平均株価、株価は日柄調整で横ばいに推移(2019年12月6日)

<2019年12月12日、追記>(15:00)

・2019年12月12日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。

ボリンジャーバンドの収束が極まった状態になってきました。

そろそろ動きがありそうで、11月21日安値を起点とする下値支持線に加え、25MAも同水準に位置していることから、これを下回る動きには注意が要りそうです。

上方ブレイク、下方ブレイクを見据えて今夜の日経225先物動きには注目です。

 

<2019年12月11日、追記>(7:30)

・2019年12月11日、引け後の日経225先物の5分足チャートです。

夜間の日経225先物の動きですが、5分足で見るとチャネルラインに従った安定して動きを見せています。

200円程度の下落と上昇がありましたが、日足的には十字線となり依然として方向感が見えない状況でした。

 

<2019年12月10日、追記>(15:30)

・2019年12月10日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。

今週も小幅な動きで特に目立った値動きはありません。

ボリンジャーバンドの収束が更に進み株価は煮詰まってきています。

レンジを上方もしくは下方にブレイクするのを待つだけの状況です。

 

更なるボラティリティの低下でブレイク待ち

・2019年12月6日、引け後の日経平均株価の日足チャートです。

株価は11月8日をピークに、23,600円の水準を上値抵抗、23,000円付近を下値支持とするレンジで小幅な動きが続いています。

移動平均線は75MAと200MAの傾きが更に大きくなり中長期的に強い上昇トレンドは継続中です。

一方で25MAが横ばいになってきているので短期的に値幅を伴わない日柄調整局面に入っています。

このまま株価がレンジ内で横ばいに推移する動きが続くと、横向きの25MAは上向きの75MAに対して次第に収束していきます。

複数線の関係からある程度収束が進み、株価が上方に動くと調整局面が終わり、中期長期のトレンドに従い上昇トレンドが再開することになります。

 

・ラインの観点では、株価は下値支持線を次々に割り込み上昇トレンドのペースが鈍化しています。

この動きをエリオット波動の観点からみると、現在は第3波の修正波である第4波となり、上記レンジ内で推移するフラットコレクションを形成している状況です。
ヒゲを含めると安値を切り上げていることから「より強いフラットコレクション」とみられます。

今後、上限となる23,600円の水準を上回ると第5波として上昇の再開となります。

・あるいは、短期中期のコンティニュエーションフォーメーションである上昇ペナントともみられます。

上昇ペナントである場合、10月から急激に上昇したことに加え、11月後半からの動きが高値を切り下げ安値を切り上げる形の三角形であること、そして安値が10月の上昇の半値以上で下げ止まっていることから、上方ブレイクすると上昇トレンドが再開される可能性が高くなります。

これらのことから、上昇トレンドが再開する可能性の方が強そうですが、上方ブレイクを確認してから判断することになります。

その場合、上値メドは前回記載したエリオット波動のフィボナッチ数から算出される値も想定されますが、昨年1月と10月高値を結ぶラインを延長した価格が考えられます。

 

・一方で8月26日安値を起点とするトレンドラインが下値支持線として23,000円付近に位置しています。

日々ラインの価格は切り上がり来週はレンジの下限と同じ価格水準になり、心理的にも23,000円はサポートの節目として意識されやすいので、強いサポートとなる一方、下方ブレイクすると75MA付近まで調整する可能性がありそうです。

目先は、10月10日安値を起点として12月4日安値を通過する下値支持線に支えられるかどうかに注目です。

 

・さて、株価が小動きで横ばいに推移していることでボラティリティが低下し、ボリンジャーバンドの収束が急速に進んでいます。

ボリンジャーバンドの収束は株価が大きく動く予兆となるので、上方もしくは下方にブレイクすると、ブレイクした方向に株価が大きく動く可能性が高まっています。

但し、ブレイクを確認してからでないと方向は分かりません。

現在の株価と移動平均線の位置関係、そしてボリンジャーバンドの収束具合は、2017年12月頃と3月頃のチャートとよく似ています。

2017年3月頃は反落したものの、200MAが上昇トレンドであったために再上昇しました。
2017年12月は素直にトレンドに従って上方ブレイクしました。

来週以降、ボリンジャーバンドの±2σのブレイクをシグナルに、買い目線、売り目線の両方に備えておく必要がありそうです。
特に日経225先物や日経平均株価に連動性が高い個別銘柄の場合、双方向に構えるスタンスが有効です。

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